岩本ナオのレビュー一覧

  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    喪失を抱えながらもなお生きる。
    生きていたら誰もが直面する誰かの死。大切な人であればあるほど辛いその死は私たちの心を抉り他の誰かで埋められるものではない。この物語では、その傷を無理に塞ごうとは誰もしない。むしろその大切な人への感謝の気持ちを持つことを、教えてくれる。私にとってあなたはこんなにも大きな存在だったのだと。
    人と関わることを恐れないで、失うことを恐れないで、生きる。優しい気持ちになれる物語だった…。

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    2016年06月09日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    魚住くんシリーズ(全5巻)
    『夏の塩』
    『プラスチックと二つのキス』
    『メッセージ』
    『過敏症』
    『夏の子供』

    辛い過去を背負って生きてきた魚住真澄。
    久留米やマリ、サリーム、濱田さん、さちのちゃん。様々な人との出会いと別れによって自分の過去と真剣に向き合い、泣いて、笑って、恋をして。
    彼が成長していく姿にはとても感動した…。

    死はいつでも自分の身の回りにある。
    もしも、自分の大好きな人が明日突然いなくなってしまったらどうなるんだろう。
    今まで考えたようで考えていなかった人の生と死の関わりについて、この本を通して彼らと共に考えさせてもらえた。

    榎田尤利(ユウリ)先生に魚住真澄というキャラクターを生み出してもらえて良かった。
    優しくて、そして誰よりも強い。
    「強い子供」な彼に出会えて本当に良かった。
    魚住くんシリーズはこの5巻で完結しているけれど、彼らの人生はこれからも続いて、沢山の出会いや別れを繰り返していくのだろう。

    私も、いつか自分の好きな人たちと別れるときが来たとしても、その人と出会えたことを大切にしていきたい。

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    2016年03月19日
  • 町でうわさの天狗の子 2

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    ネタバレ

    大好きなタケルくんと、付き合えることになった秋姫。初めての告白、初めての彼氏、初めてのデート・・・舞い上がる気持ち、わかるよ!
    すっかり忘れていた、初々しい自分を思い出して、余計にキュンキュンしてしまう。でも、相手は違う。あれ、思ってたのと違う、ってなるのも、よくわかる。

    丁寧なのにくどくない心理描写、いいです。そして、天狗とか、動物がしゃべるとか、そういう不思議現象に対して、みんながうるさく言わないのもいい。

    同級生たちの雰囲気とか、ひめちゃん、もみじちゃんも、天狗の子のわりに、とっても身近にいそうなキャラクター。

    みどりちゃんの、ひねくれキャラも、すごく素直な秋姫と対照的で、お互いを引き立てています。

    後続の巻を読んだ後、読み直すと、伏線があちらこちらに!
    何度読み直しても、飽きないです。

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    2016年02月20日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    魚住くんシリーズ完結編。
    響子さんが就職して、そこでの仕事に悩み悲しむ「リムレスの空」
    PTSDに苦しむ魚住、苦しむ魚住を救えなくて悩む久留米を描いた「 アイ ワナビー ア フィッシュ」 どんな濁流でも進んで行きたいと考えるようになった魚住くん。 魚住くんは強い、どんどん成長する。
    太一くんを祖父母の家で預かり一緒に過ごした夏を描いた「夏の子ども」 魚住くんの強さは、強い子どもだからなんど感じた。 生き物の命にも違いがある、ラットより金魚よりあなたの方が大事だと伝えたい。 あなたが無事ならそれでいいと。 命を奪った悲しみがすでに罰なのだと、子どもに伝えられたらいいなあ。

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    2016年02月09日
  • メッセージ 魚住くんシリーズIII

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    魚住くんシリーズ第3弾。 シリーズ最大の衝撃というだけはある。 やっと心を取り戻し始めた魚住くん。 そんな彼の前に、過去の魚住くんを思わせるような少女が現れる。 「僕のお母さんになってくれませんか?」 独特の感性で繋がる2人だが、少女は魚住くんの目の前で事故死してしまう。 今まで幾度となく出会ってきたであろう死。 しかし、心を取り戻し始めた魚住くんにとっては大きな大きな「死」となった。 展開が早くて読む手が止まらなかった。 魚住くんの何も感じないところがよかったのに…と思っていたけど、色々な感情を得たからこその辛さがある、とわかった。 BLという一言でくくれる作品ではない。 大切な人を失うというのはどういうことなのか、それを考えさせてくれる作品。

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    2016年01月31日
  • プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII

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    面白かった!

