ニーチェのレビュー一覧

  • ツァラトゥストラ(上)

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    ネタバレ

    はじめてのニーチェ。
    訳が秀逸なのか、軽い語り口で語るツァラトゥストラとそれを取り巻く人々の掛け合いや自然の様子などの情景が思い浮かべられ、初心者でも何とか読めた。

    ツァラトゥストラの語るストーリーや概念は理解できないものも多く、消化不良感もものすごくあるけど哲学書なんてこんなもんなんだろう。

    個人的にはキリスト教の隣人愛を否定し、より大きなものを愛することを説く箇所や創造する者と孤独の関係の箇所がすんなり入ってきた。かな。

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    2011年05月19日
  • ツァラトゥストラ(上)

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    光文社古典新訳文庫のほうでもよんでみました。
    岩波文庫より感覚的に理解できるのではと思った。
    気持ちよくながれるように読めた。

    内容は自分的には好きだけど、これ実践していったら、世間一般の幸せから遠ざかるだろうなあと思います。まあだから超人なのだろうけど・・・。
    そして俺の精神レベルでは、「この世のあらゆることをあるがまま受け入れ、苦悩の果てに死んでいけ!」という風に感じてしまいます。
    まあ、なんとなく理解できるが自分の言葉で説明しようとすると出来ないところが結構あるので、理解に程遠い思います。
    なのでまた読み直したい。てか、経験が足りないからちゃんと理解できないのか・・・。

    そいえば、あ

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    2011年05月16日
  • ツァラトゥストラ(下)

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    第一部、第二部(上巻)の方が分かりやすいと感じた。またの機会に全体を読み返してみよう。
    個人的に好きなのは第一部。簡潔で力強く、心に響く。

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    2011年04月29日
  • ツァラトゥストラ(上)

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    神は死んだ、というフレーズで有名なニーチェの著作。

    神なんて創造の産物と言ってのけるところが実にすがすがしい。しかしそれだけに終わらず、徹底した自己研鑽などをツァラトスラが熱く激しく語りかける。

    ツァラトスラが語りかけるという形式でつづっているので、他の哲学書よりは読みやすい。とはいえ、やっぱり内容は難解なので何回か読み直さないといけなさそう。

    ……でもゾロアスター教教祖であるツァラトスラが神を否定するのには違和感があるんだよなあ。同名の別人かも知れんけど

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    2011年04月28日
  • ツァラトゥストラ(下)

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    相変わらず難解だと思う。
    ただ、解説にも書いてあったのだが、第4部は、比較的とっつきやすい物語形式で何となく理解できたような気がする。
    まぁ、気がする。 だけですが。

    僕の中では、ベッドの中で読むと、間違いなくソッコーで睡魔に襲われる本です。

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    2011年03月20日
  • 善悪の彼岸

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    恥ずかしながらの初ニーチェ。善と悪というキリスト教的道徳に基づく価値基準に徹底的に反発し、民主主義的「平等」思想も「近代理念」も奴隷たることの心地よさに甘んじる畜群的な在り方だと糾弾するニーチェ、「自然」はむしろ高貴と卑俗との区別を持つものであり、まやかしの平等によってスポイルされつつあるヨーロッパ世界を“善悪の彼岸”に秩序を見出す新たな哲学によって変革していくべしと説く。牧師の息子として生まれながら信仰を捨て、ワーグナーに心酔してのち決別し、絶望と希望のはざまで既成概念と戦い続けるニーチェらしい、批判的でありながら厭世的になりきれない熱意は、その鋭さゆえに強さよりむしろ健気さを感じられる部分

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    2020年12月18日
  • この人を見よ

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    ニーチェという人は人は非常に高慢というか、自信過剰というか、毒舌なオッサンなのですが、それが逆に人間臭くて、そう言う所も魅力なのでは無いかと思うのです。しかし、これを出版しようとした事自体が凄いと思う。
    もう、これを書いた時点で少し狂乱な状態だったのかも知れないけれど、所々、ジャックナイフ的にハッとさせられる
    セリフがあったりします。

