澤村御影のレビュー一覧
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まさかの夏樹さん登場
前作のEXを読んでいて良かったです。じゃなかったら夏樹さん?だれ?て感じでした。
他にもちょいちょいEXネタが出てきたので、読んでおくと理解が深まると思います。
高槻先生と尚哉くんの関係にまた少し変化が生じたような巻でした。
人と意識しながら境界線上を歩く二人は、どういった関係に行きつき、どんな未来が待っているんでしょうね。
個人的には高槻先生と遠山さんが真逆のタイプで、尚哉くんが先に出会ったのが高槻先生で本当に良かったと思います。 -
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面白い
最近、推察ものにはまっています。イケメンなのはさらに良い。子供のころの体験、それがいったいなんなのか知りたくても
人に話せない。そんな大学生の前に現れたイケメン准教授。年齢層もとてもいいし、浮世離れしているところもとてもいい。
あとは毎回推察するものの内容次第なんですが。子供のころの体験を高槻先生に話すまでは時間が必要なのかもしれませんが
大きな展開にはならないと推察します。 -
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話の理解を少し掘り下げる小話
わんこくんのわんこな話…かと思ったらわんこの話でした。
ですよね、尚哉くんが高槻先生にデレるはずないですよね。高槻先生への塩対応を見て、なおさら思いました。
でもうっかり泣いてしまいました。尚哉くんのつらい時期を支えたゴールデンレトリーバーの話(別れ込)。泣くよ。
高槻先生が語る、尚哉くんの話を少し聞けたので良かったです。基本的に腹の中を明かさない人だから、この人を視点にしないとわからないこと多いんですよね。
そしてやっぱりずるい大人だった(笑) いや、この人も呪いに取り憑かれてる人だから、狙いを達成するためならどんな非人道的なことでもやっちゃうんだろうなあ。
でもこの人が周りの人達を好きな -
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キャラクターが魅力的
主人公?が変人の話はあまり読んだことがないなと思いいたり、尚哉くんがピンチに陥ったら変人もとい高槻先生はどう対処するんだろうと思っていたら…。
ここでずるい大人の顔が出ましたね!
そう来るか!
高槻先生シリーズはキャラクターが魅力的ですね。何だかんだどんどん読んでいっちゃう。
そしてどんどん高槻先生にはまっていっちゃう。 -
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まさかの方向性
怪異と聞けば幽霊を思い浮かべるけれども、この話は妖怪とか実体のある生き物系で本物が出てくるのね!?
ちょっと意外な方向性で驚いてしまいました。
まあ高槻先生も尚哉くんも霊感はないから、進む方向はそっちになるんでしょうかね。
これまで本物の幽霊ものも出てきましたが、人魚のインパクトが強すぎました…。
高槻先生も実体ある系っぽいし…。これからバトルするんですかね…。 -
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怪異譚と言いつつ人情もの
怪異を探している話なので基本怪異じゃない。そういうのを求めている方は興味の対象外だろうと思います。
わかりやすく孤独な大学生の尚哉くんと、ゴールデンレトリーバーのようで根底に深い闇を抱えた高槻先生との絆を育む人情もの。もしくは異界でなく人間界に留まるために足掻く話ですかね。
高槻先生が怪異を解釈する話は興味深いですが、二巻まで読んでみるとこれは二人の心の成長を促す人情ものと思いました。個人的には好みです。
ただ、二巻の一つ目の話がどうにも単純過ぎて。ご挨拶の一つ目としてももう少し捻って欲しかったという意味で星4です。 -
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高槻先生の考え方がおもしろい
怪異は理由がわからないから怖い、現象に解釈を付けることで怪異になる、など高槻先生の考え方はおもしろくて、どんどんページをめくっちゃいました。
高槻先生は子供でもあるけど大人だし、優しいだけじゃなくて懐が深くて恨みや憎しみもある、いろんな一面を持った魅力的なキャラクターだと思います。
深町くんの冷たく高槻先生をあしらう感じも楽しいですし、キャラクターが好きだとその話自体も好きになっちゃうんだなと実感しました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ深町くんにとって、青和大で初めて経験する秋学期試験。その最終日となる2月1日から3巻はスタートする。
第一章の『不幸の手紙と呪いの暗号』は、暗号解読が含まれるなどそのミステリー感にワクワクさせられた。後味が悪くなる感じが一つもなく、シリーズにしては珍しく爽やかな読後感を抱いたものの、事件の結末が切なく胸に刺さる。ただ、このエピソードは第二章へ続く重要な布石となっていた。
第二章『鬼を祀る家』が、この3巻の肝と言えるべき存在なのではないだろうか。その後の春休み(と言っても極寒の2月)に、高槻・深町・佐々倉で瑠衣子の親が営むペンションに滞在し、鬼の洞窟を目指すところから事件へと踏み込んでいく。その