架神恭介のレビュー一覧

  • ダンゲロス1969(1)

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    本当最高のコミカライズ。アクの強すぎる(が、面白さは保証済)原作を、横田先生の巧みな筆致で、下品なネタを不快になりすぎないよう、表現制限にひっかからないよう上手く描く。『戦闘破壊学園』における「全ての金玉に災いを!」みたいな感じで「二丁拳銃(ちんことピストル)対小学生女子のおしっこ」といったインパクトのある惹句を生み出しているあたり流石(原作読んでると色々麻痺してきてそれが異常な描写であることを意識しなかった)。

    清水一物がお気に入りのキャラなんですが、ボードゲームのデザインを踏襲しつつ異常性とシリアスさを兼ね備えたカッコよさでますます好きになりました(まるだしだけど)。

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    2018年08月17日
  • よいこの君主論

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    小学生のたろうくんとはなこちゃんが、ふくろう先生から学ぶ“正しいマキャベリズム”!
    群雄割拠する5年3組の覇者となるため、様々な権謀術数を用いる子ども達の姿が、面白おかしく且つ非常に解りやすく描かれた、なんともえげつない本でした。
    4月の段階で10以上あった小グループが、引き抜きや裏切り、吸収合併を繰り返しながら最終的に統一されていく様は圧巻。
    恐るべき姦計の数々に何度震え上がったことか。クラスにおける最高裁判機関「終わりの会」とか超おっかねぇ((((;゜Д゜)))

    私は別に国家元首とか目指してませんが、それでなくても非常にタメになりましたよ。

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    2017年09月23日
  • 仁義なきキリスト教史

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    いや面白いっすよ。初期キリスト教からそれがローマ国教になり、世界に普及していく中でどれだけキリスト教が暴力的だったのか。ヤクザ映画に模した口調が楽しい。しかし十字軍はひどいな。

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    2017年09月07日
  • 放課後ウィザード倶楽部 3

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    これまで提示した夢世界のルールの隙間を突いた「鋼鉄の咆哮」編が素晴らしすぎて、「あぁ、本作ではこういうことやりたいんだな!」と思ってました。やっぱイケイケドンドンな那由多君好き。

    あと、クールなガチプレイヤーに見えて、意外とのんびりこの世界を楽しんでいるシモンさんも良い。

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    2017年03月26日
  • 仁義なきキリスト教史

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    読後第一の感想は、これ、歌舞伎にしたらすごくハマるんじゃなかろうか…という妄想でご飯何杯でもいけそうにワクワクしている、というところです(笑)

    どういう本かというと、キリスト教2000年の歴史を、恐れ多くもやくざの抗争史に見立てて描いた、叙事詩的?な小説なのですが、タイトルからも明らかである通り、菅原文太主演の映画で有名な「仁義なき戦い」の世界観を模した感じになっています。つまり、
    「おゥ、こんなぁがイエスさんかい。のう、一つおたずねしたいんじゃがの、安息日に病人を癒すいうんは許されちょるんかのう!」
    「なぁにコキよるんない、くそったれ!おどれらの中によゥ、安息日に溝に落ちたやつがおったらど

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    2016年12月25日
  • よいこの君主論

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    ネタバレ

    ドラッガーの話といい、こういうふうに現実世界的な例え方をされるとすーっと入ってくね。たぶんその分すっと抜けてくけど。

    クラスを国に例えて、統一の過程を描いたものです。非常に面白い。マキャベリの君主論、本物を読んでみようかしら。

    まあやちゃんが好きです。カワイイ。きゃわいい。

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    2016年01月18日
  • よいこの君主論

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    ネタバレ

     学級内統一のために小学生たちが奸計謀略を巡らし抗争するというイカした物語。
     癖のありすぎる5年3組の小君主たちが、遠足、ドッジボール大会、マラソンといったイベントも巧みに利用しながら政争を繰り広げる様を、マキャベリズムの視点から解説してくれるので、何となく勉強になった(ような気分にもなる)。

     やり過ぎ感溢れるノリと解説の鬼畜コメントにグッとくる。また、プリンの誘惑に負ける小学生らしさと、愚民をコントロールしてのける辣腕とが共存するあたりの配分もいい。読んでいる最中は終始変な笑みが浮かんできて愉快だった。

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    2015年06月20日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(8)

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    ラス前で「平和なif」を見せつけて悲劇を煽る…やっぱこれ『バジリスク』じゃないですかw

    というわけで完結巻。水入りにより終結(本当は生徒会室襲撃時点で勝敗は決していたのですが)したハルマゲドン後、生き残ったメンバーでのさながらパズルのような最終決戦。ここらへんのロジカルな感じや、その上で「表面的には酷い台詞」が実に重要な意味合いをもって使われるあたりは、実に原作者の好みといった感じ。そしてそれをことさら感動的に描く作者の手腕。本当素晴らしいコミカライズ作品でした。

    しかし『バジリスク』といい、「下品な原作」にはむしろ「上品な(作風の)漫画家」を当てるのが良いバランスなのかもしれませんね。

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    2015年05月06日
  • よいこの君主論

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    5年3組のひろしくんが、春休みに「君主論」を読んで、その教えに従って権謀術策を繰り広げ、他の小君主を打倒し、クラス全体に覇をとなえるまでの1年間の物語です。各章ごとに小君主の権謀術策について「君主論」に基づいて「ふくろう先生」が解説してくれるという小学生向き(!)マキャベリ入門書です。なおかつ、解説もマキャベリという具合。けっこう笑えるけど、ちゃんとマキャベリ解説書になっているのがすごいね。

