pon-marshのレビュー一覧
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かなりや荘浪漫シリーズ第二弾。
周りの期待と本人の納得と、何かを作るというのは難しいですね。
好きなものだけ作っていればいい趣味とは違う。
お金をもらう、仕事にするとは、そういうこと。
そして友人でありライバルという存在はいいですね。
敵だけど仲間みたいな。
お互い良い刺激を与えられる関係って、仕事において、ものすごく大きなモチベーションになりそう。
いたことないので羨ましいです。
後半は、夜逃げした茜音のお母さんの話。
とても弱い人なのはわかるけど、どんな事情があれ、黙って子どもを捨てるのは理解に苦しむ。
想ってるからこそと言われても、残される側の気持ちを本当には考えてないだろうと。
でも、ラストはぐっとくるものがありました。 -
Posted by ブクログ
【感想】
・お話そのものは悪うないと思うたんやけど。
・完成品だけでもええから折り紙のイラストとかあってほしかったかな。詳しくないのでどんなもんかよくわからんかった。
・妙に読みにくい文章やなあとまず思った。状況もわかりにくい。そのせいでなかなか入り込めなかった。何事も唐突な感じなんかな。
【一行目】
初めに冬が終わった。
【内容】
・漱也は蒼い瞳の美少女が主をする、この世とあの世の中間にある折紙堂でアルバイトすることになった。
・担任である厳しい羽根川先生は化け狸を探していた。
・離れ森で妖怪たちにもめげず夜営している女子高生は母親に聞きたいことがあった。
・亡くなった祖母を慕う、蕎麦屋の娘は祖母が大切にしていた鍵に合う鍵穴を探していた。
・漱也の母が訪ねてきて不幸の原因は祖父だと言う。
▼折紙堂についての簡単なメモ
【蒼生/あお】折紙堂の主。見た目は童女。瞳は空のような蒼色だが折紙堂から出られないらしく、常に夕暮れなので青空を見たことがない。
【茜辺原/あかねべはら】この世とあの世の境界にあり常に逢魔が刻。
【暁之介/あきのすけ】榊暁之介。級友。サーファーっぽいナリだが影繪神社の跡取り息子。すぐ酒を呑もうとする。
【市ヶ谷日向/いちがや・ひなた】社会人学生。二十九歳。入院していた雛形灯子に折り紙を薦めた。イラストレーターをめざしている。
【折紙堂】茜辺原にある。妖怪たちの起こす面倒事を解決する。
【影繪町/かげえちょう】東京近県にあるベッドタウン。
【一成/かずなり】久世一成。級友。造り酒屋の若旦那。暁乃介とは幼馴染み。
【久世一成/くぜ・かずなり】→一成
【源之助/げんのすけ】漱也の祖父。板金職人。老人扱いされているが還暦を迎えたところのようなので今のご時世を鑑みるとまだ老人ではないだろう。
【清川庵/せがわあん】大正創業の蕎麦屋。ご近所御用達。
【清川千晴/せがわ・ちはる】漱也のクラスメート。一成の遠縁。吹奏楽部副部長。
【清川八千代/せがわ・やちよ】千晴の祖母。いろいろ世話をしてくれた。
【榊暁乃介/さかき・あきのすけ】→暁之介
【早冬志鶴/さとう・しづる】漱也の母。
【早冬漱也/さとう・そうや】→漱也
【漱也/そうや】早冬漱也(さとう・そうや)。主人公。高校生。離れ森の折紙堂でアルバイトをすることになる。
【侘美/たくみ】三縞侘美。漱也の友人。柴犬似の童顔。サッカー部。
【離れ森】影繪町北西にある六百メートル程度の山。禁足地。
【羽根川聡人/はねかわ】学級担任。きびしい。化け狸を探している?
