田村耕太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルはかなり強烈ですが、内容は意外と冷静で、「嫌な相手に勝つこと」よりも「自分を消耗させないこと」のほうが大事だということが書かれています。
仕事でも人間関係でも、正しさを証明しようとすると、相手より先に自分が疲れてしまうことがあります。
読んでいて、自分にも「そこまで相手に時間を使わなくてよかったな」と思い当たる場面がいくつも浮かびました。
相手を変えようとするより、自分のやるべきことに集中するという考え方は、年齢を重ねた今のほうが素直に納得できます。
勝たなくていい相手とは戦わないという発想はかなり実用的でした。
腹が立った時ほど反応する前に、「この人に自分の時間を使う価値があるのか」と考えたくなる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
地政学、というよりは、現在の国際状況から、世界の歴史、日本の歴史、地理に興味を持つようになったから手にした本。
久しぶりにかなりの重量、容量がある本で、なかなか読み進めれない感じだったけど、読み切れたことに満足感がある。
物理的な要件で世界の潮流、繰り返される歴史っていうのが起きてるってこと。
シーパワー、ランドパワー。それぞれの国でリーダーを自分がやったらどう対応するか、ロールプレイをしながら考えを深めていく。思いを馳せて、相手の立場で考えることから生まれる洞察。
まさか、永久凍土のために、8割も住めない地域とは思わなかったし、190もの民族がいるとか、14の国境を抱えてるとか、北方領土を日本に返してしまえばアメリカに基地をつくられてしまうかも?とか、、中国と台湾の問題とか、ロシアウクライナの問題とか、イラン中東とアメリカの問題とか、緊迫した国際関係。
原因を歴史を紐解きながらみていけるのは面白かった。
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Posted by ブクログ
過激なタイトルではあるが手に取りやすく、読みやすい本である。
読書の習慣がない人でも、漫画の後のまとめのような形で話が書いてあるので、とても読みやすい。
個人的には「『孫子の兵法書』以上」という作者の自負に反感を買った。
厳密に言うならば、戦いにおける敵と、味方の中にいる自分を引きずり下ろそうとする存在を敵と呼ぶのとでは、前提が全く違うに決まっているが、本人の自信の現れと捉えておくこととした。
さて、内容についてである。
漫画だけを読んでも「確かにこういう上司はよくいるねぇ~」という内容である。
ただ前提としては「若手の方に才能とやる気、センスがあり、それを上司やちょっと同僚のような方が邪魔をしてくる」というシチュエーションが必要である。
そもそも論で言うと、本人に能力がなく、上司に能力がある場合は、その限りではない。
あくまでも「自分自身には能力があるが、それを様々な意地悪を使って、邪魔をしてくる存在を敵と認識した場合」の話である。
上司は、思いついたことを好き勝手に言って振り回し、責任は誰かになすりつける。常に社長の顔色を伺い、出世を目指している。
先輩は、自分が目立ちたいけれど後から入ってきた若手社員に嫉妬し、上司にごまをする。
こうした立ち回りの相手に対して、まともに戦って、自分自身を傷つけ、無駄な労力を浪費するのではなく、やり方次第ではとてもうまくいく、ということが本書に書かれている。
こういう背景で会社において悩む人はもちろん多いと思われる。
そういう人のために敢えて「アホ」と明確に言うことによって「確かにそうだな」「こんなアホのために自分が犠牲になることもないな」と、一段高いところから眺めることで、落ち着きを戻させる効果がとても期待できる。
どうやらこれの書籍版もしっかりとあるようだが、ダイジェストとしては、とても良いのではないかと思う。
ありがたいことに、今はこうした立場にはないが、昔のサラリーマン時代を思い出すと、確かにこのような上司や先輩はいたような気がする。
ただ、私の場合は当時、それを意地悪と思わず「まだまだ私の仕事ができないから、それを指摘してきてくださっているんだ!」と信じて疑わなかった。 ただ時々「なぜこのような非効率な指示をするのだろうか?」とは思っていたが、新人だからこそ瑣末事に見える業務を効率よくこなしてこそ、意味があるのだとポジティブに捉えていた。
おかげさまで、圧倒的に雑用スピードが速くなり、業務遂行能力も増した。
もしその時に「上司をアホ」と思っていたら、今の私はないであろう。
「新入社員の私には足りないことだらけだ。そんな先輩や上司に意見をする前に、朝令暮改の指示をこなしてこその仕事なのだ!」
このようにとらえ行うことで、後程、社内では、圧倒的成績と実績を残せるまでになった。