    個人的には「死後にも残る作品を生み出すには、その作品を創造している間に何度も死ななければならない」という言葉が印象に残りました。つまりはそれぐらいの苦労が必要だという事だと。でも、結局の所、言い訳ばっかりなんですよね。なんで、俺を認めてくれないんだ!!…って言

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    2009年10月07日
  • 善悪の彼岸

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    灰汁が強いので方法序説よりは☆を一つ減らしました。個人的には結構好きです。
    ふんふん、え〜、そう?とか自由に思いながら読むといいかと思います。

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    2009年10月04日
  • ツァラトゥストラ(下)

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    挫折! 「ペッパーズゴースト」で引用されていた「これが生きるってことだったのか。 よし、じゃ、もう一度!」だけ探して終了。

    「たった一度でいい。本当に魂が震えるほどの悦びを味わったのなら、その人生は生きるに値する。」
    これはニーチェ自身の言葉ではないらしい。

    ツァラトゥストラは2割も理解できなかったけれど、この考えと言葉は心に響く。

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    2025年04月23日
  • ツァラトゥストラ(上)

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    挫折! 解説なしでは理解することはできなかった。
    キリスト教(聖書)を批判して、神は死んだのだから超人となり自分自身生きる意味を作り出せ、ただ生きる末人にはなるなという雰囲気は感じた。

    ニーチェ自身が「読書する怠け者を憎む」と書いていることからも、ツァラトゥストラを、読者に理解してもらおうとして書いているのではないことは分かった。

    「俺たちの曲をコピーするくらいなら自分たちで曲を作れ」と言ったハイスタンダードと似たものを感じた。

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    2025年04月23日
  • ツァラトゥストラI

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    ・【おまえ、偉大な天体よ。お前の幸福もなんであろう。もしお前の光を注ぎ与える相手を持たなかったならば。】

    ちょっと難しかったので折れました。後々再読したい
    要は末人(頑張ることをやめ、まぁまぁこれくらいでいいかと惰性で生きる人)になるな
    超人(全てをポジティブに運命をかえる現状を打破する活力を持って生きる人)になれ

    ということ?
    運命、宿命を受け入れて生きると来世も同じ運命を辿ることになる。今このタイミングで力の限りこの運命に区切りをつける

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    2024年08月16日
  • ツァラトゥストラ(上)

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    砕けた言葉が使ってあるけど、すっと理解出来ない。まるで詩を読んでいるようだ。しかも、どちらかと言うと売れない詩人の。。

    あのニーチェの、あのツァラトゥストラ、という予備知識、先入観無しに読んだら、多分駄作と思った気がする。

    気に入った、あるいは、えーっと思ったフレーズはこんな感じ。

    P26
    俺が愛するのは、サイコロで自分にいい目が出ると、恥ずかしく思って、『あれっ、いかさまやっちゃった?』とたずねる人間だ。

    P133
    女はおもちゃであれ。まだ存在しない世界の美徳に照らされた宝石のように、純粋で上品な、おもちゃであれ。
    お前たちの愛のなかで、星の光が輝いてあれ!『超人を産みたい!』が、お

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    2024年05月25日
  • この人を見よ

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    全体的に言いたいことがなんなのかわからなかったが、ところどころからドイツ人を理想主義者と言って非難していることだけはわかった。
    「道徳とは生に復讐せんとする下心を備えていて、そしてそれに成功したデカダンの徒輩の病的特異体質である。」という文章から道徳は作り上げられた価値観に過ぎないのだと思った。

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    2024年04月29日
  • ツァラトゥストラI

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    大好きなニーチェの名作。

    P130

    ・「女が愛するときには、男はその女を恐れるがいい。アイスふとき女はあらゆる犠牲を捧げる。そしてほかのいっさいのことは、その女にとって価値を失う。」

    ・「女はどういう男を最も憎むか。」
    ーお前が私を引きながらも、ぐっとひきよせて離さぬほどには強く引かないからだ

    ・男の幸福は「われは欲する」
     女の幸福は「かれは欲する」

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    2023年10月06日
  • ツァラトゥストラI

