竹宮ゆゆこのレビュー一覧
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これは目が離せない。竜児が前向きに実乃梨の方を向いて恋をしようとするの巻。
言葉としては出てこなかった、いや竜児と大河の二人だけが気付いてなかったものが表に出る。実乃梨は竜児に惹かれ始めている。実乃梨もそのことは分かっている。実乃梨は大河が竜児のことを必要としていることか分かっている。だから遠慮している。
大河は親に見捨てられ転んで泣いて喚いてそれでも前へ進もうとする。一人で歩いていこうとする。でも一度暖かさを知ってからは、一人じゃ歩けないのだ。立ってられない、支えが必要なのだ。惚れたはれたの浮かれたラブコメ気分だけじゃなくて、心のどこかでみんな持っている、重くて人には見せられなくて隠れている -
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Posted by ブクログ
「わたしたちの田村くん」や「とらドラ!」など、ラブコメに定評があるゆゆこセンセの最新作。今度の舞台は高校ではなく、一歩進んで大学生。
リア充ライフが描かれていてそこでちょっと…という前評判を聞いていたが、そんな事はなく、相変わらずのハイテンションなノリの文章と、個性ありすぎるヒロインのお話が楽しめる。
前作まではラブコメ→シリアスが巻数でクッキリ分かれる感じだったけど、今作ではそれが一冊の中で描かれているものも、その辺の重たさや違和感を感じさせず、サクサク読めて、より洗練された作品だと思います。
一つ感想を言うなら、リンダ先輩怖いです>< -
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Posted by ブクログ
ネタバレついに動き出した万里の記憶と背後霊と過去。
恋の多角関係もいよいよびしばし角突き合わせる瞬間が訪れ、今まで無条件で味方だった岡ラシアやリンダにプレッシャーをかけられるというなかなか新鮮な7巻でした。
このシリーズで全巻に共通する「待ってくれない」感が今回も発揮されます。
あっちがようやくうまくいったらこっちでまた何か起きている。
事情があるんだもうちょっと待ってくれ。ダメです。
今まで主に万里が失いそうになっていたのは香子であり『今の自分』でありました。
しかし今度はやなっさん、二次元くん、岡ちゃんの三人との友情に、様々な事情がからみ合ってヒビが入ってしまう。
さらに、そちらを立てていたら -