田村耕太郎のレビュー一覧
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世界情勢を日本の立場から見るのではなく、その国の立場に立って、それぞれの出来事がなぜ起こるのかを考えることを推奨している。
単にプーチンや習近平氏の考え方を非難するのではなく、「もし自分がその立場だったら、同じ決断をする可能性があるのではないか」と考えることが大きな学びになった。どの国の決断にも、その国の歴史や地理、置かれている環境など、さまざまな背景がある。相手の立場に立って考えることで、世界で起きている出来事の見え方が大きく変わる。
また、各国のトップになったつもりで「自分ならどう決断するか」を考えるロールプレイングも興味深い。地政学を単なる知識として学ぶのではなく、自分で考える力を養うための学問として捉えられた一冊だった。 -
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ネタバレ本書を読んで、世界の見え方が変わった
国際ニュースにはあまり詳しくない私だが、この本を通じて「国家の行動には地理や歴史、安全保障上の事情がある」という視点を得た。単純な善悪ではなく、それぞれの国が置かれた環境から考えることの重要性を学んだ。
特に印象的だったのは、「自分がその国のトップならどう判断するか」という考え方だ。中国やアメリカ、ロシアの行動も、国家としての合理性を前提に見ると理解しやすくなる。もちろん理解と賛同は別だが、背景を知ることでニュースの見方が大きく変わった。
また、日本がエネルギーや食料を海外に依存している現実にも改めて気づかされた。地政学は遠い世界の話ではなく、日本の将来にも深く関わるテーマだと感じた。
この本は国際政治の知識だけでなく、物事を多面的に考える視点を与えてくれる一冊だった。 -
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ネタバレ*日本人は平和ボケしていると言われるが、まさしく自分も平和ボケしていたと痛感させられる本だった。
---世界で起こる戦争や人権弾圧などの悲惨な出来事を読み解く時に、感情や価値判断を一時脇に置いて、相手の立場になってその悲しい出来事が起こる理由を考えてみる思考訓練である。プーチン氏は狂っている、習近平氏は理解不能だ、バイデン氏はあてにならない、誰でも個人的な意見を持つことは素晴らしい。しかし、現実的に残念なことがこれ以上起きないようにするためには、条件反射的な対応ではなく、相手の立場に立ってなぜそういうことが起こるのかを考えることがとても大事だと思う。
---ウクライナ情勢を見れば明らかだろう。国際社会や国連は助けてくれない。日本は会社と違って引っ越せないのだ。日本国以外、我々日本人を守ってくれない。我々の隣国である超大国の場合、どこまでサポートしてくれるだろうか?
---「好調な時にこそ、国民や自分たちに痛みのあることをあえてやらないといけない。そのタイミングは今しかないよ」
---平和という状態はバランス、つまり力の均衡状態でしかない。このことを我々は再認識しなければならない。この世は諸行無常である。つまり唯一不変なものは変化なのだ。変化する国際情勢は、やがて必ず均衡状態を崩す。力の均衡状態が崩れた場所にはその均衡が再びどこかで取れるまで非人道的な暴力が起こり続ける可能性がある。均衡状態が崩れた場所はまずはヨーロッパであった。少なくともプーチン大統領には力の均衡状態が崩れているように映ったのだ。NATOの東方拡大と結束の脆弱さが、同時に恐怖と機会に思えたのだろう。国益と恐怖と名誉が入り混じる複雑な思いで、しかし、短期決戦への自信を持ってウクライナに乗り込んだ。
*批判をするだけでは持続的で現実的な平和や安定は作り出せない。もちろん、一部の権力者の独裁的で残忍な行動は許されるものではないが、その行動に至った背景を知れば、もっと自分も建設的な意見をもてるかもしれないと思った。
本書にWeb3という言葉が出てきて、少し調べた。個人主義すぎて、社会が逆に複雑化するのではないか、変化に戸惑う人も増える。もてる人がもっと得する社会じゃないか。お年寄りにきつい。みたいな風に感じてしまったが、この本を読み終えると、社会の変化についていく努力をしないと、今後この弱肉強食の世界で生き残っていけない、その努力はすべき、と思うようになった。
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こう言った本には必ず定義がある。
この本の場合「アホ」の定義だ。
定義 話が通じない人のことを指す。
なまじ人間の、かつ日本人の姿をしており、いい大人の顔つきをしているにも関わらず、言ってることが通じない人がいる。その人のことを「アホ」と呼ぶことにしている。
まるで「ぼぎわんが、来る」のぼぎわん本体である。対話しているかと思わせといて何も進展していない状態。こんなのに時間かけても意味ないよってことである。
アホが上司だった場合、話を合わせるなどしなくていい。アホさが分かるような仕事はしないから、必ずデタラメが出る。そこを手伝うだけでアホはすぐにあなたのことを「いい奴」だと思い込む。
アホが後輩だった場合、こいつの育成、修正に時間を取られることと会社のコストをはかりにかける。職場のリソースでいけるとしても、利益が過小なのであれば、上司に進言して部署を変えてもらいましょう。「ミスターチームリーダー」のように。
