pon-marshのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ仕事に悩む主人公が、ある日見つけた文具屋さん。
ノートとペンを買ったら物語を書いてくれるという
すごいサービスです。
読んでみたい、とは思うものの、自分が『主人公』なので
色々と自分を語らなければならないのが大変そうです。
1話1話違う人の視点かと思ったら、最初に登場した
小学校の先生のまま。
主人公、中学生、小説家、卸先、男子高校生、と
色々な人の依頼と、かかわる事によって変わっていく
店の主人たる青年。
青年と主人公の関係を、小説家が語っていましたが
一応、そうはならず、どうにかなったような最後?w
人の中に入ったかのような状態なので
ひんやりとした感じもありますが、最後には
ほんわ -
Posted by ブクログ
シリーズ第三作。
今回は女性配達員と、大学生のアルバイト配達員が新メンバーとして加わる。
女性配達員の美郷は気が強く物怖じしない。集配先の会社からクレームがあっても聞いている秋宏がハラハラするほどはっきりと応対する。
一方のアルバイト荻野は覚えがよく慎重に仕事に取り組むが、割り切りが早い。
郵便ハガキだとわずか60円ほどで全国配達してくれる。封書でも普通郵便なら数百円。
雨による多少の滲みや仕分け中のちょっとした破れ折れなどは許容範囲だろう。
だがそのハガキや手紙にどんな思いが込められているのか、出す人受けとる人にとってどれほど大切なものかは分からない。
あまりに一つ一つを丁寧に慎重に扱っ -
Posted by ブクログ
シリーズ第二作。
郵便配達員・平本秋宏の日常を描く。
新人が入ってきて、新しい配達員もやって来る。
配達のトラブルも色々ある。個人間のやり取りなら「そんなことしていない!」と強く言えるが、会社の看板を背負っている以上は下手なことは言えない。しかも今の時代、ちょっとした行き違いがとんでもない大問題になったりするし。
こういうお仕事は理不尽に叱られることもあるだろう。辛いけれど反省はして、聞き流すべきところは聞き流すしかない。
それでもこのシリーズはちゃんと後で救いがあるから良い。
理不尽に当たり散らす人だからと言って、それがその人のすべてだと思ってはいけない。なんにでも噛み付く付き合いづら -
Posted by ブクログ
かなりや荘浪漫、第2弾。
今回は物語が大きく進んだり、あるいはエピソードが完結するような訳ではなかったけど、次回展開していく為の準備がなされていると感じる一冊だった。
予告編のような感じで、次巻でお話が動き出すんだな、と誰でも感じることができる。
美月の好敵手にして親友である絵馬とその息子の登場や、絵馬の見出した新人作家や美月の後輩が見出した新人作家が名前だけ登場したりして、これから物語のキーパーソンになってきいそうな雰囲気でわくわく。
あとがきを見たら、新人さん達は茜音のライバルであり親友になっていくそうな…バラしちゃうの?そこ。
と、思いながらも、すでにそんな雰囲気は読めてますので -
Posted by ブクログ
ネタバレ前回は主人公・茜音を中心としたかなりや荘の物語で纏まっていて、それがとても温かい印象を受けたんですが、今回は風呂敷を広げる展開になってきて、しかも裏エピソード満載感たっぷりの新キャラがたくさん出てきてます。新キャラも茜には直接関係ない人ばかり。肝心の茜音は最初のシュークリームしか存在感がないのが残念です。彼女のもつキャラクターが魅力的なのに。
おまけに最初に退場したはずのお母さんが、えらく大盤振る舞いな感じで復活してきて、茜音とかなりや荘の物語に影を落としそうです。かなりや荘を書くなら正直言って要らないキャラクターだなと。
正直「誰の」「どこの」物語なのか、見えなくなってしまい残念です。