あらすじ
まだ、いけにえが足りないんだよ――湖から戻らなくなった祖父。そして少年ナミは母を探し旅立つ。気鋭のチェコ女性作家が描く現代の黙示録!マグネジア・リテラ賞、EU文学賞受賞。
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Posted by ブクログ
どこかロシアの辺境のような湖の村,湖が枯れていき荒廃していく人々と村,母親に捨てられた少年ナミは祖母を姨捨のように村人から湖に生贄として流され一人になってしまう.ナミの母を求めての遍歴と吹きすさぶ暴力の中で,それでも優しい人達はいてナミも成長していく.最後にまた村へ帰り到達したところで明かされた真実に胸が震えた.
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マグネジア・リテラ賞、EU文学賞受賞作。
チェコの女性作家さんの作品。
主人公ナミの成長を辿る物語。
ジャンルの分類は難しい。文学的。
描かれるのは、幻想、暴力、理不尽、愛情、成長。
物語というよりも、作品全体の雰囲気がわりと好み。
Posted by ブクログ
読み終わった後「ディストピア」と言われるという評価を読んでえぇーと思ったけど,落ち着いて考えるとやっぱりいろいろ背景にされているんだろうなと思う。静かな筆致も印象に残った。