あらすじ
函館旧市街の外れ、坂の上の紅茶館「くじら亭」。人の心の動きを“匂い”で感じられる少女・彩は、同じ体質を持つ店主・怜二が営むその店で働く事に。やがて紅茶の香りに誘われ、不器用だけど優しい人々が訪れて――
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Posted by ブクログ
旅のお共として適当に借りた文庫本。いかにもラノベ。読んだ端から忘れていきそう。ミステリでもなかった。確かにどこにもミステリと書いてなかったけど。30過ぎの男一人暮らしのとこに高一の娘を下宿させようと思うかね。女子の班分け問題とか、私も嫌いだったなー。
物語は良いけど。
静かな北国の港町にある喫茶店を舞台に繰り広げられる女子高生の日常、という感じだろうか。舞台の描写はとても細やかで、温かな雰囲気も伝わってくる。
しかし校正の仕事なのか作者の仕事なのか、日本語が大変読みにくい。それどころかところどころ文法的に間違った使い方さえしていて、読んでいる途中何度もつまづいた。
物語の内容がとても繊細なものだけに、日本語のミスは致命的だと思う。