さもえど太郎のレビュー一覧
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購入済み
問題が減ってしまった
主人公たちの抱える(性格上の)問題が減ってきて、少し普通の作品になっちゃったかなあという気もします。
自分の気持ちを表現するのが苦手な主人公が、同じように、人の気持ちがよく理解できない人と働いているのが面白かったのだが。
繊細な描写は前と変わらずなので、そこは楽しめます。 -
購入済み
レストランの人間関係
芸術家だけが住むアパートや、レストランを舞台にしたお話。
食材、料理の蘊蓄が多かったり、味の表現が斬新だったり、ということは有りません。弱気な料理人が人と関わることを描いた作品。
料理に限らず、職場の人間関係を築く上で参考にもなると思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自ら作らない人間は、言葉に質量がない。
この言葉は真理だと思う。
モーリスがとても好きなキャラクターだった。
動物園に行って、肉の話しかしないお父さん、
水族館に行って、美味しそうと言う日本人よりもひどいかもしれない。(笑)
マルコが自由な人間だが観察眼も鋭いのが面白い。
2人ともどこへでも行けると言うセリフが気持ちよかった。
メグレーさんは、常識的とは言い難いが、お金で何とかなるとか、こっちの方が忙しいんだから、こっちに合わせろとか
悪気もなく、振り切ったキャラでどこか小気味良い。
ソースのレシピをきちんと教えず、味で覚えさせるのが裏目に出てちょっと笑ってしまった。
一般のお客さんには同じソースの味に思える程度の違いなのかもしれないが。
天才は同じレベルの人間が近くにいないと理解されず、孤独になりがちだなと思う。
出て行くときに、自分だと思って欲しいと言って、何かを置いていくような住まいってなんだか素敵だ。
アーティストに安く部屋を貸す大家さんというのも良い。
絵も描けないし、楽器も弾けないと言われて
「芸術はそんなに狭いものなの?」と言う返しが格好良かった。
友達を呼びたい、という言葉も想像した風景も心が温かくなる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお返しにチーズをご馳走するヨルゴ、なかなかちゃんとしている。
上質な音楽も料理も、当たり前のようにそこに存在することが豊かさだという考えは好きだ。
初登場時は正論とは言えずけずけ言ってくるし、握手もしてこないヤンが
ここぞと言うところで、きちんと行動してくれる人でよかった。
ディミトリがものを壊すのはどうも気になるが
パティシエになった理由がとても素敵。
エタンにジルがはっきり言ってくれて良かった。
エタンは本当にヤンにすまないと思うなら
店の皆に自白して自首すれば良いのに。
元々は明るい性格だったろうヤンが
少し変わってしまった理由はわかったし
新しい信頼関係を得てまた元に戻っていけるのではと思う。
ジルが戻してくれた。だからリュカとも向き合えた。
マルコとも再会して、自分の部屋に誘える成長ぶりが微笑ましい。