田村耕太郎のレビュー一覧
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ネタバレ地政学を考えるにあたり重要な6つのポイント。
気候、周辺国、民族性、産業、歴史、統治体系
相手国の立場で物事を考える、ロールプレイングをすることで見えることがある。一般的には子供でも大人でも、他国の動きを日本からの目線でしか見られていない。
ヨーロッパの国々が隣国の動きを見るのとは、我々のとは少し違いがあるのか?
マッキンダーのシーパワーとランドパワー、以前読んだ本の通り、
ランドパワーをつけてからシーパワー国を目指す。島国が飛地の他国を統治下に置き続けるのは難しい。
チョークポイントを抑えるアメリカは世界最強である。沖縄の米国基地は最大規模、沖縄からは長距離ミサイルで狙える範囲が広い。中 -
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ネタバレシーパワーとランドパワー
・日本はアメリカはシーパワー。シーパワーは責められにくい。だからこそ諸外国との貿易・交渉を広げていく。
・中国は現在はランドパワー。シーパワーが欲しい。尖閣諸島や台湾を占有できれば、南シナ海に自由に出入りしやすくなる。
・今は核兵器を保持しておけば良い?
違う、どこに核兵器を置いているかがバレると、その場所を攻撃されたら終わる。なので、深海を移動する原子力潜水艦内に置いておくのがベター。アメリカは深海を持っているので、核を攻撃される心配がないが、中国は東シナ海のような浅瀬しか持っていないので、深海の尖閣諸島周辺が欲しい。
中国には、騎馬民族対応が求められる。内政や騎 -
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ありママさんの本棚から
近年注目を集める「地政学」です
前提条件として、こういう学問的お話って面白いのよ、自分が理解さえできればね
なので「分かりやすい」って時点でもう勝ち確なのよ
そして本書はでら分かりやすかったです
つまりでら面白かったいうことやな
もうページをめくる毎に「うわー確かにー」「いやー知らんかったー」が押し寄せてきて、頭の上の電球がつきまくりです
ピコンピコン、ピコンピコンやかましわ!( ゚д゚ )クワッ!!
特になるほど〜と思ったことが2点(ほんとはもっといっぱいあるけどめんどい)
・中国はなぜ尖閣諸島に拘るのか?
理由のひとつとして挙げられていたのは、核兵器な -
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「あなたがその国のトップだったらどう考えるか?」をロールプレイングすることが地政学の本質であると、筆者は述べている。
まさしく、シュミレーションゲームCivilizationの世界である。おもしろい。
つまり、自分たちの利益や事情価値観を主張する前に、大国アメリカや、共産国中国、専制君主的ロシアの立場になって考えることが、未来予測とその対処に役立つということだ。
これは、「視座を変える力、相手の立場に立つ力」となり、外交に携わっていなくとも重要なビジネススキルとなる。
例えば ロシアは、、以下の特徴を持つ。
・世界一の国土の広さ(日本の約45倍)
※国土の60%は永久凍土。80%は無人地 -
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ずっと気になっていた地政学。
この田村さんの本は本当にわかりやすくて、おもしろくて、とても良い学びとなりました。
今まで思っていた、なんであの国のリーダーはあんなとんでもないことするんだろう??、あの国とあの国はどうしていつもあんなふうなの?とか数々の疑問や謎が地政学的視点から理解できて、視野が開けました。
国の位置から相手の立場にたつ。
そこから見えてくるものはたくさんあります。
なんとなく危機感は感じながらも、どこか人ごとで悠長に構えていた日本のことも、このままではかなり良くないし早く対策しないとどんどんリスクが高まっていくことを恐ろしく感じます。