徳永圭のレビュー一覧
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*それでは二人組を作ってください(朝井リョウ)
姉とルームシェアをする大学生のリカ。小さい頃から二人組を上手く作れず、今回姉が婚約者と同棲するために出ていくことになって、友達の智美をルームシェアに誘おうとするが…
きっと女性なら必ず感じる、「二人組を作る」イベント時に感じる不安を上手く表現されていた。後味はすっきりしない感。
*隣の空も青い(飛鳥井千砂)
同じ会社の男性先輩と急遽、韓国出張に行くことになった男性主人公。宿泊するホテルの部屋が手違いでダブルの部屋で。。
国問題も少し表現されていて、でも希望が見い出せる素敵なお話だった。個人的に飛鳥井さんのファンなので読めてよかった。
*ジ -
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ネタバレ主人公は宗谷聡子という女性で、感情をあまり表に出さないクールな女性で、人生を惰性で暮らしている。
ある時同僚で同性愛者である男性、日生に健康診断を勧められ受けることになる聡子。
卵巣に腫瘍が見つかり、健常な人との差を感じつつ人生に絶望を抱く。そんな時に出会った堂島という同じような雰囲気を醸し出す男性に恋をする。彼との出会いにより聡子の生活は一変し、日々生をつないでいたと言っても過言ではない絵描きもしなくなるほど、堂島に魅了される。そんな堂島はかつての亡き妻の面影を聡子に移して接していたということを聡子は知る。嫉妬と焦りが湧き上がる中堂島は人生をやり直すため誰も知らない土地アメリカへ渡る。聡子は -
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桐島や何者の朝井リョウさんとビブリアの三上さんに惹かれて購入。自分の中ではキャラ文芸と小説の間くらいを攻めているというイメージの新潮文庫nexってこともあって読んでみたけど、まさしく印象の通りだった。
小説というカテゴライズがしっくりくる話から、これはもはやラノベだろって言いたくなるような話まで盛りだくさん。どれもこれもきっと作者の個性がありありと出ているに違いない。最初から最後まで様々なメニューを楽しめるお店に入ったような感じでした。個人的には「それでは二人組を作ってください」「ジャンピングニー」「月の砂漠を」「冷やし中華にマヨネーズ」の4作がお気に入り。
こういうアンソロジー系って、作家さ -
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おもしろかった。
副業ってなにかなーっと思い手にとる。
なんでも運びます、まごころ便。
いわゆる何でも屋的な。
雰囲気としてはしおんさんの「まほろ駅前」に似てる。
そーいや表紙の感じも似てたかも。
主人公さんがどーも心にキズありそう、なとことかも。
最初がバイトくんのお話だったので(ちょいちょい丸川くんが丸山くんと呼ばれるのを訂正するとこがおもしろかった)彼と片桐さんがコンビ組む感じかなーっと思ったんだが、2話目は片桐さん1人だったので少しああ、
1話完結なんだーっと。
まあ、結局はまた登場してきたけど。
悪意を運ぶ回は、ちょっとドロッてしてた。
病院で会った女性がもう一回でてくる、上 -
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きんもちいーい!
爽快、さっぱり、わかりやすい。
帯にはお仕事小説を超えた生き方小説、とあって、いやでも、そんなことさえ考えなくていいんじゃないのかな。
とにかく、感じいい。
作者の人がきっと、素直でまっすぐなんじゃないのかな、とさえおもう。
奥田英朗、荻原浩あたりのお仕事小説の爽やかさと、宮藤官九郎あたりのチームワークとかがいい感じに混ざって、最高に後味のいい読後感に仕上がってます。
会社勤めをしてるとわかる。派遣を選択した矜恃、でも揺れる気持ち、派遣にプライドがあるほど正社員とは線を引き、だけどときどき沸き起こる仕事の姿勢への疑問や、自分の立場への不安感。
さらに工場、というす -
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美味しいビストロがないなら、
自分で作ればいいじゃない!
仕事どん詰まり中のOL佳恵
(食品会社勤務13年)。
イケメン見習いシェフとの
出会いでオーナーに!?
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豪快、軽快、さわやか、そして料理。
どん詰まりの佳恵の突破の仕方やパワフルさ、
感情高ぶり怒ってしまったり強引になってしまうのも、
なんか良かったです。
自分にはない圧倒的パワーで、
起業ってものすごく大変なんだろうなと思うので。
そして相反するように、
くすぶっている見習いシェフの健司。
本人無自覚のイケメン。
これもまたア