鍋田吉郎のレビュー一覧

  • 孤高の人 17
    原作とは一味異なる結末。鎮魂や補完、再興、昇華、諸々詰め込んだ形だが、読み手の精神状況に応じた余韻を残してくれる本。マンガは日本の文化です。
  • 孤高の人 17
    この漫画には衝撃を受けました。
    文太郎の生涯を書いた作品。
    とてもリアルに描けていて内容、絵、どれも満足して読めた。
    読み終わって「生きる」ってこういう事なのかもな。
    とかちょっと悟ったりした。
    多分この作品は僕の心の中でずっと残っていくし、
    またこれからも何回も読み直すかもしれない。
    それほど良い...続きを読む
  • 孤高の人 17
    原作を読み終わってみて
    ふとマンガ版の最終巻だけ
    持っていなかったことに気付き
    即購入しました。

    始めてコミックを読んだのは2年前。

    当時はまだ連載の真っ只中だったので、
    途中からコミックの発売を待ちきれずに
    連載の方で読んでいたのです。

    おかげさまで最終巻は
    連載で満足しちゃって
    買いそびれ...続きを読む
  • 孤高の人 1
    山岳モノ。
    新田次郎原作、ではなく、原案にして書かれたコミックだ。
    山岳小説を読んだことがあり、気に入っていた。
    長編だが、少なくとも1巻で掴みはOK。
    専門用語の説明があるのも親切仕様だし、絵が綺麗だ。
    2巻が楽しみ。
  • 孤高の人 15
    私は漫画から読んだクチです。今は原作小説を読んでいます。原作と比べてどうだという意見もあるようですが私は漫画版も高評価です。連載は全く知らずコミックス一気読みしました。伏線をしっかり拾うところ、読後のひっかかりが無くてよかったです(あ、瑞樹は・・)。K2アタック隊の遭難や宮本の堕落など漫画の予定調和...続きを読む
  • 現在官僚系もふ 1
    勉強になり、楽しく読める官僚機構マンガ。
    事実だとしたら、やはり官僚は恐ろしい仕事だし、誠意を持って欲しい。
  • 孤高の人 17
    とうとう完結。加藤文太郎はK2を制覇した!が代償が・・・。最後のK2での死闘が俺の誕生日なんて。山をやっている人が読むと思うところが多々あるのではないだろうか。明日からGrivelのヘルメットを被ろう!
  • 孤高の人 17
    新田次郎のエッセンスが反映された厭世的な作品かと思って今まで読んでいたけど、ラストに至るまでの過程と最終話によって原作にはないカタルシスを感じた。脇役の描き方が適当過ぎたきらいもあったけれども、総じて良作だった。
  • 孤高の人 17
    終盤は駆け足気味ですが、ラストはちょっと泣きそうになってしまったよ。こんな生き方をしたいね。自分にとってK2東壁はどこにあるのやら。。。オススメです。
  • 孤高の人 17
    反転文字が痛々しい。エピローグのレトリック以上に、頂上で満足した瞬間たしかに文太郎は死んでいたのだろう。だからこそ「南東」は泣けるほど嬉しい驚きだった。甘いだけでなく厳しさも含んだ終わり方もいい。
  • 孤高の人 17
    本巻で完結。
    K2での極限状態が、読んでる方にも迫ってくる。
    ずっと気になっていたラストも自分は納得が行くものだった。結末について作者は相当悩んだのだろうと思う。
  • 孤高の人 1
    すぐ話に引き込まれた。クライミングの過酷さがリアルに伝わってくる。登り終えたときの今までの苦労を忘れさせる爽快感たまらんね。とにかく熱い!
  • 現在官僚系もふ 1
    「腐った」財務省に入った三流大学卒のキャリア、もふが普通に考えておかしいって観点から既成概念を打ち破っていくって話。

    たぶんかなり緻密な取材が基になっている。んで、問題提起が鋭い。んで、面白い。

    もふがサラっと言ったこと、それをやりとげることはきっと相当に難しい。

    でもどんな人だって心を持って...続きを読む
  • 孤高の人 16
    静と動、そして感情の凄まじい表現。建村は単に厄介者として嫌えばよかったけど、今度の足かせはもっと文太郎寄りなだけにますますツラい。
  • 孤高の人 16
    全巻のラストで文太郎が突っ伏しているシーンがあったので、新田次郎の「孤高の人」と同じく、そこで終わるのかと思いきや、再度の登攀へ向かう。やはり、そうこなくっちゃ。そして、そこから始まる登攀の描写がすごい。

    カバーの折返にある作者の言葉で、
    『僕は擬音を信用しなくなった。』
    という記述がある。これを...続きを読む
  • 孤高の人 13
    傲慢にも見えるほどの自信と、目的の為なら全てを捧げる献身。
    子供が生まれ、つがれた酒を飲む森文太郎からは、それらが減殺されたかのようだ。
    しかし、山への熱意は消えていなかった。
  • 孤高の人 15
    いい具合に角が取れたなぁ。
    森文太郎は、建村とK2東壁に登ってます。がしかし…
    ソロクライマーの覚悟、命が脅かされた時の判断や欲求を見せてくれます。
    次巻から新展開かな。
  • 孤高の人 14
    坂本眞一さんの画の表現は本当にすばらしい。
    伝わりにくい巨大セラックの崩壊を独自の表現で、静かに描いている。
    ドキドキする。
  • 孤高の人 15
    建村と別行動はむしろ嬉しいけど……と思ってたらまさかのあの男が! いたんだ、ちゃんと! 次々と回想が続いていよいよラストは近い?
  • 孤高の人 1
    新田次郎さんの原作を現代版にしたクライマー物。
    山にのめり込んでしまう人間達のドラマは、マンガと言えども迫力満点!!
    どうなって行くのか展開が気になり、あっという間に読み込んでしまう。
    迫力があり過ぎてちょっと怖すぎる所もあるけれど、感動する大人のマンガとしておススメ!