竹宮ゆゆこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語としては特にアクションも冒険も危機的状況もある訳ではないので、基本会話劇でできている。そしてこの会話劇が微妙だ。上手い下手ではなく話主達の空気がである。「振られた人間と振った人間」「過去の出来事をなかったことにした間柄」で行われる会話はいくらテンションが高くとも中々笑えない。ラノベチックなラブコメよりもリアルな人間関係を描いているのでギャグ要素に笑えるかどうかは読み手を選ぶと思う。これは会話劇というものはリアルに描こうとするほど読み手の経験で印象が変わってしまう所があるからだ。好みに合わなければあまり楽しい物語とは言えないかもしれない。
しかし、モヤモヤを抱えながら進めていくと読者だけでは -
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Posted by ブクログ
ぁ~あ、竜児とみのりんが切れちゃったぁ~
みのりんが可哀想だ…
大河がいなかったらみのりんが竜児を好きになることはなかったし
大河がいたから竜児はみのりんより大河を選んじゃった…
竜児がみのりんに抱いてたのは恋じゃなくて憧れで、恋と錯覚したからみのりんを傷つけたように見える。
結局みのりんを一人にしちゃったじゃん…
一人なのは大河もあ~みんもみのりんも変わらない気がするんだけどな。
大河には親らしい親がいないってことだけじゃん。
竜児は弱い者に同情してるだけな気がする。
みんな同じくらい弱いのに…
それに気づかない竜児はやっぱり馬鹿なんだろう。
駆け落ちしちゃった二人。
後は今ま -
Posted by ブクログ
いろんな特典やら雑誌に載ったものを集めた短編集。
久しぶりにあのとらドラのハイテンションな文章を読んで感慨深かった。
短編集なのでいろいろな話が入っているけど、パラレルや呪い(笑)や黒目術(爆)やらのIF話が面白い。
彼らの将来の話とか、本編でやって欲しいね。
それに、ツンデレでない大河は破壊力有りすぎ(笑)
そりゃ、脳とか心臓とか破裂するよね(笑)
最後の能登と摩耶の話は書き下ろしらしいけど、こういう話を書かせたら、やっぱり竹宮さんはすごくうまい。
ちょっとへたれで勇気が無くて、でも、勇気を出したくて、そして、歩き出していく。
そんな青春話はやっぱりいいなあ。
とらドラはこれで終わりだ -
Posted by ブクログ
とらドラ本編の最終巻となりました。
話の流れそのものは、比較的ありきたりなラインを抜けてはいませんが、それでも1巻で想起させたイメージを上手く昇華させ、なおかつ龍と虎という2人の存在を綺麗に描けていたのではないでしょうか。
爆発力のある作品ではなかったかと思いますが、トータルでは全10巻を通して安定していたかなと思います。ちゃんと新たなスタートとして区切りをつけてくれたのも個人的には良い印象です。
作者の竹宮ゆゆこさんにはまた違った雰囲気の中での物語を期待したいですね。そちらも楽しみです。とりあえずはスピンオフ3巻を読んでみることにします。 -
Posted by ブクログ
佳境を迎えるにつれ、ヒロイン3人と主人公の関係は複雑に絡み合うことに。しかし、それは結局単純な構図に色んな気持ちがないまぜになってしまった結果であり、主人公である竜児は最後の最後でそのことに気づく。
前巻からの流れとしてはまとまりのある内容。全体として誇張表現になりがちなところはあるが、それもキャラをくっきり見せたいという意図の上であると思うので読みづらさはなし。
前半の流れよりむしろここに来てからが面白い。今まで絡むことのなかった糸がぐちゃぐちゃに混ざり合ったことで話に展開が生まれている。
また、アニメの時に比べ、心理描写も多少わかりやすくはなっているので、そういった意味でも読みやすい -
Posted by ブクログ
ついにとらドラも完結。
アニメ版と時期を合わせたように完結したのだが、アニメ版も同様な終わりだったのかな?
とらドラに限らず、アニメ全般、テレビ自体を昨年の11月頃からパタリと見なくなったので顛末が分からないんだよねw
そんなことより原作について。
途中の紆余曲折の部分はやたら「愛」を連呼して無理やり話を進めた感はあるが、竜児・大河と収まるべき所に納まって、竜児が改めて進路希望書に書いた
「みんな幸せ!」
を体現した大団円な最後。
シリーズとしては終了であるが、大河が戻って来た直後の後日談や、他の主要キャラクタのエピソードなどスピンオフシリーズで出して欲しいね。 -
Posted by ブクログ
ドタバタラブコメのとらドラの8作目。
今回は、亜美のセリフ
「-あんたが、それで、本当にいいならね」
の一言に凝縮されていると思う。
自分の本心に気がついてしまったが、押し殺し、実乃梨を立てようとするも、最後の最後で本音を吐露してしまう大河。
かたくなに仮面をかぶり続ける実乃梨。
ちらっと本音(?)を言いつつも「バカだから嫌い」と自分にも言い聞かせようとしている亜美。
・・・なんですかこの苦い展開は;;
修羅場はあるかなぁ・・とは思っていたが予想外の実乃梨と亜美の間で爆発するし。
奇しくも大河の本音を聞いてしまった竜児の行動が次のポイントかなぁ。