【雛形陽帆/ひながた・あきほ】灯子の母。大手企業の管理職。亡くなった夫とは大学の折り紙サークルで知り合った。
【雛形一陽/ひながた・いちや】灯子の兄。亡くなったそうだ。
【雛形灯子/ひながた・とうこ】家出中の女子高生。離れ森にテントを張って夜営している。妖怪たちが脅しても返り討ちにあう。父は亡くなっているがフリーイラストレーターだった。母は大手企業の管理職。母と市ヶ谷日向との間に何らかの軋轢があるらしく、それがどんなことか教えてもらうために強行手段に出た。
【三縞侘美/みしま・たくみ】→侘美
【吉澤章/よしざわ・あきら】折り紙界の第一人者。実在の人物。亡くなられているようだ。現代折り紙の父と呼ばれているそうだ。 -
Posted by ブクログ
祖父と二人暮らしの高校生の漱也は顔が真っ黒なお化けと遭遇したことをきっかけに、あやかしの世とこの世の狭間「茜辺原」に迷い込む
あやかしと人間の問題を解決する「折紙堂」の店員蒼生の提案によりバイトすることになるお話
茜辺原は常に夕方で青空は見えない
蒼生の目は青空のような色で、漱也の記憶では昔何か会ったように思えるが思い出せない状況
真っ黒なお化けの他、人の悩みを解決するために行動する漱也
日常の謎だし、人情系の話もあるのにそんなに面白いとは思えなかった
全部読んだ後も「どんな話だっけ?」と記憶にあまり残っていない
読むのに時間がかかったわけでもないのにね
なんとも不思議な読後感
まるで自分が茜辺原で経験したかのよう
友人たちのキャラも面白そうだし、続編あるのかな?
ま、続編を読むとしてももう一度この本を読み返さないと思い出せない気がする -
Posted by ブクログ
ネタバレ柊先生の気持ちがびっくりするほど伝わっていなくて、不憫すぎて涙が出た。
高校生が見ても分かる想いを、向けられている本人だけが気付いていないという。
それ故に、度々盛大にすれ違っていて、主人公に何度ツッコミを入れたくなったことか。
危うく主人公が自覚ないまま、柊先生にとどめを刺すところだった。
いや、十分に重傷レベルだったかな。
蘇生が早くて助かったけど。
(代わりに先生が赤っ恥をかいた……不憫)
柊先生が「ゲイ」発言をしてまで女子高生を避けているのは過去に何かあったなと思っていたら、案の定な展開が。
犯人は割と分かりやすかったが、どう言いくるめるのかと思ったら、流石家庭科の先生。
この話に限らず、登場人物の心を解すのは、問題解決へのきっかけとなるのは、柊先生の料理。
料理男子、これでフラれる訳がない(のに伝わらない……不憫)
折角の料理話ではあるけれど、味や料理のポイント描写はあっても、細かい調理の描写がほぼないのが、ちょっと寂しくもあり。
気付いたら料理が出てくる感じなので、もう少し調理の描写も欲しかったなと思う。
出てくる料理はどれも美味しそうだったが。
特にポトフは味付けがちょっと意外だった。
主人公もベタ褒めしている柊先生。
自分の恋だけどうも上手くいっていないけれど、最後にやっと想いが通じるか?
