翔田寛のレビュー一覧

  • 人さらい

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    誘拐事件に端を発した複雑で巧妙な内容が読みやすい文体でサラサラと頭の中に情景を形成していきました。
    最後の章は目が離せませんでした。改めて最初のページに戻って読み返すと、伏線が随所に。

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    2025年10月28日
  • 二人の誘拐者

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    点が線になっていく感覚は本作も秀逸でした。文章も読みやすく先を知りたい欲で読み終えてしまいました。
    ドラマで見てみたいです。

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    2025年10月19日
  • 人さらい

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    翔田 寛氏の慟哭の誘拐ミステリー。
    静岡県警浜松中央署の日下警部補の元に、少女誘拐の一報が入った。
    身代金は1億円、運搬役には少女の母親が指名された。

    静岡県警は総力を上げて対応したが、事件は最悪の結果となった。
    1億円は奪われ、少女は遺体となって発見された。
    静岡県警は、多くの恨みをかっていた凄腕の銀行員の父親や、母親の周辺を徹底的に捜査した。

    そして、浮かび上がってきたのは、驚愕の真相であった。
    最後の数ページのどんでん返しに、あなたも必ず驚愕します。
    読み返すと、随所に伏線が隠れていました。

    真犯人の心情に、ついホロリとします。
    いったい、本当に悪いのは、誰だったのか?

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    2025年09月22日
  • 真犯人

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    文句なしで面白かったです。文章も非常に読みやすかったです。
    続きが気になり、読む手が止まりませんでした。

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    2025年09月21日
  • 探偵工女 富岡製糸場の密室

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    ネタバレ

    とても面白かった。けど、主人公は犯人を正当防衛とはいえ、そのような結果になり、そちらの方は心が痛まないのかな、と疑問がのこった。

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    2025年06月23日
  • 二人の誘拐者

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    オーディブル視聴。
    日下警部補シリーズ3作目、毎回の こんなに誘拐の話を思いついて、綿密な捜査を描けるのがすごい! 今回は被害にあった少女のことを思うと胸が潰れそうになるけれど、ラストは事件の解決が気になりすぎてもう一気に聞いてしまいました。続きが出て欲しいシリーズ!

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    2025年06月15日
  • 人さらい

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    オーディブル試聴。
    日下警部補シリーズ、聞き込みの積み重ねと誘拐犯との交渉描写で話の展開が気になりすぎて、2作目も一気に読みました。 結末は予測不可能なことが原因なので、なんだと…??と驚き。切ないんだけれど、隠れ蓑にされた事件の影が薄くなってしまったのがちょっと可哀想だったかな…

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    2025年05月16日
  • 人さらい

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    前作に続き、人物描写に過不足なくオーディオブックでも聴きやすい。朗読の方の声も良かったです。どんでん返しもあります。事件はやや複雑です。前作の誘拐犯を先に読むことをお勧めします。

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    2025年04月09日
  • 知能犯

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    翔田寛氏の『○○犯』シリーズ。
    西船橋駅近くで起きた傷害致死事件。
    現行犯で逮捕された容疑者は、連行されるパトカーの中で急死した。
    凶器の出所や直前の飲酒、移動時間のズレなど、不審な点が次々に出て来た。
    そして、事件の半年前に、容疑者に接近した謎の男がいた。
    二転三転するストーリーに、ハラハラドキドキです。

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    2025年02月02日
  • 二人の誘拐者

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    ネタバレ

    事件発生から10年、被害者少女が白骨死体で見つかった

    迷宮入りしていた誘拐事件の衝撃の真実が、静岡県警の必至の再捜査により、あぶり出される

    臓器移植の仕組みも絡めて真実が探られていく
    犯人は、名門私立を経営する....

    静岡市や静岡中部が舞台ということもあって、情景がまさに浮かんだのは役得

    シナリオといい筆力といい、素直に面白かったというのが感想

    もっと評価されて良い作者では?
    他の作品も読んでみるつもり


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    2024年11月01日
  • 二人の誘拐者

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    これは翔田氏のベスト本ではないか。プロットが素晴らしいのは言うまでもなく、人物描写や過不足ない警察捜査の描写が秀逸。文量も適切で素晴らしくまとまりのある納得感の高いミステリー小説の傑作。

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    2024年09月18日
  • 人さらい

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    翔田寛『人さらい』小学館文庫。

    誘拐ミステリー小説。

    古い時代の推理小説風の表紙イラストが良い。何故、タイトルが『誘拐』ではなく、『人さらい』なのか。このタイトルにも何かしらの秘密があるのかも知れない。

    誘拐された小学4年生の女児は犯人により生かされる間も無く、非情にも殺害され、1億円の身代金も奪われてしまう。従って、警察が誘拐殺人事件の容疑者を調べ、犠牲となった女児の父親の仕事関係から犯人の動機に迫っていくというのがメインストーリーとなる。

    次々と浮上する容疑者と謎が謎を呼ぶ予測不能な展開。そんな偶然があろうかという所があるものの、そこは小説、虚構の世界。終盤になり、明らかになる意外

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    2024年08月29日
  • 知能犯

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    ネタバレ

    その男に近付いてはいけない。驚愕のラストに戦慄するヒューマンミステリ!

