あらすじ
船橋署の香山刑事は、管内のマンションで起きた不可解な転落死を捜査していた。亡くなったのは大学で美術史を教える非常勤講師の女性。香山は、彼女が大物画家・門脇修太郎の未発表作品を研究していたと知る。その門脇は、25年前の強盗殺人事件で不幸な死を遂げ、犯人が見つからないまま時効を迎えていた。すべての作品が高く評価されていた門脇がたった一枚だけ世間に発表しなかった理由、そして過去と現在をつなぐものとは……。幻の絵が孕む謎に香山が挑む、美しくも壮絶な美術ミステリ。
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Posted by ブクログ
幻の絵に秘められた衝撃の真相とは。圧巻の美術ミステリ!
船橋署の香山刑事は、管内のマンションで起きた不可解な転落死を捜査していた。亡くなったのは大学で美術史を教える非常勤講師の女性。香山は、彼女が大物画家・門脇修太郎の未発表作品を研究していたと知る。その門脇は、25年前の強盗殺人事件で不幸な死を遂げ、犯人が見つからないまま時効を迎えていた。すべての作品が高く評価されていた門脇がたった一枚だけ世間に発表しなかった理由、そして過去と現在をつなぐものとは……。幻の絵が孕む謎に香山が挑む、美しくも壮絶な美術ミステリ。
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翔田寛さんの『〇〇犯』シリーズ、第三弾。
千葉県船橋署の香山刑事は、管内マンションで起こった不審な墜落事件を捜査していた。
亡くなったのは、大学で美術史を教える非常勤講師の女性。しかし、事件の謎は25年前の強盗殺人事件と繋がっていた。しかも、その過去の事件は犯人不明のまま、すでに時効を迎えていた。
果たして、今回の墜落事件と過去の事件にどんな繋がりがあるのか。
最後まで、真犯人は分かりませんでした。複数の犯人(?)が絡んでいたとは...
確かに、随所に伏線が散りばめられていました。
Posted by ブクログ
翔田寛『時効犯』角川文庫。
時効となった25年前の強盗殺人事件と大学の非常勤講師の転落死とをつなぐ謎に満ちた美術ミステリー小説。
最後に全ての真相が明らかにされ、真犯人の正体と犯行動機にも納得のいく結末だった。
『冤罪犯』『黙秘犯』に続く、三部作のシリーズということか。
大学で美術史を教える女性非常勤講師の溝田真輝子が自宅マンションから不審な転落死を遂げ、船橋署の香山刑事らが事件の捜査にあたる。
墜落死した溝田真輝子は大物画家の門脇修太郎の未発表作品を研究しており、その門脇修太郎は25年前の強盗殺人事件で妻と共に殺害されていたことが判明する。
時効となった25年前の強盗殺人事件と女性非常勤講師の謎の死との関連は……
本体価格700円
★★★★