……と思わせておいての、この話の癒しマスコットキャラの突撃。
先生は最後の最後まで不憫だった。
どうか彼に救いの手を。
(まあフラれないフラグは主人公自らが立ててくれたので大丈夫かな) -
Posted by ブクログ
就職が上手くいかず、お金も底が見えてきた焦る璃子。神頼みに訪ねた神社で、璃子は不思議な声を聞き、目の前には美青年が立っていた。
マイペースな神様とそのしもべたちに流されて、神様の経営する旅館の若女将として働くことになった璃子。自分に自信が持てないながらも、働き口を失わないように、一生懸命はたらく。
まかない担当にも抜てきされ、自分の料理でみんなの笑顔が見られることに、働きがいを感じていく。
現世の世知辛さから目を背けたい時に読むと、神のご加護を受けている璃子が羨ましくなるが、現実逃避できるのも確か。
いいなー、うらやましいなーと思いながら読み始めて、最後には自分のやりたいことを見つけられた璃子に追いつこう!と思えるお仕事ファンタジー小説でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレそんな周囲の人たちがボロクソ言うほど彼って評価低い奴かなと、読んでいて少し同情を覚えた。
酒造りに一途なあまり、言葉が足りなかったり、想いが汲めない部分もあるにはあるが、女性にだらしない訳でもないし、人でなしでもないし、ただただ酒オタクなだけな気がする。
周りが(特に女性が)勝手に彼に近づいて、やらかして、そのせいで彼が誤解を受けている被害者のように思えた。
そんな中で、彼の(周囲から見れば)ダメな部分を受け入れてくれる女性と言うのは救いだっただろう。
京都の古民家大好き。
彼の見てくれに惹かれた訳でもない。
契約結婚なのに、しっかり役目を果たそうとしている。
ええ子やん。
本当にいい拾い物をしたな、すぐるさん。
新酒に彼女の名前を付けたり、彼女といると落ち着くと言いつつも「犬に似てるから」なんてツンデレなことを言い出す彼が最終的には可愛く思えるという。
結局契約結婚は続行ということらしいが、契約が契約でなくなる日も近そうな気がする。
無事に立て直しを達成した酒造のこれからの発展を心から祈る。
作中のお酒の描写が美味しそうで美味しそうで、あんまり飲めないくせに気になりました。
お取り寄せできないのか、このお酒は…… -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第3弾。あっという間に読めてしまう、それがいい、そんなシリーズです。
新キャラクター、女性配達員筒井さんは、さっぱりしていて線引きがきちんとできる人。相手のミスに対しても、自分のミスに対しても、なあなあにすることはありません。うーん、かっこいい。
もう一人の新キャラクター、荻野くん。
仕事って、働くって、なんだろう、と彼を通して改めて考えました。
仕事を楽しむということは、やるべきことをきちんとやったうえで、楽しみを見出すということだ、と先述の筒井さんが教えてくれました。
彼がもう一度戻って来てくれてよかった。もちろん、小説だから、というのはありますが、小説ぐらい夢を見させてほしいものです。
気になる点が二点。
一点め。
ここは、読点では?という箇所が句点になっていることがしばしばありました。いやいや、句点で合っています!と言われればそれまでですが…。「、」が「。」になるだけで、かなり読みづらかったです。「、」と「。」のもつ力ってすごいんだな、なんてことを考えてしまいました。
二点め。
裏表紙に書かれているあらすじがしっくりきません。
「〜筒井美郷は、気が強く、周囲をハラハラさせてばかり。フォローにまわる主人公・秋宏は、彼女が親子二代の配達員と知り、興味を抱き始めるが──。」
周囲をハラハラ?
フォローにまわる?
親子二代のことに興味を抱く?
そんな描写があったでしょうか。
特に、二代目の話については、この巻のサブタイトルにもなっていますが、そこまで強いエピソードだとは思いませんでした。
たしか、前回も同じようなことを思ったはず。このあらすじを読んで本を手に取った人は、話が違う、と思う気がします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ安心して読める、日常系の話です。
「そのあとが大事」は、分かるー!と思って読みました。若いうちは、謝ることは負けを宣言することのような気がしていました。しかし、社会人生活も長くなり、謝ることの大切さが分かってきました。何をどう謝るのか。自分個人としてではなく、一会社の者として、ある部分に関して謝る。秋宏くんが何度も言うように、気を付けていてもミスや間違いはあるのだから。大事なのは、その後ですね。
嬉しかったのは、宮島大地くんが出てきたこと。中学生時代ですが。そこでようやく、「あ!みつば!」と気づきました。もしかしたら、「ホケツ!」の方に郵便屋さんが出ていたかもしれません。好きな話だったから、そちらをもう一度読んでみようかと思いました。