岩本ナオのレビュー一覧
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魚住くんシリーズ(全5巻)
『夏の塩』
『プラスチックと二つのキス』
『メッセージ』
『過敏症』
『夏の子供』
辛い過去を背負って生きてきた魚住真澄。
久留米やマリ、サリーム、濱田さん、さちのちゃん。様々な人との出会いと別れによって自分の過去と真剣に向き合い、泣いて、笑って、恋をして。
彼が成長していく姿にはとても感動した…。
死はいつでも自分の身の回りにある。
もしも、自分の大好きな人が明日突然いなくなってしまったらどうなるんだろう。
今まで考えたようで考えていなかった人の生と死の関わりについて、この本を通して彼らと共に考えさせてもらえた。
榎田尤利(ユウリ)先生に魚住真澄というキャラ -
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ネタバレ大好きなタケルくんと、付き合えることになった秋姫。初めての告白、初めての彼氏、初めてのデート・・・舞い上がる気持ち、わかるよ!
すっかり忘れていた、初々しい自分を思い出して、余計にキュンキュンしてしまう。でも、相手は違う。あれ、思ってたのと違う、ってなるのも、よくわかる。
丁寧なのにくどくない心理描写、いいです。そして、天狗とか、動物がしゃべるとか、そういう不思議現象に対して、みんながうるさく言わないのもいい。
同級生たちの雰囲気とか、ひめちゃん、もみじちゃんも、天狗の子のわりに、とっても身近にいそうなキャラクター。
みどりちゃんの、ひねくれキャラも、すごく素直な秋姫と対照的で、お互いを -
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魚住くんシリーズ完結編。
響子さんが就職して、そこでの仕事に悩み悲しむ「リムレスの空」
PTSDに苦しむ魚住、苦しむ魚住を救えなくて悩む久留米を描いた「 アイ ワナビー ア フィッシュ」 どんな濁流でも進んで行きたいと考えるようになった魚住くん。 魚住くんは強い、どんどん成長する。
太一くんを祖父母の家で預かり一緒に過ごした夏を描いた「夏の子ども」 魚住くんの強さは、強い子どもだからなんど感じた。 生き物の命にも違いがある、ラットより金魚よりあなたの方が大事だと伝えたい。 あなたが無事ならそれでいいと。 命を奪った悲しみがすでに罰なのだと、子どもに伝えられたらいいなあ。 -
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魚住くんシリーズ第3弾。 シリーズ最大の衝撃というだけはある。 やっと心を取り戻し始めた魚住くん。 そんな彼の前に、過去の魚住くんを思わせるような少女が現れる。 「僕のお母さんになってくれませんか?」 独特の感性で繋がる2人だが、少女は魚住くんの目の前で事故死してしまう。 今まで幾度となく出会ってきたであろう死。 しかし、心を取り戻し始めた魚住くんにとっては大きな大きな「死」となった。 展開が早くて読む手が止まらなかった。 魚住くんの何も感じないところがよかったのに…と思っていたけど、色々な感情を得たからこその辛さがある、とわかった。 BLという一言でくくれる作品ではない。 大切な人を失うとい
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最後がいい
近所のレンタルコミックで
1~12、全巻読みました(*^^*)
どんなに途中が良くても終わり方で
読むんじゃなかったとか
買うんじゃなかったって思うことって
あると思うんですが
この作品は、私的ですが
終わり方が素敵です( ´艸`)
絵は正直好みではありませんし
こんな女子高生おらんやろ!!って
突っ込みたくなるような女子高生が
おったりして、かなり独特です。
田舎を舞台にしてるから
絵もキャラクターも受け入れれるかな
と言う感じです。
漫画の題名どおり、本当に町でうわさで
斬新だなと思いましたw
そんな設定初めて読んだ(*^^*)
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Posted by ブクログ
ネタバレ感情表現が乏しく不安定さをもつ美少年大学院生・魚住と
ガサツで短気でヘビースモーカーのサラリーマン・久留米との
恋愛を軸にしたBL作品。
一般文芸レーベルで再販されたということもあり、
男目線で読んでも面白かった。
(男とは言っても、僕はかなりの草食系でございます)
魚住くんは、泣かない、笑わない、怒らない。
「トレーシングペーパーをかけたようにあやふやな存在」である。
そんな彼が周りの人間たちとのふれあいを通じて、
少しずつ色鮮やかな世界を生きていくようになる姿をみていると、
心が温かくなってくる。
我が子(いないけど)の成長を見守っているかのよう。
隣人の留学生・サリームから教わって初 -
購入済み
久々にマンガで泣けた‼
全巻読み終えて、今、感動に浸ってます。いやマジで。
読み始めた最初の頃は、あまり好きな絵柄じゃないし、ゆるーい天狗の子のお話だなぁなんて思いながら読んでました。
読み進んでいくうちに、不思議と途中で読むのをやめられなくなって、11巻からはハラハラしながら、もしかしたらこれって悲しい結末になるんじゃないの?なんて思いましたが実際は!
12巻では泣きました。姫ちゃんへの瞬くんの強い強い思い。姫ちゃんの瞬くんへの思い。家族、友達の思い。
もういつのまにか作者の岩本先生の絵柄も好きになっちゃってました。
マンガ読んでマジ泣きしたのなんて何年ぶりだろう。
色んな人に読んでみてほしい作品です。オススメ!