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    2018年12月05日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(4)

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    アクションとサスペンスは一瞬の油断もなく、泣かせ所は全開に、いやまあ全編バカではあるんだけどそれを忘れるハードバトル! だというのにそれを台なしにするおまけもまた最高だった。

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    2014年02月11日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(3)

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    空前の最低な戦い!そこに横糸を絡めて熱く哀しく表現したストーリー、それを真正面から受けて立ち最高のシーンに描ききる漫画の手腕、出世作『オナニーマスター黒沢』に通じるところも感じる。「能力の相性ジャンケン」が群像劇によってカオス化した緊張感、最後まで維持してほしい。

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    2013年07月15日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(2)

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    うっひょうおもしれー! 娯楽に総特化したシナリオと作画演出。すべてがインフレしつつも1本理屈の筋を通してあって、心地よく「やりすぎ」に酔える。

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    2013年07月14日
  • よいこの君主論

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    おかしい。クラスを支配したい小学生や会社を制圧したいキャリアウーマンなど必読。けっこう正確な紹介になっている。

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    2021年01月05日
  • 飛行迷宮学園ダンゲロス 『蠍座の名探偵』

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    夢中!
    大銀河番長かっちょいいす!

    と、そんな単純な話じゃなく、
    人の思いを利用した策の上の上の上をいく策。
    ため息だわ。面白すぎ。

    次回のダンゲロスも楽しみだー。

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    2012年06月04日
  • 完全教祖マニュアル

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    「さあ皆さん教祖になりましょう」というふざけたテンションで終始貫かれた、宗教の構造を逆説的に解体するマニュアル本。読み物としての満足度は高いが、具体的な「明日からこうする」に直結するタイプの本ではない。ただし、組織設計やカルチャー構築を考えるときのメタファーの引き出しとしてはユニークな一冊。

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    2026年03月17日
  • 完全教祖マニュアル

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    宗教を「作る側」の視点で解説されてある
    キリスト教、イスラム教、仏教の歴史や変遷を元に、宗教が成立する合理的な道筋や、その科学的、心理的な裏付け、そしてそれを実践するためのノウハウなど
    どこまで本気かは不明だけど、タイトルに偽りはないと思う
    ただ、著者は架神恭介だけあってユーモア満載の文章を受け入れられない人はいるかも知れない

    日本人は宗教アレルギーがあり、無宗教という人が大半
    初詣にも行くし、クリスマスにを祝い、葬式は念仏を唱えたりする
    逆に考えると、付け入る隙であるとも言える
    宗教を嫌うあまり、宗教に対して無知のため、耐性がない
    そのため、ある意味で狙い目な国民ではある


    「教祖のお仕

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    2026年03月05日
  • もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら

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    タイトル通り、シド・ヴィシャスの再来と噂される程パンクな「まなぶ」が、謎の老僧のナビゲートで時空を超えてブッダや仏教布教の重要人物に会いに行ってボコボコにされつつ仏教について学ぶ本

    著者を知ったのはWEBの「完全パンクマニュアル」で、本も買った
    そんなわけで、私はこの方のパンク思想を理解しているので、まなぶのキャラに違和感はない


    ブッダの基本的なな思想として
    世の中は思い通りにならない
    自分の中に欲があるからこそ、その欲が叶えられないギャップに苦しむ
    だったら、何もかもどーでもいいと思ってしまえばいい
    そうすれば、嫌だという感情がなくなり、ハッピーになれる
    そこに至った状態が悟り
    生きて

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    2026年03月03日
  • 完全教祖マニュアル

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    面白い。マニュアルの体をとりながらユーモア全開で宗教全般の体系や捉え方、考え方を解説してくれている。特にどんな宗教もスタートは反社会的というのが実に腑に落ちる。著者の方(架神恭介て名前だいぶかっこいい)はユーモアのある文体だが各宗教をデフォルメできるくらい、かなり調べて深い知見をもってるように感じた。
    色々と見てきて自分の感じていた宗教に対して思っていたことや感じていた事の多くを言語化してくれていて「そうそう!そうですよね!?ぼくもそう思ってたんですよ!」と付和雷同炸裂しまくる作品。この著者の他の書籍も読んでみようかな

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    2026年03月01日
  • リアル人生ゲーム完全攻略本

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    人生に起こる出来事をゲーム風に説明した本
    金や金融、資本が多め
    恐慌、災害、戦争すらも織り込んでしたたかに生きていくというのは嫌気がさすが、身の引き締まる思いもある

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    2026年02月01日
  • 仁義なき聖書と美術の世界

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    旧約聖書・新約聖書のエピソード(特に西洋の画題としてよく扱われるもの)を、登場人物が皆、広島やくざ映画の口調で語り直す一冊。キリスト教徒でない私には、特に新約聖書について、エピソードの前後関係をイメージしやすい文章で語られるのがありがたい。西洋絵画の図版も文庫本にしては結構充実している。
    ただまあ、権威や権力の世界っちゅうもんは、キリスト教じゃのうても、そりゃ大体「やくざ」にパロディ化出来るやろ、とは思うんじゃがの。

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    2025年12月31日