サイモン・シンのレビュー一覧

  • 宇宙創成(下)

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    再読。

    やはり、サイエンス系の本は面白い。サイモンシンはその点でめちゃくちゃ言語化が上手いと思う。

    この本を読んだ後、「天地明察/冲方丁」が読みたくなりますよ。

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    2025年11月24日
  • 宇宙創成(上)

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    再読。

    サイモンシンの本で、一番読み込んだので5回目くらいの再読になります。今の宇宙論についてほぼすべて網羅し、予想されています。
    下巻では観測可能な宇宙の果てと、宇宙観測の起源について説明されています。

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    2025年11月24日
  • 宇宙創成(下)

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    下巻も非常に面白かったです。

    研究の世界では先取権、誰よりも早く発表することを意識することが多いみたいですが、意外と埋もれてしまうこともしばしば、というのがショックでもあり驚きでもありました。

    またガモフのおふざけのせい?で過小評価されてしまったアルファーの無念は心に来ました。

    それとハッブルがノーベル賞を取ることができなかった話も、とても印象的です。物理的な解釈を避けるその態度が個人的に好きだったのですが、そういった立場故にノーベル物理学賞から遠のいてしまう、という話は悲しいですね、仕方ないと言えばそうですが。

    物理では有名なフェルミとチャンドラセカールが、規約を違反して奥さんのグレ

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    2025年11月23日
  • 宇宙創成(上)

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    圧巻、非常に面白かったです。

    以前『フェルマーの最終定理』を拝読した時にも思いましたが、科学に関わる人物の物語は、その科学の内容以上に面白いなとつくづく感じさせられます。

    アインシュタインの相対性理論を示すまでには戦争の弊害があったり、コペルニクスの理論を先駆けて出版したレディクスは、序文に言及がなくて残念がったり、リーヴィットがセファイドの測定をする中で周期の法則性を知りたくなったり。

    多くの偉人たちにも自分と共感できることが必ずある。これだけの事実でどれだけ心が楽になることか。好奇心万歳!

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    2025年11月18日
  • フェルマーの最終定理

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    わたしは、数論研究者をはじめ、著者、訳者への賛辞を溢れんばかり抱いているが、ここの余白が狭すぎて記すことができない。

    私には覗き見ることすら難しいこの数論の世界を、フェルマーの定理をめぐるドラマを、知ることができて(残念ながら難解すぎて理解はできないけど)本当に幸運に思う。

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    2025年11月17日
  • フェルマーの最終定理

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    数学の問題を一つ解くのにここまでの驚きと感動があるとは読む前には思いもしなかった。数学の知識がない人でも理解できるような解説がされている点にも感動した。三百年間解かれなかった未解決の難問に挑む天才数学者たちの知恵と努力が現代人の生活を豊かにしていることにもはや感謝しなければならない。

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    2025年11月14日
  • フェルマーの最終定理

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    数論という分野の話で、性悪のフェルマーが約350年間解けない難問を残していき、ワイルズが証明を成し遂げるノンフィクション。
    最高の理系のロマンとドラマに溢れた作品でした。

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    2025年11月03日
  • フェルマーの最終定理

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    ワイルズのフェルマーの最終定理に至るまでの人類の数学史というべき進歩の過程を丁寧にかつ初学者にも分かりやすく解説している名著。古代ギリシアのピュタゴラスが学問として開祖したといっても過言では無い「数学」だが、その彼の名前を冠した「ピュタゴラスの定理」の派生系とも言える数式が、3世紀もの間人類を悩ませ続けてきたという点も非常に面白い。ピュタゴラス以外にも、ディオファントス、オイラー、ガウス、ガロア、そしてフェルマーという人類が誇る数学の天才たちについても、彼らの成し遂げたことに限らず人生そのものについて分かりやすく解説があり、各人に思い入れを感じざるを得ない。子供の時に読んでいれば数学者を目指し

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    2025年10月07日
  • フェルマーの最終定理

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    フェルマーの最終定理という史上最強の謎に立ち向かった、ワイルズを中心とした数多の数学者たちの物語。
    この書籍は大掛かりな証明が素人にも分かるように説き明かされているというものでは無い。しかしこの証明には、この証明だけでなくありとあらゆる数論には、膨大な時間と歴史とロマンが積み重ねられていることが分かった。その中には日本人の数学者も登場し、世界に多大なる影響を与えたことも描かれており、自分の知らないところで活躍していた日本人を知ることが出来たのも良かった。
    サイモン・シンの書籍は常に、難解で抽象的な概念を、誰にでもわかるイメージに置き換えることで納得感を持たせるという素晴らしい力量で構成されてい

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    2025年09月06日
  • フェルマーの最終定理

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    今までフィクションを好んで読んでいたけど、この本を読んでノンフィクションもこんなに面白いんだと初めて思った。

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    2025年08月09日
  • 宇宙創成(上)

