さもえど太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1〜7巻を一気読み。
最初はオドオドするばかりだったジルが、7巻ではだいぶ自己主張(弁解とかも含めて)できるようになって、成長を感じます。
メインキャラクターたちがみーんな!良い人なのは間違いないんだけど、モブの人たち(厨房のチョイ役の子達とか)もみんなジルの良き理解者でさぁ。
アパルトマンの住人もクセ強めだけど人間的には正直な人たちばっかりで。
ジルの環境が劇的に変わった序盤から比べると、ストーリーが落ち着いてきてしまったけど、だいたい、毎日事件が落ちてるわけもないんだし、こっちもまったり、パリの料理人の日常を楽しませてもらおうと思います。
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ネタバレ 購入済み
刺さる
毎回、あったかい気持ちになるお話が多いですが、今巻は特にヤンのために怒る主人公の言葉が心に刺さりました。
取り返しのつかない裏切りをしたくせに、周囲の誤解を解こうとしないまま、またヤンと繋がりを持とうとする卑怯な相手に主人公が言う。
「なぜ、彼はあなたを許さないといけないのですか」
「なぜ、あなたに謝らせてあげないといけないのですか」
「謝って気分が良くなるのはあなただけだ」
自分のためには滅多に怒らない、普段は大人し過ぎるぐらいの主人公が放った怒りの言葉。
聞こえてきたその言葉に、ヤンがどれほど救われたか。
他の職場では居場所の無かった人たちが、それぞれの良さを引き出しあって最高のレス -
Posted by ブクログ
バカンス!ああバカンス…!わたしたちにもバカンスが、必要。切実に…!!
ジルベールと父の話が掘り下げられるのかと思いきや、じわりじわりと(汗をかくジルの姿にこちらも冷や汗をかきながら…いったい何があったのだろう…)垣間見え…まだ、ない!このもどかしさ。
ここにきて、本当に、ジルベールとマルコの関係性に心打たれる…
歩み寄り、ってお互いがそう感じて、動かないことにははじまらないものなんだよなあ…としみじみ考えたりして、それが奇跡!といえばそうなんだけど、意図された(あの時助けたかったあの子に重なって行われた)ことだということこそが、尊い。だからこそ特別なのだけれど。
人生?生活?をマンネリ化