大高忍のレビュー一覧

  • マギ 16

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     今回は、表紙の練紅炎とは関係なく前編でマグノシュタット編が展開されている。人口三十万の都市に隠された真相について、そしてそもそも魔法使いとはどんな存在なのかを開陳するところで物語は閉じられている。
     今巻で活躍しているのはティトスだろう。レーム帝国のシェヘラザードから派遣された魔法使いだが、激情タイプの性格はこの状況に対して難しい対応を求められている。シェヘラザードとの対話を思うに、次の巻ではさらに難しい立場となることだろう。
     それにしても、ここでマイヤーズ教官が活躍することになるとは。良い使いどころだろう。

     今回は星四つ半。次回、非常に重要な設定開示が待ち受けているだろう。楽しみにし

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    2015年06月08日
  • マギ 14

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     マグノシュタット編開幕の巻である。この巻でいきなり風の魔法を得るアラジンであるが、この辺はさすがの展開の早さである。
     同道した練紅覇に、同室のスフィントスと、物語はシンプルに進みながらもこれからを予感させるような展開を絡ませての開幕。本当に達者でいらっしゃるなと。
     白龍との決別もそうだが、一つ一つの展開に意味があり、無駄がない。その過程で開陳される設定も適切な分量と内容であり、それでいて物語は無理なくスムーズに進行しているのだから、大高さんは稀有なストーリーテラーだと改めて思うところだ。

     とはいえ、今回はあくまで開幕の巻。重要な設定の開示はあったが(この世界の魔法の分類や、練紅覇の人

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    2015年06月08日
  • マギ 12

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     今回は旅立ち編とでも称するべきだろうか。シンドリアでの出来事も一段落し、アリババ以外の二人がこれからの行く道を見つけた形である。
     マグノシュタットについては、八人将のヤムライハに加えて前回ドゥニヤの因縁が加えられたことで物語的に注目度が上がっていたわけだけれど、そこにアラジンが乗り込む、というのはさすがのテンポ感だろう。アル・サーメンとの繋がりも示唆されているし、アル・サーメン自体がソロモンとの繋がりを示唆する今巻から察するに、対立構造がより明らかになるだろうことが予測される。
     ところで、ちょっと意外だったのが、白龍の件が今回事件を引き起こしたところである。もう少し引っ張るかな、と思って

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    2015年06月05日
  • マギ 11

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     今回は迷宮攻略&師匠方の無双編。これで簡単に終わったとは思われないが、何しろ強い師匠方であった。
     物語的には、練白龍に加えられた最後の一撃が重要なポイントとなるだろう。最後のおちゃらけ漫画での示唆といい、もしかすると今回の迷宮攻略編において最も重要なシーンだったかもしれない。
     どうでもいい話であるが、迷宮攻略当初のアモンのキモいアレがもっさんのことを言ってたんだなと、今回の巻末漫画でようやく気付いた。我ながら鈍い話である。

     今回は星四つ。
     個人的には、ドゥニヤが救われたのはめでたい。使い捨てにするにはだいぶ気合が入ったキャラであったし、魔法使いでマグノシュタットとの因縁持ちというの

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    2015年06月05日
  • マギ 9

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     シンドリア編の開幕の巻である。
     物語の舞台が整えられているようで、これからの大きな物語に向けて少しずつ準備が進んでいるような印象だろうか。三人のそれぞれの武器の強化に、煌帝国からの二人の来訪者。
     まだまだこれからどんな物語が展開されるかは予測できないような巻であるが、これからの展開に期待して星四つと評価している。

     余談だが、カバーに八人将を(カラーで)描いているところなど、細かいところへの配慮はさすが女性作家だなと感心させられた。こうした配慮は読書にとってありがたいものである。

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    2015年06月05日
  • マギ 6

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     今回はアリババが主役となって物語が進む。カシムとの決別と、さらに親密となる煌帝国勢力とバルバッド王宮へと正面から乗り込むアリババ、といったところで物語はクローズしている。
     場当たり的に魔装を得ている辺りは、本当に王道の少年漫画をやっているなと感心させられるところだ。また、煌帝国の姫君のときめきなど、物語には(物語的な意味での)色気が添えられている。

     今回も星四つ半相当と評価した。物語も半ばを過ぎたことだろう、バルバッド編がどういう形で終結するのか注目したい。

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    2015年06月03日
  • マギ 5

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     今回はアリババの過去の経緯が明らかになるとともに、バルバッドを影から支配する勢力との対峙編である。より正確に言うと、対ジュダル緒戦である。
     物語はシンドバッドとジュダルを取り込むことで、より複雑な色合いを帯び始め、なかなか一筋縄ではいかぬ様相をもたらしつつある。霧の団の幹部三人が姿を消した件はそっと触れられているが、物語上重要なターニングポイントだ。
     対ジュダル戦が今回で片が付くようなものでないことは容易く読み取れるし、次巻からの展開が楽しみなところである。

     間に挟まる巻と言えるような内容であり、元からの密度を思えば星四つ半相当かなと評価した。

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    2015年06月03日
  • マギ 25

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    煌帝国編はじまった。
    白龍とジュダルのコンビは…いいねえ…!破滅の予感しかしない。だがそれがいい。
    自分の怒りを忘れず、許して楽にならず、間違っていることを知っていても怒りに殉じること…それをずっと貫くことは(色んな意味で)難しいのだ。さて、どうなるやら。

