藤井光のレビュー一覧

  • ガザ・キッチン パレスチナ料理をめぐる旅

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    最初の方のぺージの人々の笑顔で涙出そうに。
    みんな無事だろうか。
    できればお料理の写真がもっと欲しかったけど、
    読めて良かった。

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    2025年12月14日
  • すべての見えない光

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    ネタバレ

    ビルゲイツのおすすめ。
    まずはNetflixで。マークラファロは私の好きな俳優さんの1人です。
    彼が出てる映画は面白いものが多いです。

    その後に観たNetflixのドラマ、マニフェストでこの本がずっとテーブルに置いてあった。
    それで気になり、今更ですが本も読むことにしました。
    いつも思いますが、日本語で読めることに感謝です。
    翻訳家さん、ありがとうございます。

    見えない光とは、つながり。
    悪い空気も同調させる空気もある。思想。
    ネット、ラジオ、亡くなった人達。

    自分の時間、人生を一生懸命に生きる。
    自分の意思で。
    国家や誰かの駒では無く。

    何年、生きたかでは無く、自分の人生を生きたか。

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    2026年01月04日
  • サブリナ

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    登場人物の目が単純なのに、前後の文脈によって超怖く見える時があり不思議。明確な殺意に見える時もあり、諦観しているようにも見える。ヘビーな話でSNSに追い込まれていく様は本当にどう救えば良いのかわからない。最後に猫を探しに行くストーリーは救いや何が待っているのか不可思議な感覚で良かった。

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    2025年11月18日
  • ブリス・モンタージュ

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    ⭐️4.0
    久しぶりに面白い作品に巡り会ったなあ。
    アメリカに住むアジア人の目線で、人種、ジェンダーなど織り込みながら、鋭い観察眼と軽妙な文体(これは翻訳者の力もあるが)に魅了された。
    中短編で、作品によってSFチックなのもまたよい。さまざまなタッチの作品が楽しめて、一粒一粒味わう高級チョコのように、ゆっくり楽しみました。

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    2025年11月08日
  • すべての見えない光

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    第二次世界大戦中の重苦しさとダイヤモンドを巡るサスペンス感がありつつも、繊細な心情が綴られた詩的な文章が素敵で魅せられた。

    ドイツ兵というと横暴なイメージしかないけれど、全員がそうではなくヴェルナーやフレデリックのような性格の人達もいたんだよね。学問に興味のあった2人が戦争がなければ全く別の人生を歩んでいけただろうに…と思ってしまう。
    戦争経験者は戦争が終わっても生きている限りその記憶はいつまでも重い心のしこりとして残ってしまうのもやるせなく辛い。

    ドラマ化もされているので観てみたい。

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    2025年09月01日
  • ブリス・モンタージュ

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    短編集8篇
    ひとつの情景から人生が顔を出す。心理描写が巧みでSFタッチの作品も違和感なく流れていく。
    移民、暴力キャリアや成功などてんこ盛りで息苦しさも感じた。異世界と繋がる「オフィスアワー」、赤ちゃんの手が出ている(これ怖いんですけど)「明日」
    が面白かった。

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    2025年05月08日
  • ニッケル・ボーイズ

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    新たに大学で夢に向かって行こうとするエルウッドに差別という冤罪がおこる
    5セント(ニッケル)ぐらいの価値しかないと暴力により肯定され、人生を否定されてきたエルウッド
    キング牧師の言葉を胸に暴力でどん底な人生から自分を欺くのをやめてもう一度自分の人生を取り戻すために戦う
    エルウッドと共にニッケル校で親しくなったターナーと一緒に新たな人生に向かって生きていこうとするが…
    否定され続けた人がどうすれば人生を歩き直せるのかを知ることが出来る

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    2025年03月27日
  • 絶縁

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    「死」を「絶縁」としている作家さんが多く、たしかに「死」は究極の「絶縁」であるため、刺激的な作品がたくさんあった。

    直訳なのかわからないけど、すごく綺麗で新しい比喩が多く、読み物としてとても良かった。

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    2025年02月12日
  • サブリナ

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    不可逆的に、突然誰かを失うということのヒリヒリした寂しさが全ページに充満している
    紙で読む寂しい物語って大抵じっとり冷たい雰囲気なんだけど、これは独特の熱を帯びている

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    2025年01月20日
  • すべての見えない光

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    新潮クレストブックスで。

    なんとなく、自分の中で思っていた2024年の課題図書のうちの一冊。

    第二次世界大戦の最中のドイツ兵とフランスの盲目の少女。
    重なるはずのない二つの命は、危機迫る中、細い糸のような希望になる。

    なぜこんなに理不尽に何もかも奪われるのだろう。
    自由、親、家、興味の追究、食べるもの。
    戦争がすり減らすもののどんなに大きく容赦ないものか。

    息苦しさのなか、ほんのちょっとのピュアな部分。
    それだけが救い。
    善人でいるのが難しい時代。
    そんな時代は2度と来ないで。

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    2024年11月21日
  • 血を分けた子ども

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    一貫して語られるのは、愛と暴力の二律背反性だ。
    両立しえないように見えるその2つが奇妙に同居している状態にある。
    さらに多くの場合、あるひとつの関係が愛であり同時に暴力であるもの、人生に対する救済であると同時に著しく尊厳を踏みにじるものとして描かれる。
    そしてそれらは決して平衡状態に至らず、二項のあいだで振り子のように往復運動を続ける。

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    2024年09月26日
  • ニッケル・ボーイズ

