越川慎司のレビュー一覧
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膨大なデータ分析に基づき今足りないものを示してくれる一冊。
全体組織を巻き込む大きなものから、ちょっと目線を変えるテクニックまで網羅されている。
ただ、読みやすさもあるのかあまり温かさというか熱量を感じず期待とのギャップを感じてしまった。
チームは仲良し軍団ではなく、様々な考えやスキルが混ざるところに強さがある。
「混ぜるな危険」ではなく「混ぜなきゃ危険」なのだ。
個性溢れる材料をどのように味付けし盛り付けるかがリーダーの役目で、組み合わせを実験する余裕を持たねばならないと感じた。
これから自らの言動に取り入れたいことは
・部下との対話を「よろしくお願いします」から
はじめない
→面接 -
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リーダーシップとは「組織のミッションを考え抜き、確立すること」である。言われたことだけをやる人は、これからの時代では厄介者となる。どうせなるんだったら、5%リーダーを目指したいですね。
1. 変化の激しい時代を生き抜くには、「行動の選択肢」を増やすことが必要である。そのためには、行動実験を積み重ねて自分のものにするしかない。
2. 「5%リーダー」は、チームが目標を達成することのみを考えている。みんな必ずタレント(能力)を持っている。それを引き出すことを考える。
3. 発言頻度は多いが、発言時間は短い。「話すこと」よりも「伝わること」を意識している。
4. 人に強く関心を持っている。対話の頻 -
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残業は規制されても、リモートワークを強いられても、設定される目標は下がらない。
つまり、「限られた時間内で成果を上げる」ことが、これまで以上に求められている。
本書はそんな働き方の参考になるコツが詰め込まれている。
特に印象に残ったのは、「内省」だ。
一週間に一度、仕事の振り返りの時間を持つ、というもの。
言葉にすると簡単だけれど、意外とやらない。
何に時間がかかってしまったのか?
もっと効率よくできないか?
やめるべき仕事はないか?
良かった点は何か?
こうした点を振り返り、翌週からの改善タスクとして設定し、行動していく。
この本で紹介されている方法は、どれも意外とシン -
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「トップ5%」シリーズの管理職バージョン。
各企業で優秀な成果を上げている管理職の事例紹介。
優秀な人には仕事が集中するので、滅茶苦茶忙しいはずでも、
オフィス内をゆっくり歩いたり、余裕があるように振る舞うことができるのは、
強い精神力だけではない。あえて自分の仕事を優先するのではなく、
チーム全体の状況を把握し、管理を重視しているからである。
そのうえで、慌てて自分から手を動かして取り掛からず、
仕事の内容を吟味して「やるかやらないか」判断している。
日中話しかけられるのが嫌で、常に追い詰められてピリピリ、
毎日を全速力で駆け抜ける自分とは180度逆である。
この状況を変えたいし、こういっ -
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多くの人が、やらなくてもいい仕事をしていたり、させられていたりしている。そんなムダ仕事たちに取り上げで、その解決策を教えてくれます。
① 商談での成功率が高いパワポは
「1スライドあたり105文字以内」
「色は3色以内(2色がベスト)」
「原色ではない色(赤→あずき色など)」
② 資料を作る人は、「あれもこれも伝えたい」と思い盛り盛りにするが、それは自己中の考え方。読む側の立場に立っていない。
③ 資料は、2割できたくらいの段階で早めに上司に見せる。頂上がどこか確認しないまま、山に登ってはいけない。
④ 会議には3種類あり、「共有のための会議」「決定のための会議」「アイデア出しのための -
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ネタバレよくやる同じ仕事、作業のショートカットを活用して簡素化し、はやく終わらせよう。10秒でもショートカット出来れば積み重なって大きな時間の節約になる。しごとのコンパスなどPanasonicのサービスを使えばどのアプリにどのくらい時間を使ったのか見える化できる。
作業したら終わりではなく、その先の成功と失敗の原因を突き止め、内省をする。週末10分でも1週間振り返り、出した成果と無駄な作業を明確にする。
相手にどう評価されるかではなく、自分の目指すべき姿にどれくらい近づけたが自己実現の鍵となる。承認欲求のための仕事では、他人に振り回されてしまう。
参考になる点が多く読みやすかった。