石川優吾のレビュー一覧
-
表紙のかんじとはちがうかも
全巻読んだ。
本屋の平積みでちょっと気になってたけど、絵的にエログロナーバス漫画かと思って躊躇してたのだけど、その点、割と健全でそんなに暗くなる話じゃなかったのはよかった。
ただ、なんかいつも戦ってるのだけど、その意義というかなんでそんなストーリーにしなくちゃいけないのかよくわかんなかった。とくに中盤から。
戦闘ものやりたいならそーゆー漫画にすればいいのになー、というくらい大筋とあんま関係なく戦ってる感じ。
基本設定は斬新で面白いから、もっとなんか違う展開にできなかったのかなー。。
でもとくに前半は面白いし、一話一話は結構読ませるので、ドラゴンヘッドとか好きなひとにはいいかも! -
Posted by ブクログ
ネタバレ“時間”をテーマに扱っているSFは数あれど、この作品はその“時間”が、“黒い
水”という特徴的な表現になっています。
“黒い水”は万物に時間を与えながら街から街へ移動し、生命は歳をとり死んでゆ
くが、何らかの理由で“時間”が見える人間は、それから逃げることで、歳をとら
ずに生き続けることができるそう。私たちは知らないうちに“黒い水”に浸かって
いるということですね!
主人公スーとマンション最上階の住人たち、そして屋上に潜んでいた、何百年も
“時間”から逃げ回っている子ども達が、過去や未来に(なぜかマンションごと)
タイムスリップするお話です。どうやらこの子ども達が物語のキーになってくる
よ -
Posted by ブクログ
ネタバレ犬と人にまつわる連作集。
静かに時間が流れていく様子に、心がじわじわと締めつけられました。
「犬を迎える」
様々な犬と暮らし、別れを繰り返してきたある家族と犬との生活を淡々とつづった話。
犬を通じた家族や人間同士のやり取りが心に沁みました。
「うちのいぬのこと」
ある漫画家の犬との暮らしの記録。
犬に対する特別な愛情表現は無いけれど、優しさを感じる作品でした。
「招かれざる犬」
勤務先の守衛さんが会社で飼っていたヨボヨボの犬を、守衛さんの定年を機に引き取ってきたら・・・
一番好きな話です。
ヨボヨボ、ガリガリで舌も鼻水も出っぱなし、おまけにおならもし放題という汚い犬の描写が見事で、こん