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    2015年04月20日
  • マギ 25

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    ネタバレ

    煌帝国篇に入りましたね。

    しみじみと、アリババ君が立派になったなあ、と涙が出てきました。
    彼の決断は自罰的すぎるきらいがあって、見ていてかなしくなってきます・・・

    一方、これまでフェードアウトしていた白龍とジュダルにスポットが当たりましたね。
    「怒り」を抑えられないという二人の考え方は理解できない。ことによっては純粋すぎる、という表現になるのかも。

    ただ、怒りをすべて誰かにぶつける、ということはつまり、自我をどこまでも肥大させていくということにほかならず、それが満足ゆくまで行き渡るには、一度全てのものを壊してしまい、全く自分のものにしてしまうしかないわけで。
    そして荒野でやっと安心するの

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    2015年04月19日
  • マギ 24

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    ネタバレ

    アルマトラン編終了。せつなすぎる;;しかしなんだろう…個人的に、「おまけが本編」感がめっさ強いんですがwwwあと懺悔大会も可愛いよね!シンドリア主従、歪みない!!!

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    2015年02月16日
  • マギ 24

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    アルマトラン編終わり。
    脱落しそうだったけど、がんばって読んでおいてよかった。

    すべては「運命の奴隷」・・・
    なんかジョジョみたい・・・

    これから世界がどう動いていくのか楽しみ。

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    2015年01月30日
  • マギ 23

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    お、おおお?
    似てるっちゃ似てる…けど、わりとキャラの区別つかないことあるからなーと思ってた時期でした。

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    2015年01月29日
  • マギ 24

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    アルマトラン編完結。
    もう何か…、話がとてつもなく壮大…(笑)
    いろんな想いが重なりあって、重なりあって、より複雑になって、わけがわからないけれど、なんとなく理解も出来て。少しずつ、先に知りえた情報と繋がりあっていく感じが気持ち良い。
    でも、今まではアル・サーメンは完全に敵だと思っていたけど、この巻を読んで少し変わったかもしれない。アル・サーメンを築いた人たちの想いも、なんとなくわかるかもしれない。アルバのように神を崇拝しているわけではないけど、自分の子供を殺されたファーランのどこにやることも出来ない怒りとか絶望とかはよくわかる。
    ソロモンと異種族の長たちの繋がりにはグッときた。金属器のジンた

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    2015年01月26日
  • マギ 24

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    アルマトラン編完結

    そして世界が動き出すー!!!

    「ソロモン王」、「アル・サーメン」、そして「マギ」・・・
    アラジンの語る“滅びた世界”の物語に会議に集まった金属器使い裁ちは!?

    いやはや壮大すぎてどうしましょう(*_*;
    もう神々の世界です。
    そして、アラジン誕生の経緯も、ウーゴくんがアラジンの側にいた理由も。
    アラジンが存在している理由も
    もうなんだか、本当にいろいろすごすぎる
    いろんな感情がグルグルしてるけど、未来への希望を信じたい。

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    2015年01月23日
  • マギ 24

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    ネタバレ

    希望ももちろんあるんだけど、色んな人達の抱いた絶望が深すぎて辛かった。
    アル・サーメンは悪だとは思うけど、彼らには彼らの思想と、それを掲げる理由がある。そのために数え切れないほどの他人を犠牲にしようとしていたとしても、今の世界を間違っていると感じてるから、己の論理を貫き覆そうとする。人は自分が正しいと信じていることを行う。信念があるというのはそういうことだろう。
    アルマトランの悲劇というのは、ソロモンの正義が余人にも理解出来る程度のものではなかったというのが不幸の元の一つだったんだろうな。高次というか、一つ上の段階から物事を見ていたんだろう。もしくはもっと単純に、ソロモンの愛は大きすぎた。世界

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    2015年01月16日
  • マギ 23

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    アルマトラン編もいよいよ佳境。
    なんかねー、もうソロモンがイケメンすぎて!(笑)
    あれはシバじゃなくても惚れるわ。
    でも何やら幸せな展開にはならなさそうな予感。

    アルマトラン編が本編にどう絡んでくるのか、楽しみです。
    それにしても登場人物多くなってきたなぁ!

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    2014年11月08日
  • マギ 23

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    一巻まるまるソロモンの話。

    だんだん過去が明らかになってきたけど、結局前の巻でソロモンの隣にいた怪しげな人物は誰なんだろう。

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    2014年10月22日
  • マギ 21

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    バルバット久しぶり‼︎紅明ってイメージと違ったんだけど…。アリババ負けるな‼︎モルジアナとアリババのからみめっちゃ面白かったww彼女欲しいとかwオルバかっこよくなってるしwモルジアナ確かにかなりかわいいな。うん。会談どうなっちゃうんだろうな。

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    2014年08月25日
  • マギ 20

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    マグノシュタット編終わった…のかな?白龍の目の火傷のあとなくなってない?ティトスが生き返った‼︎‼︎アラジンどうなっちゃうんだろw紅炎に殺されちゃうかもw目力でw

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    2014年08月25日
  • マギ 19

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    煌帝国の金属器使いたちすげー!かっこいい!紅炎こわっw真実どんだけ知りたいんだよw白龍こないのかな…。くるといいなあー!紅覇が好き!世間で嫌われてる人たちを仲間にして信頼されるなんて憧れる!ちょっとグロいところもあるけど…。

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    2014年08月25日