サイモン・シンのレビュー一覧

  • 宇宙創成(下)

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    特殊相対性理論、ハッブルによる観測結果から、宇宙はビックバンにより誕生したと提唱された。この説の信憑性が原子物理学や電波天文学の進歩により少しづつ証明されていった過程を、ドラマティックに描いている。セレンディピティをモノにできる科学者になりたい。

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    2022年01月20日
  • 暗号解読(下)

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    暗号って漠然としたイメージしか湧かなかったけど、奥が深いし、そもそも紛争や戦争において、情報伝達と敵陣による情報傍受阻止は、負けないためには必須だったので、歴史はかなり古い。
    第二次世界大戦中は、当時圧倒的な軍事力と科学技術力を誇っていたドイツ軍が、かの有名なエニグマを用いていた。しかしポーランド、イギリス、アメリカの数学者たちは、その解読に邁進しついには解読し戦争を優位に進めることに成功する。
    今は誰でも使っている、インターネットや電子メールだが、盗み見されないようにどんな仕組みで暗号化されているのか、また受信者だけが中身を見ることが出来るのか、イメージを掴むことができた。
    今は量子コンピュ

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    2021年11月26日
  • 代替医療解剖

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    科学的思考の素朴な重要性を改めて突きつけてくる。自然科学の高等教育を受けて、分かっているつもりでも、ふとした瞬間に非科学的な思考に陥ってしまう。ことが健康に及ぶと尚更である。漠然と「そうかもしれない」と思っていた具体的言説についてもバッサリ目を覚まさせてくれる。
    カール・ポパーの「客観的知識」にくどくどと分かりにくく書いてあった科学の在り方について、具体例を交えて非常に分かりやすく理解することができる書とも言えないだろうか

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    2021年09月26日
  • フェルマーの最終定理

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    数学界のフェルマーへの挑戦 フェルマーが「証明をもっている」と記しつつ、実際の証明を残さなかったものの中でも、350年間数学者たちの攻略を阻んできた最終定理が、どのように証明されたのかを、難しい数学の中身ではなく、人間にスポットを当てて描いている。作者の取材力がすごいし、最終定理の証明が完成するクライマックスはとても引き込まれる。天才たちがすごく頑張っている様子が、中身を理解できずとも生々しく伝わってきて、とても面白かった。

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    2026年01月12日
  • 代替医療解剖

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    鍼、カイロプラクティック、吸い玉療法、磁気療法…様々な代替医療に科学的な根拠がほぼ無いのには驚いた。聞いたこともない療法もあり動画で確認した。健康なときに読んでおいて良かった。

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    2021年05月30日
  • 宇宙創成(下)

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    下巻は、ビックバン宇宙論vs静的宇宙論である。
    現代はビックバンから宇宙が始まったということは小学生でも知っていることかもしれないが、1950~1960年代は論争としてどちらが正しい(観測と合う)か競い合っていた。

    若い銀河がどこでも見られるのであれば、静的宇宙論のほうが有利な証拠となるし、遠くにしか見られなければビックバン宇宙論が有利な証拠となる。

    また、宇宙には水素がほぼ93%を占めてヘリウム6.5%でその他の原子が残りである。なぜこの比率なのか。

    という観測と理論上の成果。しかし、これらは後知恵でモデルを現実に適合するように修正を加えることができる。
    とするならば、純粋に理論から予

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    2020年11月02日
  • 暗号解読(下)

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    下巻も期待通りの面白さ。一度読んでわからないところがたくさんあるので、何度も読み返して理解する、の繰り返し。でも、これが苦痛にならないのは、シンさんの展開力と青木さんの翻訳力のおかげかな。今後も、繰り返しゆっくりゆっくりと読みたい。

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    2020年10月20日
  • 代替医療解剖

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    ホメオパシーを信頼する気になる人が少なくない事が不思議
    googleって手遅れにならない程度に医者に行くべきか

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    2020年07月29日
  • 代替医療解剖

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    サイエンスノンフィクションの大御所サイモン・シン氏が今回取り上げるテーマは「代替医療」。通常医療と比べて代替医療は効果があるのか、皆が抱く疑問を科学的アプローチで検証・解明する。鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法をメインとし付録として51の代替医療が取り上げられている。

    代替医療に治癒効果があるか否かは本文を読んでいただくとして、通常医療(すなわち西洋医学)への不信感が代替医療(東洋医学もある)の活況を許している側面がある。近代まで行われていた瀉血は何故効果が有ると言えるのか何故効果が無いと言えるのかの代表例であろう。そうした点から一定勢力かつ既成権力にありつつある代替医療を

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    2020年06月28日
  • 暗号解読(上)

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    暗号化する人と、解読する人の闘いは、とても数学的で文化的でドラマチックだ。戦争での暗号解読技術の重要性が本当に良くわかる。(下)ではどんな物語が繰り広げられるのか楽しみだ。

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    2020年06月26日
  • 宇宙創成(下)

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    上は宇宙のまだごく小さい範囲(天の川銀河内)などを考えていたが、下では宇宙の本当の始まりのビックバンVS色々な説についてを中心に書かれていた。
    この本の作者、サイモンシンさんはその説などだけを数式などでややこしく解説していくのではなく、このような分野の本を初めて読む人でも分かりやすく、また出てくる人物一人一人の心理状況などについても書かれており、とても面白かった。
    それにしても自分たち人間、生物がいる確率は限りなく小さく、偶然に生まれたのだとしたら本当に奇跡だなと思った。

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    2020年05月29日
  • 宇宙創成(上)

