大高忍のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は迷宮攻略&師匠方の無双編。これで簡単に終わったとは思われないが、何しろ強い師匠方であった。
物語的には、練白龍に加えられた最後の一撃が重要なポイントとなるだろう。最後のおちゃらけ漫画での示唆といい、もしかすると今回の迷宮攻略編において最も重要なシーンだったかもしれない。
どうでもいい話であるが、迷宮攻略当初のアモンのキモいアレがもっさんのことを言ってたんだなと、今回の巻末漫画でようやく気付いた。我ながら鈍い話である。
今回は星四つ。
個人的には、ドゥニヤが救われたのはめでたい。使い捨てにするにはだいぶ気合が入ったキャラであったし、魔法使いでマグノシュタットとの因縁持ちというの -
Posted by ブクログ
今回はアリババの過去の経緯が明らかになるとともに、バルバッドを影から支配する勢力との対峙編である。より正確に言うと、対ジュダル緒戦である。
物語はシンドバッドとジュダルを取り込むことで、より複雑な色合いを帯び始め、なかなか一筋縄ではいかぬ様相をもたらしつつある。霧の団の幹部三人が姿を消した件はそっと触れられているが、物語上重要なターニングポイントだ。
対ジュダル戦が今回で片が付くようなものでないことは容易く読み取れるし、次巻からの展開が楽しみなところである。
間に挟まる巻と言えるような内容であり、元からの密度を思えば星四つ半相当かなと評価した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ煌帝国篇に入りましたね。
しみじみと、アリババ君が立派になったなあ、と涙が出てきました。
彼の決断は自罰的すぎるきらいがあって、見ていてかなしくなってきます・・・
一方、これまでフェードアウトしていた白龍とジュダルにスポットが当たりましたね。
「怒り」を抑えられないという二人の考え方は理解できない。ことによっては純粋すぎる、という表現になるのかも。
ただ、怒りをすべて誰かにぶつける、ということはつまり、自我をどこまでも肥大させていくということにほかならず、それが満足ゆくまで行き渡るには、一度全てのものを壊してしまい、全く自分のものにしてしまうしかないわけで。
そして荒野でやっと安心するの -
Posted by ブクログ
アルマトラン編完結。
もう何か…、話がとてつもなく壮大…(笑)
いろんな想いが重なりあって、重なりあって、より複雑になって、わけがわからないけれど、なんとなく理解も出来て。少しずつ、先に知りえた情報と繋がりあっていく感じが気持ち良い。
でも、今まではアル・サーメンは完全に敵だと思っていたけど、この巻を読んで少し変わったかもしれない。アル・サーメンを築いた人たちの想いも、なんとなくわかるかもしれない。アルバのように神を崇拝しているわけではないけど、自分の子供を殺されたファーランのどこにやることも出来ない怒りとか絶望とかはよくわかる。
ソロモンと異種族の長たちの繋がりにはグッときた。金属器のジンた -
Posted by ブクログ
ネタバレ希望ももちろんあるんだけど、色んな人達の抱いた絶望が深すぎて辛かった。
アル・サーメンは悪だとは思うけど、彼らには彼らの思想と、それを掲げる理由がある。そのために数え切れないほどの他人を犠牲にしようとしていたとしても、今の世界を間違っていると感じてるから、己の論理を貫き覆そうとする。人は自分が正しいと信じていることを行う。信念があるというのはそういうことだろう。
アルマトランの悲劇というのは、ソロモンの正義が余人にも理解出来る程度のものではなかったというのが不幸の元の一つだったんだろうな。高次というか、一つ上の段階から物事を見ていたんだろう。もしくはもっと単純に、ソロモンの愛は大きすぎた。世界