【感想・ネタバレ】湖のレビュー

あらすじ

まだ、いけにえが足りないんだよ――湖から戻らなくなった祖父。そして少年ナミは母を探し旅立つ。気鋭のチェコ女性作家が描く現代の黙示録!マグネジア・リテラ賞、EU文学賞受賞。

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Posted by ブクログ

どこかロシアの辺境のような湖の村,湖が枯れていき荒廃していく人々と村,母親に捨てられた少年ナミは祖母を姨捨のように村人から湖に生贄として流され一人になってしまう.ナミの母を求めての遍歴と吹きすさぶ暴力の中で,それでも優しい人達はいてナミも成長していく.最後にまた村へ帰り到達したところで明かされた真実に胸が震えた.

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2019年07月11日

Posted by ブクログ

マグネジア・リテラ賞、EU文学賞受賞作。
チェコの女性作家さんの作品。
主人公ナミの成長を辿る物語。
ジャンルの分類は難しい。文学的。
描かれるのは、幻想、暴力、理不尽、愛情、成長。
物語というよりも、作品全体の雰囲気がわりと好み。

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2022年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった後「ディストピア」と言われるという評価を読んでえぇーと思ったけど,落ち着いて考えるとやっぱりいろいろ背景にされているんだろうなと思う。静かな筆致も印象に残った。

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2019年10月29日

Posted by ブクログ

想像してたのと違った。英語圏でない幻想的でよくある感じかと。ある部分は幻想要素もあり、その存在感が他と違う。
祖父母に育てられ、近くにある湖に二人ともからめとられ、天涯孤独となった少年。当然両親の足掛かりを見つけにゆく。その道は厳しい。過酷で悲惨。いいことは何もない。母親を見つけるが村全体で奴隷のように働かされて、襲撃にも合い、故郷に戻るよう説得。母親は何よりも故郷と湖を怖れていた。少しずつ心も体も成長してゆく少年だが。この後、暖かい気持ちが訪れることはあるのか。うーん、読んだことない読後感。

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2019年09月08日

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