後々に気づくと意地悪をしていたと思われる上司や先輩に対しては、今でも感謝している。
そのため、この本そのものに感化されて「確かにそうだな」というわけではなかったが、こうしたことで悩む人は多いのだろうし、胃潰瘍になり会社を恨むぐらいなら、このように「アホな上司」と割り切って、処世術としてやっていく方がよほど良い。
そういう意味では、人によって自分の人生を救う奇跡の書にもなるだろうという思いもある。
処世術の一環として、こうしたことに悩んでいる人で、本をほとんど読まないという人であっても、アドバイスとしては使える本だと感じる内容であった。 -
匿名
タイトルに共感して読んでみた。
理不尽な相手を避ける方法もある。しかし、戦わなければ得られないものもあるのが人生だ。だからといって正面からぶつかるのではなく、相手をうまく扱ったりして、自分の時間とエネルギーを守ることを戦略的に学べる一冊。
ただ、私にはあわなかった。結局は、相手は変えられないし、無理に付き合っていく必要もないと思う。自分は変えられる。叶えたいものがあるなら、自分の環境ごと理想を叶えられるよう他人なんか気にしてないで努力すればいい。よって星3. -
Posted by ブクログ
職場や人間関係における「アホ」との無駄な争いを避け、賢く立ち回る戦略を指南する自己啓発書です。
前半は学ぶところがあり、メモなどしながら読みましたが、10年前の本だからでしょうか、古き良き処世術の域を出ない印象で流し読みとなりました。
さて、自分の足を引っ張るアホな人に対して、すぐにリアクションしない・即答しないという「忍耐」を身につけよと本書では強調しています。
「ダメな人」とは「自分を見失う人」。【すぐに感情的になる人は未熟】。この言葉は肝に銘じます。
ポイントはメタ認知です。いかなる時も自分を俯瞰から眺めることを、本書では「幽体離脱」と表現しています。
そもそも多くのことは「理不尽」なもの。そんな状況でも「おもしろくなき世をおもしろく」高杉晋作マインドを持ち、前向きにいたいものです。 -
Posted by ブクログ
老いては子に従えと言う言葉の引用もあるが、毎日が学びである。AIをパートナーとして、職業を道楽化する。好奇心こそがもっとも大事。ルーティンも大事だが、そのルーティンを外す動きもまた大事。旅は、新しい気づきを与えてくれる。シンガポールの博物館も筆者は好きなのかもしれないが、日本やニューヨークの博物館に行くことで前向きに、新しいアイデアと出会えると、博物館を特出ししている。確かに、ナショナルギャラリーは素晴らしい。アートがもたらしてくれる刺激は本当に素晴らしい。
また、幾度となく出てくるケーススタディ、ロールプレイは、大前研一氏が課題として出すRTOCSの考え方そのものだ。もし、あなたが、、、だったらと言う仮定を置き、それをベースに思考を巡らしていく。なりきること、第三者となって自分を見ること、つまりは視点の切り替えがポイントである。
MBAまでは、筆者と同じく自費でとっているのだけれど、ここからはエグゼクティブMBAなど、世界最高峰の教育に触れていくこと、学ぶ続けることが大事だと言う点は本当に同意するところだ。学びを止めないことが、おそらく世界を変えるチャンスだからだ。彼のロジックは、人口増加、資本、生産性向上の掛け算がセオリーとなっている。生産性向上の部分がもっとも日本に欠けていて、教育、人材投資にチャンスがあろう。ネットワーキングとアイオープニング、視野拡大、に機会を持って成長していくこと。確率がセオリーではほぼ0%のことが起こるのが世界である。だからこそ、この0をゼロでなく、想像し、考える力が必要だ。未曾有の危機とはよく言ったものだが、それは起こるのである。日本は日本の芸風で勝負すべきで、そこに勝機があるというのが本書であった。 -
Posted by ブクログ
最近の情勢で地政学はとても大事だよねと思い読んでみた。いろいろ細かい事情は知れたけども、新たな視点などは得られなかった。今はウクライナ、次は台湾。そして日本に何があっても国連は助けてくれない。その辺はなんとなくニュース聞いてれば予想できます。
そして地政学でいずれ起こることはわかるけど、いつか起こるかはわからないそうです。なるほど。
もっと子供用の地政学の本、例えば「13歳からの地政学」でも、考え方としては同じものが得られるし、そっちの方がわかりやすいかもしれない。原子力潜水艦の話とか。
この一文は大事かと。
「平和という状態はバランス、つまり力の均衡状態でしかない。このことを我々は再認識しなければならない。この世は諸行無常である。つまり唯一不変なものは変化なのだ。変化する国際情勢をやがて必ず均衡状態を崩す。力の均衡状態が崩れた場所には、その均衡が再びどこかで取れるまで、非人道的な暴力が起こり続ける可能性がある。」
知ってたけど世の中に「正義」というものはない。太古からの弱肉強食は21世紀も変わらないのね。