ニッケル・ボーイズ

ニッケル・ボーイズ

1960年代アメリカ。アフリカ系アメリカ人の真面目な少年エルウッドは、無実の罪により少年院ニッケル校に送られる。しかし校内には信じがたい暴力や虐待が蔓延していた――。実在した少年院をモデルに描かれた長篇小説。ニューヨークタイムズ・ベストセラー。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    272ページ
  • 電子版発売日
    2020年11月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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ニッケル・ボーイズ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『地下鉄道』でピューリッツァー賞フィクション部門含め様々な文学賞を総嘗めしたコルソン・ホワイトヘッドが、再びピューリッツァー賞フィクション部門を受賞した作品。
    『地下鉄道』が強烈な作品だったため、さすがに前作は超えられないんじゃ、と勝手に訝って発売から大分経ってから読んでしまったが、これも力強い傑作

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    前作『地下鉄道』と比べて、地味な話だなと思い、読むのが遅くなったが、そうではなかった。ネタばれになるので書かないが『地下鉄道』と同じくらいか、リアリズムの分だけ本書の方がくるものがある。アメリカの人種差別問題がモチーフになっているがそれを超えて人間というものを問いかけてくる。

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    真面目に前向きに暮らしていた少年が、不運によって人種差別が色濃く漂う劣悪な少年院に放り込まれる。
    実話をベースにしたフィクション。
    だが、この物語のような話はいくらでも存在したのだろう。

    0
    2020年12月25日

    Posted by ブクログ

    『ニッケル・ボーイズ』コルソン・ホワイトヘッド著、藤井光訳(早川書房)エルウッドの人生から見える米国の構造的人種差別。実在した「エルウッド」たちの叫び。「究極の良識が、あらゆる人の心に息づいていると信頼すること」が公民権運動のメッセージ。(p.216)読んでいて身体が強張り震

    0
    2020年12月07日

    Posted by ブクログ

    新たに大学で夢に向かって行こうとするエルウッドに差別という冤罪がおこる
    5セント(ニッケル)ぐらいの価値しかないと暴力により肯定され、人生を否定されてきたエルウッド
    キング牧師の言葉を胸に暴力でどん底な人生から自分を欺くのをやめてもう一度自分の人生を取り戻すために戦う
    エルウッドと共にニッケル校で親

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    いちど徹底的に尊厳を奪われた人間が自分の価値を取り戻すのがどれほど困難か。
    鞭の痛みがどれほどの苦痛を与えてその恐怖が思考に組み込まされるか、鞭打たれたことのない私達には絶対に想像できない。だがその想像を超えた痛みを植え付けられたニッケル・ボーイズを動かせたのは紛れもなくエルウッドの魂だった。蟹工船

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

    著者の代表作『地下鉄道』は歴史改変小説という特殊なジャンルだった。そのためかなかなか世界観に馴染めず、先に実話を基にした本書から取り掛かることに。

    読むだけの充実感がある反面、重い…。目に見えない重しがのしかかってきているようで、読み終えた瞬間に思わず息を吐き出した。
    史実(それもつい最近明るみに

    0
    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    繰り返し、世界の発信されてきて、今なお光が見いだせていない黒人差別。「地下鉄道」と同じ筆者?と感じる程に抑制された文体の謎が巻末説明で納得できた。圧倒されるのは、その抑えた空気故に地下で炸裂して迸るエネルギー。リアルという事実に勝るものはない。

    ホワイトヘッド50歳半ば、藤井氏40歳半ば、何れもア

    0
    2021年07月09日

    Posted by ブクログ

    今でも解決できない人権問題の歴史
    カラー、経済力、権力、人間の根源
    にある欲望や、醜い部分、人類の歴史
    が始まって以来、繰り返している。
    なんとも悲しい。

    0
    2021年03月23日

    Posted by ブクログ

    小説だけれど、事実を基にしている。2011年まで運営されていた少年院が舞台。主人公は何の罪も犯していない。ただ運が悪かっただけ。世界は変わると信じている。彼が、アフリカ系アメリカ人が、理不尽のただ中で生きていくことの苦さで、胃の腑が捻り上げられるよう。それでも、言葉の

    0
    2021年01月31日

ニッケル・ボーイズ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    272ページ
  • 電子版発売日
    2020年11月19日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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