西岡壱誠のレビュー一覧
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現役の東大生の書いた本。
言われたことをやるだけなら機会やAIに任せておけばいい現代において、自分の意見を持つことの重要性については改めて強調するまでもない。
ではその自分の意見を持つ力=思考力、判断力、表現力を養うのにどのような工夫がいるのかという話。
意見を構成するには4つの要素、①事実、②問題、③自分、④提案がある。①のために出来事、数字、感情の観点から現状サーチし、②のために悩みの分化、価値基準、感想の多様化の観点からひとりブレストし、③のために立場、価値観、感情の観点から自分色作りし、④のために推奨、改善、切り捨て/代替の観点から意見を組み立てる。 -
Posted by ブクログ
筆者は現役の東大生。
東大の国語の問題を解くために必要なスキルは、作文スキルとして役に立つ。
東大に受かる人はどのような作文を意識しているか、という観点で書かれた本。
要旨は
・文章の目的を決める。
・目的に沿った『主張の型』を決める。
「感情型」、「共有型」、「要望型」、「継承型」
→読者にどうなって欲しいのか。
・読者との距離感によって、どのように読者を導くかのルート『文章の型』を決める。
「同格型」「因果型」「対比型」
・読者との距離を確かめる
上下横 → 横の位置が読者が一番理解する
・文章が論理でつながっていること。
要素として、なるほどと思うことも多く、内容 -
Posted by ブクログ
歴代東大合格者ゼロの無名校でビリ、その後2浪して東大合格をつかんだという、現役東大生の著者。
2浪の崖っぷちを救ったのは、読解力と思考力を鍛えたからだったという。
東大こと東京大学では、授業で本の感想をディスカッションしたり、授業以外でも、本の内容について話題になることもしばしば。
そのためには、課題として出される本はもちろん、みんなが読んでいる本、その分野の他の本も多読する生徒も多い。
もちろん、本は全く読まないという生徒もいるようだが、これまでに印象に残った本というのはあって、インタビューすると誰もが楽しそうに本について語る。読書を楽しんでいるように感じる。
この『東大生の本棚』では