    西船橋駅近くで起きた傷害致死事件。現行犯逮捕された犯人は連行中のパトカー内で急死した。船橋署の香山刑事らは衝動的な犯行と見て裏付け捜査を進めていたが、酒が飲めないはずの犯人の事件直前の飲酒や凶器の出所、犯行現場への移動時間のずれなど、不可解な点が次々と明らかになる。さらに事件の半年ほど前、犯人に急接近した謎の男がいたようで……。
    事件の裏に隠された悪意に香山が執念で挑む、戦慄のヒューマンミステリ!

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    2024年08月05日
  • 時効犯

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    ネタバレ

    幻の絵に秘められた衝撃の真相とは。圧巻の美術ミステリ!

    船橋署の香山刑事は、管内のマンションで起きた不可解な転落死を捜査していた。亡くなったのは大学で美術史を教える非常勤講師の女性。香山は、彼女が大物画家・門脇修太郎の未発表作品を研究していたと知る。その門脇は、25年前の強盗殺人事件で不幸な死を遂げ、犯人が見つからないまま時効を迎えていた。すべての作品が高く評価されていた門脇がたった一枚だけ世間に発表しなかった理由、そして過去と現在をつなぐものとは……。幻の絵が孕む謎に香山が挑む、美しくも壮絶な美術ミステリ。

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    2024年08月03日
  • 黙秘犯

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    ネタバレ

    その沈黙は保身か、償いか。乱歩賞作家渾身のヒューマンミステリ!

    住宅街で起きた大学生撲殺事件。不可解な点を残しながらも、目撃証言と凶器に残った指紋から犯人は確定したかに思われた。しかし、海水浴場での溺死事件と連続婦女暴行事件との奇妙な繋がりが判明し……。

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    2024年07月26日
  • 油絵は謎をささやく

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    翔田作品は現代を舞台にした推理小説しか読んでおらず、まあ普通の推理小説家だなあという感想しかなかったが、本作で見方を変えさせられた。100年前に高橋由一の描いた隧道図に絡む思惑と怨念が超一流のミステリー作品に昇華する様は驚きの連続で、興奮が抑えられず後半一気読み。個人的に今年最大の拾い物だと感じている。三島通庸を絡めて、明治前半の歴史的な背景も見事に活写している。著者の経歴をWikipediaでみると、美術館勤務および大学での美術史教員の経験があるとのことで、美術に造詣があることもわかり非常に納得。こうなると広沢真臣の暗殺を題材にした「参議怪死ス」も俄然興味深くなった。読んでみよう。

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    2024年07月25日
  • 冤罪犯

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    ネタバレ

    この真相は、見抜けない。

    幼女の遺体が休耕地で発見された。船橋署刑事課主任・香山亮介は、ブルーシートをかけられた遺体の様子が、7年前の田宮事件と酷似していることに疑念を抱く。事件は、犯人とされた男が無実を訴えたまま拘置支所内で自殺して終わったはずだった。香山は模倣犯を疑うが、真犯人による再犯の可能性を示す“あるもの”により、事態が急展開し……。刑事の執念が過去に隠された思いもよらぬ真相を暴く、圧巻の誘拐ミステリー!

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    2024年07月17日
  • 時効犯

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    翔田寛さんの『〇〇犯』シリーズ、第三弾。

    千葉県船橋署の香山刑事は、管内マンションで起こった不審な墜落事件を捜査していた。
    亡くなったのは、大学で美術史を教える非常勤講師の女性。しかし、事件の謎は25年前の強盗殺人事件と繋がっていた。しかも、その過去の事件は犯人不明のまま、すでに時効を迎えていた。
    果たして、今回の墜落事件と過去の事件にどんな繋がりがあるのか。
     
    最後まで、真犯人は分かりませんでした。複数の犯人(?)が絡んでいたとは...
    確かに、随所に伏線が散りばめられていました。

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    2023年03月25日
  • 油絵は謎をささやく

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    大学教員がその専門性と洞察力で粘り強く現在と過去の事件を解決。あまり最近は推理小説を読まないけど、楽しめました。

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    2022年06月03日
  • 黙秘犯

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    船橋市で発生した大学生撲殺事件。
    目撃者の証言や凶器の指紋から、前科のある板前・倉田 忠彦が逮捕される。

    しかし、彼は事件について一切口をつぐむ黙秘を貫いていた。なぜ彼は黙秘を続けるのか?

    香山刑事たちは、事件の真相を探るべく、捜査を続けていた。そして、次第に明らかとなる真実。

    頑なに黙秘を続ける、彼の悲しい過去とは?
    エピローグで、彼の秘めた想いに触れ、ウルウルです。

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    2022年05月15日