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    いちど徹底的に尊厳を奪われた人間が自分の価値を取り戻すのがどれほど困難か。
    鞭の痛みがどれほどの苦痛を与えてその恐怖が思考に組み込まされるか、鞭打たれたことのない私達には絶対に想像できない。だがその想像を超えた痛みを植え付けられたニッケル・ボーイズを動かせたのは紛れもなくエルウッドの魂だった。蟹工船の森本がそうであったように。

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    2024年09月03日
  • すべての見えない光

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    違う時間、違う場所にいる登場人物たちの視点で語られる断片的な情景がひとつの物語に集約されていく描写に圧倒された。映画を観たというかもはや自分で撮ったように感じるくらい引き込まれた。

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    2024年04月18日
  • アクティング・クラス

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    大学生時代に演劇をやっていたので
    「演技をしたいと思う者は普通じゃない」というのがすごくわかる。わりと変な人間がやることだとわかっている。
    人生うまくいかないときに自分じゃない何かになりたいと思うのだろう。
    この作品で出てくる人物たちも一癖も二癖もある人間で、アクティングクラスにのめり込んでいく。
    現実との境界線も曖昧になっていく。
    少し人物の描き分けが日本と違うのでわかりにくかった……そのうちキャラクターがわかってくるけれど、難しかったように思う。

    それにしても……演劇をやっていたからわかる。こんなに一般人が急にエチュード(即興劇)をやって上手くいくわけがない……みんなプロの俳優さんですか

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    2024年03月13日
  • ニッケル・ボーイズ

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    著者の代表作『地下鉄道』は歴史改変小説という特殊なジャンルだった。そのためかなかなか世界観に馴染めず、先に実話を基にした本書から取り掛かることに。

    読むだけの充実感がある反面、重い…。目に見えない重しがのしかかってきているようで、読み終えた瞬間に思わず息を吐き出した。
    史実(それもつい最近明るみになった)とフィクション・過去と現在が巧妙に入り混じり、特に第三部からのストーリーの進め方には度肝を抜かれる。恐らく読後、一部の章を読み直さずにはいられなくなるだろう。
    『地下鉄道』よりこちらの方が自分の肌に合っているかも。

    「侮辱されるたびに野垂れ死にしそうな気分になっていたら、日々を生きていくこ

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    2024年03月09日
  • すべての見えない光

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    第2次大戦のフランスの盲目の少女マリー=ロールとドイツの機械に強い少年兵ヴェルナーの邂逅の物語です。マリー=ロールの物語とヴェルナーの物語が交互に入れ替わる形で著され、物語の先が徐々に明らかになっていく技法は小説独特で、盲目の少女の感覚と重なるようなイメージを読者に与えているような気がします。マリー=ロールの持つ宝石の行方も気になる読者も多いと思います。物語の終わりは、世代の移り変わりによって、消えゆく者の定めを著しているように思えました。傑作だとは思うのですが、過去に読んだ名作と比べてののめり込み度合の部分で星4つにしました。

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    2024年01月25日
  • すべての見えない光

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    まだナチス・ドイツが台頭してくる前の時代。
    パリの国立自然史博物館の錠前主任を父に持つマリー=ロール・ルブランは幼い頃に目木見えなくなる。手先が器用でさまざまな難解な鍵を作る父は彼女の為に正確な街の模型を作り、マリー=ロールはその模型を手で辿る事で街の構造を覚え、盲目でも目的地まで街中を歩けるようになる。

    一方でドイツ、エッセン地方のツォルフェアアインという炭鉱の街では炭鉱夫だった父を落盤事故で亡くしたヴェルナー・ペニヒと妹のユッタ。二人は孤児の集まる施設で育つが、ヴェルナーは科学に興味があり、ラジオを自作して遠い異国から流れてくる電波を受信して妹と二人で夢中になる。

    ナチスが台頭してくる

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    2023年12月16日
  • 絶縁

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    東アジア~東南アジアの若手作家による『絶縁』という共通テーマのもとに書き下ろされたアンソロジー。

    かなり読みごたえがある。
    読み終えるのに結構な時間がかかった。
    同じ時代を生きているのに、その国の政治・社会状況によりこんなにも違った世界が広がっているとは、想像もしなかった。そう、同じテーマのもとに書かれているにも関わらず。
    作家の個人的な傾向もあるだろうが、それとてその国の社会情勢に影響されることは少なくないだろう。

    村田沙耶香、チョン・セランの作品は、読みながら(村田沙耶香のはディストピアのようだったが)その状況や心理が掴みやすかったのは、やはり似通った社会構造の国の作家だからだろうか。

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    2023年06月17日
  • 絶縁

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    正直、難解なものも多く(特に燃える)、途中で断念しそうだったが、「穴の中には雪蓮花が咲いている」が素晴らしくて、読んでよかった〜と思った。チベットが中国なことも知らなかかった無知な私だが、ラシャムジャさんの他の作品も読んでみたい

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    2023年06月02日
  • 絶縁

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    「絶縁」がテーマだからどの作品も薄暗い雰囲気だった。けどほのかに温かみも感じる作品が多かった。(特に、『穴の中には雪蓮花が咲いている』という話が最もそれ)
    全然読んだことないような国の作家さんたちの作品が読めてよかった。国が違うだけで雰囲気が全然変わる!

    そもそも村田沙耶香さん目当てだったからだけれども、やっぱ村田沙耶香さんは圧倒的だ〜…
    読者をピシャリと閉め出す感覚がくせになるよね

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    2023年04月29日