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    初めてのニーチェ原著。
    いろんな方面から、勢いをゆるめずに熱く語ってくるツァラトゥストラはすごい。
    「超人」「大地に忠実であること」の概念が私にははっきり認めることができず、再読することが必要。

    「多く者は死ぬのがおそすぎる」
    「時に適って死ね」
    がとても共感できた。
    自分で死に際を見極めて、死の準備をしたい。
    子供たちがある程度大きくなったら、私の生きている意味はあまりないのではと思う。

    第2巻を読む気力がなくなり、断念。。

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    2023年04月20日
  • この人を見よ

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    ネタバレ

    ニーチェ。皆さん読んだことありますか?

    実は私は初めてででありました。

    何となく中二病、のイメージがあったんです。自意識やプライドが高く、劇的で劇画的。著作のなかの「神は死んだ」「ルサンチマン」などの言い回しは、哲学に関心のない方でも耳にしたことはあるのではないでしょうか。

    ただ、最近はどうでしょうか。ニーチェの研究者ってのはあまり聞かない気もします。どんくさいみたいな雰囲気なんでしょうか。殆どイメージで語りますが、哲学の専攻でも英米倫理学とか、経済学とのつながりでJ・S・ミルやベンサム、A・スミスなんかはまだ読まれているような感じがあります。分からんけど。

    ・・・
    そんななか、今般縁

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    2022年12月29日
  • この人を見よ

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    すごいこと主張する人だな、と感じる一方で、この人のことをもっと知りたいと思いました。本の作者に対してこんな感情を抱いたことに、ちょっと驚いています。

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    2022年11月11日
  • この人を見よ

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    最近、自分の人生とそのあり方について考え、(就活のため)その結果、ニヒリズムに出会いました。
    ニーチェの考え方等に惹かれ、読んでみました。

    しかし、内容はほとんど理解できないまま読み切ってしまい、落胆しています。私はニーチェにお馬鹿さん認定されそうです。

    読書家の先輩と「読書は自分のレベルに合った本でないと意味がない」という読書の難しさについて語りました。どうやら、私はまだニーチェの言葉を理解できるレベルではないようです。
    何年か後にまた挑戦してみたいとと思う一冊です。

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    2022年09月21日
  • 道徳の系譜学

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    ニーチェの生涯における究極のプロジェクトは「善と悪の価値を逆転させ、ひいては西洋全体の価値観を転倒させること」だった。
    本書はこのニーチェの計画の核となる考えを著したものである。

    ニーチェはこの転倒を成すために、まず「善とされているもの」「悪とされているもの」がどのように成立してきたかを明らかにした。

    人間が社会生活を始めたのと同じくして、人間は「責任を引き受ける」という社会性を身につけた。そしてこの知はやがて社会に生きる人間にとっての支配的な本能となり、「良心」と呼ばれるようになった。

    社会はこれを成員に守らせるためにさまざまな方法をとり、これが徹底されることで人間は安全性を手に入れた

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    2022年08月27日
  • ツァラトゥストラ(上)

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    こんな感じだったんだ……。全然想像していたものとは違った……。超人・ツァラトゥストラさん、なんか思考がやたらマッチョじゃない?笑
    女性蔑視とまでは言わずとも男性優位が根幹なのか、ちょっと読んでいて疲れた。女性の存在を男性を惹き立てるための道具のようにとらえている文脈が多いので、フェミニストが読んだら怒り狂うような気がするよ。

    〈俺たちは薔薇のつぼみと共通点があるだろうか? 薔薇のつぼみは、ひとしずくの露を乗せているだけでも震えている。〉

    〈(子どもと結婚について)神にも、やってきてもらいたくない。あいつ、自分がくっつけたわけでもないのに、祝福するために、足を引きずってやってくるからな!〉

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    2022年01月16日