アホが同僚だった場合、殴りましょう。ええ。同い年でアホは容赦しなくていいです。 -
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齋藤シンさんの「世界秩序が変わるとき」を読んでから地政学に興味が湧き、タイトルに地政学の名を冠したこの本を手に取りました。
プーチンや習近平の意思決定について、日本にいる私たちにとっては道理に解せないことばかりだが、地政学は「彼らの立場に立ったときのロールプレイングゲーム」をしてみたら世界はどう見えるか?という立場に立たせてくれる。ロシアを例にとると広大な土地のうち8割は人が住めず、14の国と国境を面しており、190の少数民族が国内にいて、冬は凍って使えない港も多くある。例えるなら大規模な屋敷でいろんな窓や扉があって防犯しきれないし、使用人は多様で価値観も違う人ばかりと言った状況。この視点の転換を前提に、地球上の国をざっくり横断的に見ていく本書は新しいものの考え方をくれた。
興味惹かれる話がたくさんあったが、特に北極の氷が溶け始め北極海ルートで物流ができるようになると各国はどんなアクションを取るか?といった思考実験や、資本主義と強権主義は地理によって決まる傾向にあること、ドバイは地理的制約を超えてデジタルで地政学の原則を乗り越えるかもしれないこと、人類が国同士弱肉強食を繰り返すのを止めるには共通敵である気候変動が深刻になるタイミングではないか?という問いなどが頭に残った。
当たり前だが「国は引っ越せない」。日本人として日本に生まれた私は今まで真剣に海外移住を考えたこともないし、この本を読んで日本のポジションの危機感も理解したけどそれでも脱出しようとは感じなかった。ただもし世界の動向が変わった時、どう考えるべきかが迫られた時の思考の拠り所になる防衛ツールを手に入れた気がする。 -
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「学ぶことは、人生を主体的に生きるための行為である」
本書は、「なぜ人は学ぶのか」という問いを真正面から扱った一冊である。受験や資格、就職といった外的な目的のためではなく、人が学び続ける意味そのものを問い直している。
著者は、学ぶことの本質を「世界を理解する力を持つこと」だと捉える。人は何も知らないままでも生きていくことはできる。しかし、社会の構造や歴史、思想、経済の仕組みを知らないままでいると、自分の置かれている状況を正しく理解することができない。結果として、与えられた環境や価値観に無自覚に従うだけの存在になってしまう。
学ぶことは、単に知識を増やすことではない。
世界の見方を手に入れることであり、自分の人生を他人任せにしないための手段でもある。
また、本書では「学び」を学生時代に限定されたものとして捉えることの危うさにも触れている。社会に出てからこそ、自分は何を知らないのかが見えてくる。そこから主体的に学び続けることが、人としての成熟や思考の深さにつながっていく。
印象的だったのは、学ぶかどうかは能力の問題ではなく、姿勢の問題だという指摘である。どれだけ情報が溢れている時代でも、自ら問いを持ち、知ろうとする姿勢がなければ知識は自分のものにはならない。
学ぶことは義務ではない。
しかし、学ばないままでいることは、自分の可能性を自ら閉ざすことでもある。
なぜ学ぶのか。
その問いを改めて自分に投げ返してくる一冊だった。 -
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田村さんの地政学の本が面白かったのでこちらも読んでみました。
少し話が重複するところもあったけれど、
こちらではより、田村さんが出会ったきた人々にフォーカスした記載があり面白かった!
特に第五章の「好奇心こそ、我々の生きるエンジン」に今の私にとっての学びが多く、
30代に入ってから新しい刺激を避けていたり、想定外のハプニングを嫌がってる節があることに気付いた。
もう20代でいろんな経験したし、疲れるの嫌だから
と思ってたけど、この本を読んで、なんて勘違いをしてたんだろうという気になった。
人間は一生学び続けられるのだから、そう思うと30代なんてまだまだ人生前半だなと。
「やったことを後悔する」のは一先ず忘れて、好奇心を持って広い世界を貪欲に吸収しにいこうと思う。 -
Posted by ブクログ
この本を読んで職場の人間関係であまり悩むことがなくなりました。著者に感謝しています。
職場の同僚、上司の言動に酷く悩んでいたところに目に止まった本でした。そういう方のためにある本です。
正義が勝つということはない現実を受け入れ、アホとは無駄に戦わず、自分の大切な人生をより良く生きようという主旨。
私の周囲の人々にも相談してきましたが、本書で言われていることと同じことを言う人もいました。
アホな方々にエネルギーを割くのは自分にとってムダになります。一つの答えだと思います。
本書を参考にスマートにやりすごすし、人生の本質をよく考えることをおすすめします。
アホが〜というタイトルではありますが、中盤以降、相手を卑下、敵対視するのではなく、うまい捉え方や生き方が書かれていて参考になりました。
後半は筆者の政治家時代の経験談が多くなりますが、それはそれで普段伺い知れない世界を知ることができて勉強になりました。
関連している孫氏の兵法も読みたくなった。