阿部賢一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
カレル・チャペックが1937年に書いた戯曲。
隣国の小国に威信を示すため攻め込もうとする軍事国家。アラフィフ以上が発症する白い病が世界的に大流行。そんな中一人の町医者が治療法を発見するが、その治療に際し、一つの条件をつけた。
世代対立、戦争主義者と平和主義者、扇動者と扇動される群衆、と様々な切り口を見せつつ、皆「正しい」行動をしているとは言えない。平和主義者でさえ、その行動は首をかしげる。「正しい」とは何かを考えさせられる作品。
また、90年近く前の作品なのに、戦争、世代対立、貧富の格差、パンデミックと現代と同じ状況が描かれる。未来をも予知したカレル・チャペックすげぇ、のではない、人類が -
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
一つ一つの話題はあまり深みに入り込まず、それぞれのテーマ毎の対談者が連想する関連する本を上げていくような感じで進む。友達同士で、あの本って面白いよねーと語り合っているような雰囲気。特に議論が入り組むようなところがなく、この本はすごい面白いのかなと異様にひきつけられることはない。総花的にあげられた中から、よさそうな本を読んでみようかなと思うような、雑誌に表紙の絵入りで載ってたら、いい企画だなーと思うだろう本。単行本として読むとすこし軽く、物足りない気がする。
ただ、単純にいって、なぜ今の時代でも谷崎が、普通にエンターテイメントとして楽しむことができるのか。アリスの永遠性。など。名作として考えられ -
-
Posted by ブクログ
よく本を読むひとはあまり本を読まない人によく聞かれると思う。〇〇の本が好きなんだけどそれ系ないか、と。難しいよね、例えばこの本にもあるけど伊坂幸太郎が好きな人ってたくさんいる。伊坂幸太郎が好きな人に薦める本ってなるとわたしは東野圭吾や湊かなえを薦めてしまうけど、本書では映画なされたベストセラーとしてハニフクレイシ、アーヴィンウェルシュ、カズオイシグロなどを挙げている。伊坂幸太郎が好きと言うよりも映画化されてる面白い本というニュアンスだろうが少し違和感。
逆に谷崎潤一郎の痴人の愛からはじまり、三島由紀夫、江國香織。大島弓子から、萩尾望都、ミランダジュライというセンスはわかる。好きだわどれも。