翔田寛のレビュー一覧

  • 誘拐児

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    「真犯人」に続いて、江戸川乱歩賞を受賞したという本作を読んでみました
    こちらも読み応えがあります

    自分の過去に疑問を持つ青年と、その恋人、二組の刑事とそれぞれの視点から事件の真相に迫っていきます
    さらに過去に捜査に当たった人々が出てくるところは、「真犯人」に似た設定です

    時代設定が戦後まもなくで、当時らしい捜査で進みます
    登場人物が多く、主人公が誰なのかはっきりしない作品(群像劇ではない)ですが、よく練られて構成だと感じました

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    2019年04月06日
  • 左遷捜査 法の壁

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    捜査一課に配属された目崎の指導係は、「辞めさせデカ」の異名をとるベテラン刑事・棟方。石神井公園で起きた殺人事件の被害者は、少年時代に強姦殺人を犯した人間だった。2人が足を使った捜査で摑み取った真実とは!?

    オチがイマイチと感じなくもなかったけれど、話が次々と展開して最後まで惹きつける力はさすが。このベテラン刑事と若手刑事のコンビはなかなか味がある。続編もあるのかもしれない。
    (B)

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    2019年03月31日
  • 誘拐児

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    昭和21年、戦後の混乱した日本で起こった誘拐事件と、その時効目前の15年後に起こった家政婦殺人事件。

    「おまえは、ほんとうの息子じゃないよ。私が誘拐......。」この言葉を最後に息を引き取った母親。
    いったい自分は誰なのか?この謎を追う息子・良雄。
    一方、家政婦殺人事件を追う刑事たち。この事件と15年前の誘拐事件が繋がりを見せ始め・・・。

    プロットは興味をそそるんだよなぁ。いかにも重厚なミステリーって感じだし。プロローグなんかも闇市の混沌とした様子を上手く描いていて迫力がある。八月という真夏の季節感もこちらにまで暑さが伝わってくるような書き方。
    こりゃ、傑作かも!?って思って読み進めたんだが・・・。

    面白いんだけど、解りにくい小説。
    登場人物が多いんだよね。いや、別に多くても良いんだけど、特徴がわかりにくい。例えば、刑事が二組登場するのだが、互いに反目しあってるのはいいけど、読んでいくうちに、どっちがどっちだか解らなくなりそうだった。もう少し、キャラに特徴を付けても良いと思うけどなぁ。
    場面もコロコロ変わるから、なんか落ち着かない。この点については、東野圭吾氏が「場面転換も巧みで、読者を飽きさせない」と支持してるそうだけど、う~ん、そういう見方もできるのかなぁ、と渋々納得。

    昭和21年の描写は、当時の生活感をだしてるし、目の前に情景が浮かぶような上手さ。それに対して、15年後(昭和36年)の描写はいただけない。時効の都合で昭和36年に設定してるんだろうけど、時代の持つ匂いが伝わってこない。昭和36年って、さすがに戦争直後のようなことはないにしても、まだまだ日本は貧しかった時代だけど、その匂いがしないんだよなぁ。
    プロットが良いだけにもったいない気がするなぁ。

    ついでに気になった点をあげると、母親の気持ち・感情が描かれてない。ラストで息子の気持ちは語られているし、ウンウンと納得させるだけの描写もされてるんだけど、母親の〇〇〇の行動の理由とか△△△した感情が抜けてるんだよね。このあたりを描いてあると、解りやすい物語になったと思う。

    マイナス点を挙げたけど、概ね満足できる一冊だった。
    動機と犯行手順、それに関わる人物の行動にも破綻はないし、構成自体は緻密。

    最後、母を想う息子の言葉、ちょっぴりウルッとしてしまったな。

    ☆4個

    背表紙~
    終戦直後の夏、5歳の男の子が誘拐された。<使い古しの新円で百万円を用意しろ。場所は有楽町カストリ横丁>という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子どもを連れて逃げてしまう。そして15年後、とある殺人事件をきっかけに、再びこの誘拐事件が動き出す。第54回江戸川乱歩賞受賞作。

