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Posted by ブクログ
翔田作品は現代を舞台にした推理小説しか読んでおらず、まあ普通の推理小説家だなあという感想しかなかったが、本作で見方を変えさせられた。100年前に高橋由一の描いた隧道図に絡む思惑と怨念が超一流のミステリー作品に昇華する様は驚きの連続で、興奮が抑えられず後半一気読み。個人的に今年最大の拾い物だと感じている。三島通庸を絡めて、明治前半の歴史的な背景も見事に活写している。著者の経歴をWikipediaでみると、美術館勤務および大学での美術史教員の経験があるとのことで、美術に造詣があることもわかり非常に納得。こうなると広沢真臣の暗殺を題材にした「参議怪死ス」も俄然興味深くなった。読んでみよう。
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