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    ネタバレ

    授業のため仕方なく買った本でしたが、まさかここまで面白いとは思っても見なかった。
    これまで先人たちが地球上から星を眺め、考えて実験し、それを後世の人たちが受け継いで解き明かしていく。好奇心というのは非常に素晴らしく、やっぱり研究者は尊敬されるものだなと感じた。
    この本の面白いところは、ただ行ったことだけを述べるのではなく、当時の研究者の人間についても描かれているところがあることでより面白くなっていると感じる。
    最後のビッグバン仮説に客観的証拠を残した人物が、まさかデータ取るのが好きなだけでそのデータの意味を探ろうとしてないってのがまた面白い。

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    2025年08月06日
  • フェルマーの最終定理

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    フェルマーの最終定理を解いたこと自体もすごいけど、それをこんなに分かりやすく面白く書いた筆者がほんとすごい。
    数学の面白さを改めて感じた!
    またゆっくり読みたい。

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    2025年07月31日
  • 宇宙創成(下)

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    我々が当たり前のように理解しているビッグバン・モデルがどのように証明されてきたのか、事細かく知ることができた。
    138億年も前にこの広大な宇宙がどのように始まったのか、知恵を絞って少しずつ事実を明らかにして、仮説を組み立てていく流れは非常に面白かった。
    上巻の内容も含めると、宇宙に関する謎を解き明かすためのバトンを、紀元前6世紀からずっと受け継いできて今に至っていることがよく分かった。
    そしてこれから先、どんなことが新しく明らかになるのか、楽しみになった。

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    2025年07月23日
  • フェルマーの最終定理

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    中学時代に数学を諦めてしまった自分に、数学ってもっと面白かったみたい、と伝えたくなる一冊。
    文系のわたしにも証明過程の重要な部分は理解でき、それ以上に苦悩と熱意を持ち合わせた多くの数学者たちのドラマに圧倒されました。

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    2025年07月17日
  • 宇宙創成(上)

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    サイモン・シンの著作「フェルマーの最終定理」が面白かったので、こちらの本を手に取った。
    紀元前6世紀の古代ギリシャから、1931年のハッブルの法則、ビッグバン理論まで、人間がどのように宇宙を理解してきたかを一気に理解できた。
    難しい内容もあるが、図やグラフが豊富に散りばめられているので、しっかり理解しながら読み進められる。
    手も届かない、行くこともできない壮大な宇宙を、あの手この手で解明していくところに、人間の知恵の偉大さを感じた。
    上巻でこのボリュームと満足度。下巻も楽しみ。

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    2025年06月11日
  • 暗号解読(上)

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    上巻では単アルファベット暗号のエピソードからエニグマ暗号まで。非常に面白い。電報・無線によって通信速度・範囲が飛躍的に伸びたことで暗号の必要性がそれまで以上に高まったという。
    色々な暗号が考案されているが暗号解読者は暗号作成者の癖や暗号の利用法の癖・そして頻度分析によって解読していく。
    非常に面白い本。エニグマの理屈もよくわかった。

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    2025年05月06日
  • 宇宙創成(上)

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    科学者たちがどう宇宙の創成にあたる謎を解明してきたか、群像劇や歴史エンタメのような感覚で一気に読むことができた。
    古代から科学者たちが努力を重ね、少しずつ真理に迫っていく様は感動する。ニュートンやアインシュタインがどう凄いのかもこれを読んで始めて分かった(ような気がする)

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    2025年03月15日
  • フェルマーの最終定理

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    フェルマーの最終定理が解かれるまでの数学者の苦悩を描いたノンフィクション
    いかに、フェルマーの最終定理が困難な命題だったかが読み進めていくうちにわかっていける物語
    ここまで難しいとフェルマー実は解けていなかったんじゃなかったとも思えてしまう笑

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    2025年03月02日
  • フェルマーの最終定理

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    ネタバレ

    数学の知識がなくても理解できる構成と
    読み易い翻訳文章。
    数学の美しさとそれを証明する困難な道程の臨場感。
    そして、数学者たちとその学問の包括力と孤独。

    わたしが知るよりも
    世界は温かく、深く、厳しい。

    数学の定理の話で、ウルっと来てしまうのは歳を取ったせいだろうか。。。

    また、読みたい。何度でも、読みたい、そんな物語。

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    2025年03月21日
  • フェルマーの最終定理

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    1600年代に生きたフェルマーからの挑戦状とも言えるフェルマーの最終定理と言われる数学の証明。
    彼は「私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことは出来ない」と書き残して死んでいった。
    この本は、これまでの数々の数学者がこの難問に出会い、証明するために人生をかけて戦うといったノンフィクション数学史で熱くなる物語だった。
    それこそオイラーやガウスなど聞いたことある数学者もこの難問に挑み、一部は証明したりするも、完全なる証明には辿り着けず、証明できる代物ではないのではと言われるほどに難解で、証明が見つかるまで350年もかかったという、、、。笑
    数学における証明とは

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    2025年02月24日