    構成で読者を引っ張る小説だと想う。もっとキャラを特徴つけて丁寧な文章だと、かなりの傑作になったんじゃないかなぁ。まぁ、そうすると、今の倍ぐらいにページ数になっってしまうか・・・。

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    2016年06月22日
  • 誘拐児

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    終戦後の誘拐をめぐる話。
    最後はこじつけ感が強いし、しりつぼみ。
    脅迫の根拠も弱いしな
    でも、ストーリーとしては面白かったかな。

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    2014年12月20日
  • 誘拐児

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    戦後の混乱に乗じた巧妙なトリックと人の弱さを描いた作品。ただ、最後はハッピーエンドで終わってくれるので、読み味スッキリ♪

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    2014年08月30日
  • 誘拐児

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    ネタバレ

    ひさしぶりにミステリを読んだ気がします。
    2008年乱歩受賞作。
    乱歩賞ってほんとハズレがないですね。

    戦争末期の誘拐事件がからむ昭和30年代の殺人事件という設定がいい。
    登場人物が少し多いけど(刑事さんは1組でもよかったかな)、それぞれの個性が出てるので覚えやすかったです。
    いろいろな角度からいろいろな人がそれぞれの目的でアプローチして、それが過去にあった一つの事件に集約され、その真相にたどり着く。
    なんていうか、ミステリの醍醐味を味わせてくれる作品です。
    物語中の伏線もきっちり回収してるし。

    最後がちょい説明調(2時間ドラマの最後の10分みたいw)なのと、ちょっとご都合主義的は出会いもあるけど、まあ許せる範囲でした。
    謎解きとスリルとサスペンスと感動。
    ぐいぐい引き込まれて一気に読みました。

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    2014年08月11日
  • 誘拐児

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    1014.7.7ー49
    昭和36年の殺人事件から戦後の昭和21年に起こった男児誘拐事件に遡っていく。自分が誘拐児ではないかと真相を探る青年と交際相手、事件を追う対立する2組の刑事の、主に3つの視点から展開する構成が面白い。
    第54回江戸川乱歩賞。

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    2014年07月08日
  • 誘拐児

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    第54回江戸川乱歩賞受賞作品。終戦の翌年誘拐事件が発生した。その15年後事件がまた動き出す。そして、誘拐された子供の行方が明らかになっていく。
    終戦後のドタバタ、疎開などの特殊事情の元成立した事件だが、子供の行方のんびり謎解きが、面白い

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    2013年08月12日
  • やわら侍・竜巻誠十郎 五月雨の凶刃(小学館文庫)

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    シリーズ第一弾
    何か後々展開が期待できそうな話
    柔術という設定も主人公の人柄も何か期待できそう
    目安箱の内容に関する操作
    尾張との挌闘、背景が段々と明らかになるのか

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    2011年10月15日
  • 人さらい

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    警察捜査もの
    が好きな人にはだらないだろう
    警察以外の人物の心理描写は少なく、個人的にはこの評価でした

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    2026年08月10日
  • 冤罪犯

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    ミステリーとして面白い
    ベージュのサマージャケットに白のポロシャツ、ジーンズって警察官の服装として相応しいのか

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    2026年06月04日
  • 黙秘犯

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    大学生撲殺事件の容疑者が逮捕されたが、動機だけは話そうとせず、黙秘を続ける。目撃者もおり、凶器に指紋も残っている、前科もあって執行猶予中の身の男は何を隠しているのか。
    過去の色々な事件が絡まり合い、刑事たちの地道な捜査により徐々に真実が明らかになっていく。
    容疑者の男が黙秘していた理由や過去の事件がとても切ない。彼の幸せを願わずにはいられない。
    シリーズものの第二弾だったようなので、第一弾も読みたいです。

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    2026年05月28日
  • 真犯人

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    ほんの僅かな達成感、虚しさ、やるせなさが読後感として残った。

