石井千湖のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
立東社で出していた単行本の文庫化。改稿&書き下ろし新章追加されています。
追加されたのは四章丸ごとで、以下がその扱ってるネタです。
・夏目漱石と門下生たち
・志賀直哉と弟子たち
・江戸川乱歩と仲間たち
・コラム 文豪たちのキャラクター化の先駆け
乱歩周辺の、探偵小説界隈の仲間たちを扱ってくれたのが嬉しい。漱石門下生の話などは文学史的にもメジャーなネタだと思うのですが、雑誌「新青年」を中心に広がっていた探偵小説の人間関係も、掘るとなかなかあちこちドラマ満載なんですよね…。
というわけで、既に単行本版持っている人も、この新章追加分だけでもかなりのボリュームがあるので、文庫版買う意味があるかと -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
一つ一つの話題はあまり深みに入り込まず、それぞれのテーマ毎の対談者が連想する関連する本を上げていくような感じで進む。友達同士で、あの本って面白いよねーと語り合っているような雰囲気。特に議論が入り組むようなところがなく、この本はすごい面白いのかなと異様にひきつけられることはない。総花的にあげられた中から、よさそうな本を読んでみようかなと思うような、雑誌に表紙の絵入りで載ってたら、いい企画だなーと思うだろう本。単行本として読むとすこし軽く、物足りない気がする。
ただ、単純にいって、なぜ今の時代でも谷崎が、普通にエンターテイメントとして楽しむことができるのか。アリスの永遠性。など。名作として考えられ -
-
Posted by ブクログ
よく本を読むひとはあまり本を読まない人によく聞かれると思う。〇〇の本が好きなんだけどそれ系ないか、と。難しいよね、例えばこの本にもあるけど伊坂幸太郎が好きな人ってたくさんいる。伊坂幸太郎が好きな人に薦める本ってなるとわたしは東野圭吾や湊かなえを薦めてしまうけど、本書では映画なされたベストセラーとしてハニフクレイシ、アーヴィンウェルシュ、カズオイシグロなどを挙げている。伊坂幸太郎が好きと言うよりも映画化されてる面白い本というニュアンスだろうが少し違和感。
逆に谷崎潤一郎の痴人の愛からはじまり、三島由紀夫、江國香織。大島弓子から、萩尾望都、ミランダジュライというセンスはわかる。好きだわどれも。