pon-marshのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小野寺さんの作品は、本当に何を読んでもホッとする。
本作に登場する片岡泉ちゃんは、他作品「みつばの泉ちゃん 」を先に読んでいたので会えたのも嬉しいし、同じシーンを別視点から読めたのも面白かった。
人気タレントの兄がいる郵便配達員の秋宏。
兄とは違って目立たない地味な郵便局員としての日常が描かれているんですが、配達先での小さな出会いや変化、密かに楽しんでいるジンクスなどに和みました。
町の住人とののんびりした交流がとてもいい。
個人的に共感ポイントが沢山でした。
ゆる~い気持ち、肩の力を抜いて読めて、リラックス出来るシリーズ。
そして何気ない日常が味わい深いものになる。
主人公・秋宏の朴訥とした人柄にも癒されました。
ちょっお疲れ気味のときに読みたくなる感じ。
小野寺さんの小説はリラックス効果あるなぁ。
『町は広いようで狭い。その狭いなかに人が集まっているのだから、よく見ればいろいろなことが起きている。(中略)町はぼくを飽きさせない。』 -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏芽視点でも稔視点でも相手に片想いしているという両片想い状態で続くので、まあもどかしいこと。
稔視点で夏芽への想いが先に描かれていたので、幼なじみの彼女が出てきても読み手としてはハラハラしなくて安心して読めたけれども。
引っ付くまで、本当にヤキモキさせられました。
無事に落ち着いてよかった。
夏芽のイラストレーターとしての夢に挫折しかかっていたところからの復活、そしてこの先何をしていくのか方向性を定める部分も描かれていて、いざ評価された時の怖さ、責任に押しつぶされそうな様などは同感できた。
誰でも一度は感じたことのある部分だと思うので。
そんなときに無条件に認めてくれる誰かがいることの心強さよ。
この話は一応薬膳が出てくるが、食べ物や飲み物による養生より稔の存在そのものが救いだったのではないかと。
途中、話したいことは結局何だったんだという元カレの登場にびっくりしつつ(夏芽の方はきっちり決別できた形だが、彼が何で話しかけてきたのかがよく分からなかったので)それでも絆はブレなかった主役二人。
この二人の相乗効果で、カフェはますます繁盛しそうだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ劇的に変わる事はなくとも、新しい気づきのきっかけになるのでは。
名言そのものに惹かれても良いし、好きな作家さんや有名人の言葉だから気になって響く、という事もあるだろう。
見開きで、右に名言 左に作者の見解がある というのが面白い。(共感出来たり、全く違った意見だったり)
・石川真理子氏 本を読めば何かを知るのは当たり前のこと。けれどそれは知っただけで、学んだとまでは言えない。
・よしもとばなな氏 止めることの出来ない時間は惜しむためだけでなく、美しい瞬間を次々に手に入れるために流れていく。
⇒惜しむばかりの自分には目から鱗
・國分巧一朗氏 同等の概念が失われた時、民主主義は自らに内在する欠陥を露呈する
⇒左見解を大分参照。レベルの低下は問題、自分の心の水準を上げなければ。。
・沢木耕太郎氏 ソロ(一人)で生きると、一人で道を覚え、選択するが、集団だと全体について考えない。同じ時間を生きているも濃さが違う。
⇒じっくり思い悩む事が減ってきた、サブスク時代。
・小川洋子氏 想像力でより遠くへ旅をするためには、むしろ何か制限がかかっている方がジャンプ力が出る。
⇒確かに何かあるほうが何故か捗る。。コロナのお家時間は本当に何もできず気力もなく。。
・假屋崎省吾氏 一生懸命に打ち込んだことっていうのはその人の栄養になるんですよ
⇒つい結果ばかり見てしまうけれど。。ナルホド。
・武田双雲氏 自分と違う価値観の人と接するのが、一番自分を成長させる
⇒でも、好きな人といる時間を犠牲にして、付き合うのはな~。。
・坂本龍一氏 社会を厳しく叱る人間がいなくなり、日本は少しつまらない国になったかもしれません
⇒個性を大事に、とか差別と区別がはき違えられたり。。難しい。。
・西原理恵子氏 学校は、いじめられてつらい思いをしてまで行くようなところじゃない。長い夏休みだと思って、欠席してください。そして、16歳まで生き延びてください。
⇒確かに20代へは30代の楽さを伝えたい。。14歳へは高校のクラス替えの緊張感が少しマシになることを伝えたい。。
・カズオ・イシグロ氏 私達の動機の多くは大人の理論などではなく、子供時代のそれそのままです。
⇒皆そうなのか!
・手塚治虫氏 進歩のみを目指して突っ走る科学技術が、どんなに深い亀裂や歪みを社会にもたらし、差別を生み、人間や生命あるものを無残に傷つけていくかを、描いたつもりです。
⇒チャップリンの独裁者のラストを思いだす。空港で電光掲示板無くした、とかなんか変な省エネになってるなぁとは時々思う。
・赤塚不二夫氏 懸命に夢を見て、その夢を紙の上に実際に描かなきゃいけない。
⇒思ったことがそのまま自動書記できたら。。って誰もが思うけれど、赤塚氏は順風満帆な生活スタイルでは無かったしなぁ。。1988年紫綬褒章の時のコメントか~。。