主人公のジルベールは、パリにある有名シェフのレストランで働く気弱で引っ込み思案なプロンジュール。プロンジュールの仕事は皿洗いと雑用。来る日も来る日も厨房で皿を洗っている。前のレストランからここを紹介されて移ってきたときは料理人だったが、トラブルで降格されたからだ。ある日、そんなジルベールの下に雑用係としてやってきたマルコとの出会いが、ジルベールの人生を大きく変えていく…のですが、とにかく読んでください! 料理マンガとしてもお仕事マンガとしても、とにかくおもしろいんです。登場人物はみんな一癖も二癖もあって、でも全員にちゃんとストーリーがあって魅力的で、そして何よりジルベールがいい人で、読んだ後にあたたかい気持ちになって、また読み返したくなって、そして続きが待ち遠しくなります。
でも、この本を読んでいるとフランスの料理が食べたくなります。気を付けてください。
感情タグBEST3
今巻は芸術家:料理人としての話は少なく、ジルベールの周りの様々な芸術家にスポットを当てた話が多め。シェフ同士の謎の雰囲気は次巻で明かされていくのかな。
Posted by ブクログ 2019年09月08日
3巻?くらいで店がオープンした辺りから群像劇がとても面白く読んでます。アパートのメンツも揃ってきて、登場人物が増えてお話も関わりも広くなって本当に面白い。
1巻と比べてずいぶん立派になって!と思って、何度もシリーズで読み返してしまう 笑
危なっかしい感じがなくなってきて、楽しんで読み進められます。
Posted by ブクログ 2019年08月25日
アルティストの5巻、今までで一番面白かった。
これまでの下ごしらえが良い仕事してる感。様々なアルティスト達の日常が見られる新刊。
隣人や同僚とのやりとりは、凝り固まった思考・視点を柔らかくしてくれる。大切なのは思いやりだな…。
ヤンが好きなのでヤン回があるのが嬉しい。
料理についての描写は少なく、登場人物同士の関係や交流にページを割いているなと感じます。
前のマンガの話が面白かったので、少しパワーダウンという感じがしました。