    作品を通して常時どこかに苦しさがあり、警察という組織の中で働く彼らの、探偵とは違う責任、上下関係など警察小説ならではの味があった。

    読後に振り返ると、警察小説となる本を読んだのはこれが初めてだったことに気がついた。探偵ものとはまたひと味違うこの雰囲気は、私好みかもしれない。
    責任の苦しさは共感を呼び、それが人を選ぶ要素でハマるきっかけだと感じた。

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    2025年09月11日
  • 二人の誘拐者

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    静岡県北の廃村で、誘拐されたまま行方不明になっていた少女の白骨遺体が見つかった。10年前、静岡県警は誘拐犯に身代金1千万円を奪われ、少女は戻らず、事件は迷宮入りとなっていた。

    ある廃村で子供の泣き声がするという噂がネットで拡散し何人もの《廃村マニア》が写真や動画をUPして話題になっていた。
    2人のバイカー達が面白半分で訪れると崩れかけた家の押入れから白骨遺体をみつけるのだが…

    10年前の誘拐は身代金も奪われたあげく少女は帰って来ないまま未解決。
    静岡県警誘拐未解決多すぎでしょ!
    ってとこは日下警部補の誘拐シリーズだから仕方ない笑

    前作よりは動機やらと臓器移植が絡んで読み応えがありました。
    ただやっぱり捜査に関わる日下以外の刑事達がそれぞれ優秀だから誰が誰だか分からなくなってしまって日下が霞んでいきます( ̄▽ ̄)
    まぁ全員必死なんだからリアルと言えばリアルなんだけど…

    とりあえず三部作?読み終えたので一旦休憩
    誘拐物から離れよう…
    気分も夏バテしそうだε~( ̄、 ̄;)ゞフー


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    2025年08月02日
  • やわら侍・竜巻誠十郎 五月雨の凶刃(小学館文庫)

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    目安箱で取り上げられなかった訴状の中から、看過できない事案を秘密裏に調査するやわら侍のシリーズ第一弾。
    今回は大店の番頭不審死の謎を解く。江戸川乱歩賞作家だけあって、店に出る幽霊の正体などミステリ的ところもあるが、王道の時代小説という感じ。主人公が闇討ちされた謎は残っているので、今後徐々に明らかになると思われる。

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    2025年07月17日
  • 真犯人

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    時効を迎えた誘拐事件の真相に気がついた人物が殺害された。犯人は誰なのか?アルバムの写真に事件解決のヒントが。

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    2025年07月13日
  • 人さらい

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    ネタバレ

    最後のどんでん返しが新たな事が出てきすぎて、ちょっと腑に落ちなかった。でも刑事ものとしては面白かった

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    2025年06月06日
  • 二人の誘拐者

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    ネタバレ

    誘拐がどういう事件なのか、誘拐の真相とは?と興味深く読み進めたが、最後、真相がわかった時、後味が悪かった。
    自分の手は汚さず、金で12歳の病気を抱えた子どもを誘拐させ、自分に優位になるように、自分の欲のため、ことを進める。
    でも玉村のような人間に犯罪を頼んだところで、弱みを握られ、その後も金をゆすられるに決まっているのに…。
    病気を抱え、それでも生きるために移植を待ち望み、それなのに誘拐され、安否がわからない状態のときに、その待ち望んでいた移植の連絡が入る。だがそのとき、その子はおらず、生死もわからず、何年も時間だけが過ぎていく…。
    親の気持ちを思うと、なんともやりきれない後味の悪さが残った。

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    2025年05月17日
  • 人さらい

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    誘拐もの。ミスリードがちょっと露骨かなぁ。歯医者や借金については裏がなくそのままで拍子抜け。あとOB登場の必要性に疑問。シリーズ、ドラマ化想定?

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    2025年05月16日
  • 黙秘犯

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    船橋署刑事課・香山亮介シリーズ第2弾。
    大学生殺人事件が起こり、
    目撃証言や指紋から前科のある板前が逮捕される。
    逮捕後黙秘を続ける中真相に迫るミステリー。

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    2025年05月16日