スケラッコのレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
⸺納豆て、日本の専売特許じゃない!
高野さんは今まで納豆本を2冊出している(第二集の方は未読)。この絵本はおそらく、それを足してエッセンスを取り出してスケラッコさんの絵で小学生にもわかるものにしたものだと思う。
高野本の魅力は、ひとつはその饒舌の文体にあるのだけど、今回は封印している。でも、おそらくそのお陰で高野本史上最高にわかりやすくなっている。いや、今までもわかりやすかったんだけど、回りくどい面白いエピソードは省略して結論だけを述べる潔さと、全てカラー写真とはいかない高野本の欠点を補うかのようにカラーのイラストが対象国の風俗を如実に説明して、何よりも写真よりもイラストの方が遥かに料理の -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ納豆が日本だけの食材じゃないなんて!
えっ本当?!と思う日本人が多いのではないかな。
韓国、中国、アフリカなど世界各地で、そして日本では、説によると稲作が始まった弥生時代から食べられているようです。
納豆ワールドが想像より古くて広いことに驚きます。
まあ正直なところ、納豆について深く考えたことはなかったですが。
私の好きな納豆は『山わさび納豆』。
ここ1,2年はこれしか買っていません。本当に美味しいです。
好きな納豆料理は「納豆揚げ」。
子供達が保育園の給食で食べて気に入り、レシピを聞いて家でも作っています。
ボリュームもあり、ねっとり、さっぱり(ポン酢で)、とても気に入って、子供達より -
-
Posted by ブクログ
高野秀行さんの納豆関係の本を探してたことが、出会い。
あ、絵本だ。でもこれ、大人が読んでも面白い!
最初に日本の納豆。
工場でも伝統的な作り方でも、簡単で難しい。
納豆汁は郷土食の本にもあったので、最近食べたばかり。
身体が温まって美味しいんだなぁ。
世界の納豆は、アジアではミャンマー、ネパール、
中国ミャオ族、韓国など。
アフリカではナイジェリア、ブルキナファソなど。
大豆だけでないことが興味深かった。バオバブの種とか~。
そして納豆の起源。ツルマメでの縄文納豆作りが楽しかった。
分かり易い文章で、写真を上手く融合させた絵も美味しそう。
納豆は幸せと平和の中にある。
ちなみにうちでは、キムチ -
Posted by ブクログ
推しのノンフィクション作家•高野秀行さんの新刊。今回は絵本なので、納豆の作り方や起源に始まり、世界各国の納豆文化がイラストを交えて面白おかしく学べる。
辺境の地を冒険することで有名な作者。世界広しといえど、おそらくは高野さんしか書き得ないユニークな内容。納豆探しにアジアやアフリカへ。知的好奇心を実際の行動に繋げるところがこの方の凄いところ。ブルキナファソの「鯛の納豆焼きびたし」を食べてみたい。しかし、ブルキナファソに行く機会ないなー(笑)
我が家でもほぼ毎晩食べている納豆。決してご馳走ではないけれど、親しい人たちと一緒に食べる「家族のような存在」とは、言い得て妙だ。
スケラッコ氏の絵も作品世界