    BLで、なかなかくっつかない二人というのはあんまり読んだことなかったかも。魚住くんが幸せそうにしていると、嬉しい。

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    2016年01月23日
  • 町でうわさの天狗の子 1

    最後がいい

    近所のレンタルコミックで
    1~12、全巻読みました(*^^*)

    どんなに途中が良くても終わり方で
    読むんじゃなかったとか
    買うんじゃなかったって思うことって
    あると思うんですが

    この作品は、私的ですが
    終わり方が素敵です( ´艸`)

    絵は正直好みではありませんし
    こんな女子高生おらんやろ!!って
    突っ込みたくなるような女子高生が
    おったりして、かなり独特です。

    田舎を舞台にしてるから
    絵もキャラクターも受け入れれるかな
    と言う感じです。

    漫画の題名どおり、本当に町でうわさで
    斬新だなと思いましたw

    そんな設定初めて読んだ(*^^*)

    少しずつ少しずつ、主人公が誰が一番好きなのか
    自覚していくんですが、それが微笑ましいし
    ずっと見守って来たクールな男の子が
    主人公のふとした行動で動揺するのが
    またたまらない( ´艸`)

    こんなに大事にされたい
    と、きっと思うと思います( ´艸`)

    最後の最後の………
    『知ってると思うがな…』
    の次が、私、キュン死にするかと思いました( ´艸`)

    2ページ使って、バンって感じなので
    電子書籍より紙で読んで欲しいです。

    是非、全巻読んで頂きたい作品です(*^^*)

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    2015年11月10日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    何気なく買ってハマってしまった。
    BLなんだろうけど、だからこその心理描写に引き込まれる。
    明日、大人買いしよ…好きな作家さんが増え楽しみが増えた。

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    2016年11月20日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    すごく面白かった。
    文体が私好みなのもあって読みやすさは抜群。表現がいちいち好みだった。
    これはBLというよりも純粋な愛の話だなぁ、と。
    愛を描いた話。
    BL小説苦手……という方でも気に入るのではないかと。

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    2015年11月04日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    ネタバレ

    感情表現が乏しく不安定さをもつ美少年大学院生・魚住と
    ガサツで短気でヘビースモーカーのサラリーマン・久留米との
    恋愛を軸にしたBL作品。
    一般文芸レーベルで再販されたということもあり、
    男目線で読んでも面白かった。
    (男とは言っても、僕はかなりの草食系でございます)


    魚住くんは、泣かない、笑わない、怒らない。
    「トレーシングペーパーをかけたようにあやふやな存在」である。
    そんな彼が周りの人間たちとのふれあいを通じて、
    少しずつ色鮮やかな世界を生きていくようになる姿をみていると、
    心が温かくなってくる。
    我が子(いないけど)の成長を見守っているかのよう。
    隣人の留学生・サリームから教わって初めて料理をしたときに見せた静かな笑顔などは、読んでいて特に微笑ましい。「真澄(魚住くんの下の名前)が笑ったよ!おかーさーん!!」と叫びだしたくなる感じ。
    そして最も大きな変化は、彼が「人を好きになっていく経験」をすること。
    あまりにも遅いのかもしれないが、27歳の彼にとっての初恋。
    恋という気持ちの正体が分からず慌てる姿がとてもかわいらしい。
    初恋相手である久留米のほうも少しずつ魚住を好きになっていくが、
    自らの恋心に無自覚であろうと努力する姿が、こちらもかわいらしい。
    言うに事欠いて魚住くんに対して「バーカ」としか言えなくなっちゃうあたり。ニヤニヤがとまらない(・∀・)
    互いが互いへの恋心に無自覚である瞬間はとても美しい。まさに青春!
    大人キャラクターでこの美しき青春を描けるのは、BLならでは。


    魚住くんも久留米も共に同性愛者というわけではない(ノンケというやつ)
    ので、「自分は異性愛者なのだから」という葛藤がある。
    BLではテッパンの展開だけれど、人を好きになることの普遍性は
    こういう"言い訳"を超越したところにあると思う。
    BLだからどうこうという話ではない。

    ただ、最初の方は、男性読者(というか草食系?)的に若干辛いものがあった。
    魚住くんは過去、飲み会のたびに彼女を取っ替え引っ替えしていた
    という事実があり、それでいて男から強姦された経験があり、
    インポであることを平然と言ってのける。
    性に対する"オープンさ"を表すような設定に少し圧倒されてしまうというか、
    いけ好かなさを感じてしまった。
    でもここを超えるとステキな境地に連れて行ってくれる。
    もし冒頭で同じような印象を受けた人も、少し我慢すると幸せになれる。

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    2015年09月28日
  • 町でうわさの天狗の子 12

