徳永圭のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
8つのアンソロジーからなる作品。正直アンソロジー作品は多少はハズレがあるが、この本はそれがなくどれも当たりだなと思った。朝井リョウが大好きなので気になって買ったが、他の作家も良い作品だったのでこれを機会に読んでみたいなと思う。
各ページ冒頭の間取り図も見ていて楽しい。
1話目
◎朝井リョウ「それでは2人組を作ってください」
どうしてこんなに女子心がわかるんだろうと思うくらい、人の心の繊細さや機微を感じ取るのが上手だなと改めて感じた。『何者』を読んだことのある人だと余計楽しいと思う。朝井リョウ大好きすぎる。
2話目
◎ 飛鳥井千砂「隣の空も青い」
韓国出張に行く前と行った後の、主人公の心の変 -
Posted by ブクログ
大好きな大正時代( 大正十年 )のお話です。
表紙が大好きなイラストレーターさん( カズアキ様 )だったので手に取りました。
急にいなくなった姉を探しに東京へ出てきた男の子が、『掃除人』を名乗る人達と関わるうちに、大きな騒動に巻き込まれるお話です。
主人公が少し考え無し過ぎるかなと思いましたが、考えの読めないウィルといいコンビで全体的に見るといい塩梅に思えました。
状況が2転3転するので常にハラハラドキドキです。後半になると続きが気になりすぎてほぼ一気読みでした。
それぞれのキャラを深堀する続編出て欲しいです。
少しレトロでモダンな雰囲気の素敵なお話でした。