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    昔から少しは宇宙に興味があったのでとても面白かった。
    全く何も分からないところから色々な壁や先入観などを乗り越えてだんだんと今わかっている宇宙に近づいていく感じでとても楽しかった。
    また、よく知られている学者(コペルニクス、ニュートン、アインシュタイン、ハップルなど)が出てきて読むまでその人たちの名前しか知らなかったことが恥ずかしくなった。
    しかしわかりやすいが1つずつ理解していかなければいけない本なので時間がかかって疲れた。

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    2020年05月25日
  • 宇宙創成(下)

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    天文を特集した上巻に比べ、物理に着目した下巻でさらに面白さが加速。とはいえ最新のところまで来るので、読んでて面白いエピソードは少な目。
    ビッグバンって1992年にCMBゆらぎを観測してから勝利を勝ち取っていたとは、そんなに最近なんだという驚きがあった。あとは相変わらず訳者あとがきが秀逸。ここから読んでもいいかも。

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    2019年01月07日
  • 宇宙創成(上)

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    ビッグバン理論についての本。科学は間違うということが壮大なテーマとなっており,いつものサイモンシンのように人物が生き生きと描かれている。
    科学的素養がなくても身近な比喩で説明を進めているのすごい。

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    2019年01月07日
  • 代替医療解剖

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    読んでよかったと言える本。皆にもお勧めしたい。

    この著者のシリーズは興味深い話が多い。

    現代医療の臨床検査による医療の効果の測定について、今では当たり前になっているけど、思ったよりも最近になってから定着したのだという印象を受けた。
    自分が歳をとったので、100年前というのが、古いとは思うが、以前よりも近いと感じるためだと思う。

    また、私も鍼には効果があるのでは?ってなんとなく考えていたけど。まったく効果がないとは、そこはちょっと意外だった。

    海外の話だが、ホメオパシーのようないかにもいい加減に聞こえるものが大手を振って医療行為としてなされているかと思うと怖くなった。

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    2018年06月01日
  • 代替医療解剖

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     二千年以上前にヒポクラテスは警告した。
    「科学と意見という、二つのものがある。
     前者は知識を生み、後者は無知を生む」

     本書は一言で言うと、怪しい代替医療手段に手を出すのはやめましょう、という点に尽きる。
     なぜならば、通常医療はコストのかかる臨床試験を経て効用と安全性が実証されているのに対し、代替医療は無法地帯のように効能ばかりが強調されているが科学的に立証されていない。
     代替医療はプラセボ効果以上のものはないという結論である。

     「フェルマーの最終定理」などの著書で有名な科学ルポライター、サイモン・シンと、自らホメオパシーを施術する代替医療分野における世界初の大学教授絵エツァート

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    2017年10月07日
  • 宇宙創成(下)

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    古代、人類が太陽や月の大きさ、そこまでの距離を計算で明らかにするところから、やがて現代のビッグバン理論につながるまでの知の歴史を綴った物語。
    そこには理論の積み重ねだけでなく、偶然の生んだドラマ、科学者達の人間臭さ(ここが一番面白かったです)が詰まっていました。
    “科学にとって言語”であるところの数式が全く無く、文系脳の私にも内容が頭に入ってくるのは驚きです。
    夜、頭上に光る星を眺めながら、つらつらと思いを馳せたくなりました。

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    2017年06月29日
  • 宇宙創成(下)

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    ネタバレ

    フェルマーの最終定理同様、読者が自然と引き込まれるような構成になっている。電車の中で読んだが、2時間くらいあっという間に経ってしまった。サイエンス系の本だと、読んでいても何が書いてあるか分からず、飽きてしまうケースが少なくないのだが、サイモン・シンはそのあたりが本当に上手だ。難しい数式なども出てこないので、予備知識がほとんどない状態でも読み進めることができる。宇宙論は数学や物理学を用いて詳細に説明しようとすればいくらでもできると思うのだが、読み物として読まれることを意識しているのだろう。それでいて、分かりやすく宇宙に関する歴史の概略を理解することが出来る。面白い。

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    2016年04月26日
  • 宇宙創成(上)

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    ネタバレ

    フェルマーの最終定理同様、読者が自然と引き込まれるような構成になっている。電車の中で読んだが、2時間くらいあっという間に経ってしまった。サイエンス系の本だと、読んでいても何が書いてあるか分からず、飽きてしまうケースが少なくないのだが、サイモン・シンはそのあたりが本当に上手だ。難しい数式なども出てこないので、予備知識がほとんどない状態でも読み進めることができる。宇宙論は数学や物理学を用いて詳細に説明しようとすればいくらでもできると思うのだが、読み物として読まれることを意識しているのだろう。それでいて、分かりやすく宇宙に関する歴史の概略を理解することが出来る。面白い。

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    2016年04月26日
  • 代替医療解剖

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    「DJの首を吊し上げろ、奴らの音楽は俺の人生に何の役にもたっていない」(The Smith 「Panic」)

    優れた科学ジャーナリストであるサイモン・シンが、代替医療の学術的研究を行うエツァート・エルンストとの共同作業により、鍼治療、カイロプラクティック、ホメオパシー、ハーブ療法等のいわゆる「代替療法」について、数多の先行研究を踏まえて科学的なプロセスによる効果検証を行い、その結果をまとめ上げた一冊。

    検証にあたってのスタンスは決して「代替医療は効果がある/ない」というどちらかの立場に与するものでもなく、また生理学的な効用をもたらすメカニズムがわからないとしても、それが実際に効果があるのか

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    2016年01月17日