    購入済み

    久々にマンガで泣けた‼

    全巻読み終えて、今、感動に浸ってます。いやマジで。
    読み始めた最初の頃は、あまり好きな絵柄じゃないし、ゆるーい天狗の子のお話だなぁなんて思いながら読んでました。
    読み進んでいくうちに、不思議と途中で読むのをやめられなくなって、11巻からはハラハラしながら、もしかしたらこれって悲しい結末になるんじゃないの?なんて思いましたが実際は!
    12巻では泣きました。姫ちゃんへの瞬くんの強い強い思い。姫ちゃんの瞬くんへの思い。家族、友達の思い。
    もういつのまにか作者の岩本先生の絵柄も好きになっちゃってました。
    マンガ読んでマジ泣きしたのなんて何年ぶりだろう。
    色んな人に読んでみてほしい作品です。オススメ!

    3
    2015年09月27日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    もともとはノーマルだった二人(男同士)がお互いを恋愛の対象と意識し初め、困惑する気持ちを描いた序章に位置する作品。
    緩く、不運な雰囲気を纏う学生の魚住くんと硬派で実直な社会人の久留米くん、対極にある設定が生かされていると思う。
    魚住くんは、幼い頃持ち得なかった暖かさや包み込むような安堵感を求めているんだろうなぁ。それを与えてくれるのが久留米くんだった。久留米くんの持ち前の性格が魚住くんの気持ちとマッチして、お互いを求めるようになったのかも知れない。
    二人の友人の「マリさん」がいい味出してます。
    これからの二人が楽しみ♪

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    2015年08月25日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    ハードカバー版を既読。泣いた。泣いたったら泣いた。しかも本編であれだけぐずぐずと泣いたというのに、あとがきに更なるとどめを刺された。不安をかたちにしたキャラクターが読者のなかにもいるのだと感じるようになった、という著者の発言に特別と普遍の両方を感じて、それはまるで祝福だと感じられたのだ。覚えている限りの記憶では、わたしは昔から夏が好きではない。けれど嫌いにならないのは、数々の小説で描かれる夏の情景に惹かれるから。開放的でありながらさみしさもはらむ夏という季節は、太陽に背を向ける意地っ張りの背も確実に押す。

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    2015年07月11日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    主人公・魚住を含む登場人物が全て魅力的。こんな人達に恵まれて、魚住は幸せですね。だから、彼も人間らしくなって来た(笑)

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    2015年07月07日
  • プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII

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    主人公・魚住を含む登場人物が全て魅力的。こんな人達に恵まれて、魚住は幸せですね。だから、彼も人間らしくなって来た(笑)

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    2015年07月07日
  • 過敏症 魚住くんシリーズIV

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    想いが通じ合いましたね~。良かった良かった。魚住に表情が出てきたのがこれまた嬉しい!そして久留米の行動が…若いっていいなぁ(笑)

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    2015年07月07日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    1巻から1日1巻ペースで完読です。 いろいろありましたが、二人は自分たちのペースで愛を育んでいますね。 二人ともいい男になってます(満足) マリちゃんにはビックリだったけど、あの子らしいし。 出来ればサリームと馨ちゃんのお話をもっと発展させて欲しかったかも…

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    2015年07月07日
  • 夏の子供 魚住くんシリーズV

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    ネタバレ

    魚住くんシリーズ最終巻。
    最後まで一気に読みました。

    暗に、アメリカに行っても魚住と久留米の関係が続いてることが描かれているけど、正直物足りなかったというか、モヤモヤしたというか・・・もっと二人がいちゃこらしてるところも読んでみたかったな!という感じw

    次巻が出るのを楽しみにしていた日々が終わったのかと思うと、ちょっとさみしい><

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    2015年06月30日
  • 町でうわさの天狗の子 11

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    ネタバレ

    終わってしまったんだな、という寂しさでいっぱいになるほど、大好きな物語でした。
    こんなに続感を待ち望んだのも久しぶり。
    後半、どんどんファンタジー色が強くなりますが(いや元々かなりファンタジーなんですが)ハラハラの連続で、
    だけど秋姫と瞬ちゃんの信頼関係とかラブとかから目を離せませんでした。
    大好きなまんがです。

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    2015年05月20日
  • 過敏症 魚住くんシリーズIV

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    よかった。
    人が人と結ばれるのは、素敵なことだ。自分の思いに素直になることが大事。
    魚住も久留米も、結局素直なんだ。やり方は違うけれど。
    3巻でだいぶ、悲しいエピソードがあったから、この巻は、幸せそうなところが多くてよかった。
    魚住、可愛い。
    開き直った久留米も、なかなかよい。

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    2015年05月04日