石井千湖のレビュー一覧
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「有栖川有栖、大澤真幸、奥泉光、角田光代、鴻巣友季子、國分功一郎、斎藤環、柴田元幸、中沢新一、平野啓一郎、宮崎哲弥……第一級の識者46人による本邦最高の名著解説!
・『坊っちゃん』って実は“コミュ障”?
・児童虐待という最先端のテーマ『カラマーゾフの兄弟』
・フィクションのお金が社会を動かすことを予...続きを読むPosted by ブクログ -
『エルサレムのアイヒマン』の解説読みながら世界中どこの誰でも“アイヒマン”になりうるだろうけど日本人のメンタリティ的にめちゃくちゃ適性ある気がするので、“ヒトラー”に気を付けるのも大事かもだけど自分や身の周りの人が“アイヒマン”にならないように注意を払う方がより肝要では…と寒気がしたPosted by ブクログ
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週刊文春連載。世界の名著100冊をそれぞれの識者が語る。史上最強のブックガイド。
連載当時から楽しく読ませてもらっていたコラム。簡潔だが奥深い内容。その道の賢人が語る名著の魅力がコンパクトにまとめられている。
まだまだ世の中多くの未読の名著があるが、恐らく読み切ることはできないだろう。それでも中...続きを読むPosted by ブクログ -
本屋で見つけて、編者が都甲幸治ってこともあり、是非読みたいと思って入手。最近特に、洋邦問わず文学賞が気になるってこともあり、これもとても楽しく読ませてもらいました。方々で言われていることだけど、ノーベル賞より注目すべき文学賞は、あれもこれもあるってことですね。実際には”8大”文学賞では決してないけど...続きを読むPosted by ブクログ
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挿絵が今の時代こういう方が売れるんだろうと思いつつも彼らの写真そのままでいいよなと思わないでもない。
内容は適度に掻い摘まれていて読みやすいが、やっぱり戦前の作家はそれこそ「文豪」と称される人物が多いものの、局所的に渉猟する程度に落ち着く。Posted by ブクログ -
文豪たちの関係性は表面上でしか知らなかったから凄く興味深かった。
作家の表現力でみる友人評は巧みな語彙力で色彩豊か。
そこに愛あるツッコミが著者さんから入ってとても読みやすかった。
時代さえ同じであればほとんど知り合いという世間の狭さは驚きだった。佐藤春夫、何者だ。Posted by ブクログ -
「ああ友よ佐藤春夫よかかる時恋人よりも恋しきも汝(なれ)」(堀口大学)
「君だけは知ってくれる ほんとの私の愛と藝術を」(室生犀星→萩原朔太郎)
「いたって非社交的な私にとって、乱歩はただひとりのひとだったのである」(横溝正史)
ちょっとあなた方仲良すぎません~!?とにんまりしてしまうエピソードが満...続きを読むPosted by ブクログ -
この時期の文豪の仲の良さがわかる面白い本でした。しかし、萩原朔太郎は酷い!美少年だと思ってた室生犀星が背の低い頑強な男だったとか書くな!(笑)その後二魂一体の親友になったけれども。それ以外にも様々な仲の良い文豪たちが物語と共に出てきて、かなり読みやすいお勧めブックガイドなども付いた親切な本でした。Posted by ブクログ
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意外な文豪たちのつながり。
現実は小説より奇なりを字で言ってる人たちばかりで、名を残す人たちって、これくらいじゃないといけないのかしら…と思いをはせました。Posted by ブクログ -
作家別に紹介した読書ガイド。とても良心的だと思う。自分としては「コナンドイル」の章でピンチョンの新訳が出ているのを知ったのがよかった。希望としては、取り上げた作家が限らているのが残念なので、シリーズ化してくれるとうれしい。Posted by ブクログ
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村上春樹/ルイス・キャロル/大島弓子/谷崎潤一郎/コナン・ドイル/J・R・R・トールキン/伊坂幸太郎/太宰治
どれかの名前にピンときたら読んでみてもいいかもしれない。
書評家、作家、翻訳家が10人。
ブコウスキーの訳者として知られる都甲幸治さんをホスト役にして1作家3人ずつの鼎談方式のブックガイド...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル通り各文学賞について複数の方たちが好き勝手(?)話をしたものが1っ冊の本にまとめられている。面白かったのは文学賞の背景であったり、審査の仕方であったり文学賞の周辺まで考察したり説明があったりで、なかなか読み越えのある本だった。世の中にはまだまだ知らない本がたくさんあるのでとても勉強になった。Posted by ブクログ
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芥川賞や直木賞なんて世界の文学賞のうちに入るのだろうか?日本の作家が書いた日本語の小説しか対象になっていないのに。なんてことを思ったけれども、読んでみました。今年も話題になっているのは、もちろんノーベル文学賞。村上春樹さんがとるかどうか、メディアで騒がれました。この本を読むとわかるのですが、その根拠...続きを読むPosted by ブクログ
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最近全然小説を読んでいないので、なんか読んでみたいなとまず軽くジャブぐらいの気持ちで読んでみたら、実際の本を読まなくても良いんじゃないかな?と思うぐらいに面白かった。中ではとりあえずカズオ・イシグロが気になる。それと『痴人の愛』の猛プッシュぶりに、これは読まなくてはならないのかもなと思った。Posted by ブクログ
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鼎談してる方々が楽しんじゃってる感じでw
それがいいんだろうけど、こちらとしては置いてかれてる感があったりw
でも、なかなか面白い読み方もご教授いただけたりww
固そうな文学作品も、つっこみどころ満載のようでwww
やっぱり、エロってつっこみながら読むとヘンなツボにハマりやすいらしいww
有名な文...続きを読むPosted by ブクログ -
こういうのとても好きなので面白かったけど、結構ネタバレも激しいし、話の雰囲気的にも「あるものを好きな人にテーマからその人に本を薦める」というよりは、「あるテーマのそれも、関連するものも大体読んでる人が読書仲間とグルーピングしてたのしむ」本かな。もうすこしブックガイド的な雰囲気が欲しかった。大学で、部...続きを読むPosted by ブクログ
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作家や翻訳家、文学研究者など文学に携わる方々の鼎談。国内や海外、様々な作家の作品が紹介され、話は尽きない。
自分が抱いていた固定イメージがひっくり返されるような見方もあり、とても新鮮だった。
読みたい本は尽きないけど、時間は無限じゃないのが切ない。。Posted by ブクログ