架神恭介のレビュー一覧

  • よいこの君主論

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    マキャベリの君主論について、小学生の覇権争いを題材に解説している。
    コミカルかつポイントを絞った説明が非常に分かりやすく面白く読めた。

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    2016年05月29日
  • よいこの君主論

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    クラス統一を目指す小学生たちの権力闘争を通じて、マキャベリの『君主論』の内容を楽しく学ぶというコンセプトの本。設定に無理があると感じる場面もあったが、小学生の権力闘争を舞台にするという着眼は素晴らしく、非常に面白く読み進めることができ、勉強にもなった。目的のためには手段を選ばないという「マキャベリズム」を実践するのはお人よしの自分には難しいなという感想を持ったが、考え方を知っておいて損はないなと感じた。

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    2016年05月29日
  • 飛行迷宮学園ダンゲロス 『蠍座の名探偵』

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    相変わらず楽しい能力バトル漫画だ。前作を読んだのがかなり前なので舞台設定などの詳細を失念していたが、特にそこまで気になることなく読むことができた。『転校生』やらの設定以外は一新されているというシステムの強みである。面白くなりそうな論理能力ものが思ったより活躍してなかったのは残念といえば残念か。まあ誰かが二次創作で書いてくれるでしょう。

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    2016年01月14日
  • 飛行迷宮学園ダンゲロス―蠍座の名探偵― 4

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    おお、すげえ、本当に「クローズドサークル推理もの」に収束した…
    凡人がルールを理解し、最後の最後に大逆転のロジックをくみ上げる…といった流れはやはりダンゲロス。
    しかし原作に対して、作画の雰囲気が少々生真面目すぎる感もあったり。

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    2015年12月16日
  • よいこの君主論

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    今朝の日経に掲載されていたので思わずレビュー。

    マキャヴェリの「君主論」をラノベ風に、小学校を舞台に解説。分かりやすいけど、これで君主論を分かった気になってはいけません。予習として読んでから「君主論」に取り組むには問題ないかと。

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    2015年09月30日
  • よいこの君主論

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    君主論をベースに小学校を舞台とした小説です。一章ごとが短く、そのあとに君主論の解説がわかりやすく掲載されています。ただ、この解説に出てくる2人の子どもたちの言葉遣いがよろしくないと思います。好みがわかれそうです。

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    2015年07月10日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(8)

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    完結巻。若干のやっつけ感があるのはまあ仕方ないのかな。
    ある程度は予想通りだったけどラストを真逆に取り違えていた。そりゃそうだよね。そっちのほうが絵になるし。

    オマケ漫画で次回への伏線が張られていたが、これが蠍座につながるのだろうか。つーかこの人物は彼女だと思うんだけど、彼女的にはあの世界で十分幸せといえるんじゃないのかな。違うのかな。

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    2015年06月26日
  • 「バカダークファンタジー」としての聖書入門

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    どっちかというと「男爵ディーノの『聖書』レビュー」みたいな感じでした。

    『聖書』を物語として、「ここは面白い」「クソつまらない」とか、発言のロジックを突き詰めて「本当こいつクズだよな」とか言い捨てたり、さながらジャンプ新連載を評価するかのように読み解く。

    とは言っても、これまで長く読まれてきたモノであり、そこらへんの歴史や訳による差異もフォロー。その上で「これが一番(物語として)ありそうな内容だよな」と持論に基づき取捨選択。

    架神先生の著作は、宗教的なものに対し「神聖で変な魔力を持っていそうだからなんとなく忌避してしまう」といったあたりの思い込みを、卑近な例や実に理論的な考えをもって払拭

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    2015年06月13日
  • もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら

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    細かいレビューは後日書きたいのだが、日本の宗教に興味があったので非常に面白かった。 途中の挿話が時折というか一貫して馬鹿馬鹿しいレベルに下品。ここまで来ると笑うのも疲れるレベル。笑

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    2015年01月17日
  • 飛行迷宮学園ダンゲロス―蠍座の名探偵― 1

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    クローズドサークル学園探偵ものと思ってたら普通に戦闘破壊学園がはじまってしまったー!

    と言いつつも、「魔人殺しの犯人」「クローズドサークル」という、探偵物を満たすであろう要素もちゃんとある。並行してジェノサイドが進んでいるのは、きっと「犯人絞りの人員整理」なんだな、うん。

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    2014年12月24日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(7)

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    力バトル漫画として、物凄い領域に達しているなぁ。クソみたいな能力が一撃必殺の威力を持つのが面白い。(校長の能力なんて、邪賢王にはほぼ通用しないだろうけど、ド正義の無敵の能力に対しては完全に打ち勝てる)

    どうも原作から色々と脚色が入っている模様。この漫画版『ダンゲロス』、『甲賀忍法帖』に対する『バジリスク』みたいな立ち位置になるのであろうか。

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    2014年12月13日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス

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    登場人物があっけなくフェードアウトしていく。と聞いていたので興味がわき読んでみました。
    評判通りにあっけなくフェードアウトしていく様は斬新で面白かったです。数十頁を費やした登場人物が二行で死んだり…。
    読み物の概念を覆すような本でした。小説と呼べるかは別として、楽しめる本でした。

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    2014年12月12日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(6)

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    仁義なき戦いなんていうからどんな凄まじい能力なのかと思ったら、結構応用力高かったw

    途中から邪賢王の過去編。
    言葉とかほぼ出番がなかったので、過去編で活躍が見られて良かったです。
    密かに失恋する邪賢王w

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    2014年07月24日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(6)

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    うおお、本当にハルマゲドン終わってたんだ…後は転校生との戦いか。

    オリジナルの過去編。カレー食って死んでた(おお、確かに相性的には架神なら殺せる!)口舌院さん登場。なんとなく西尾維新っぽいなぁw

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    2014年07月13日
  • もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら

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    略して『もし仏(ブツ)』。
    パンクロッカーまなぶが,時空を越えて釈尊,龍樹,玄奘をはじめとする仏教の巨人とバトルして,仏教史を旅していくという異色の入門書。まったくもって意味不明な設定かと思いきや,「何もかもどうでもいい」という仏教の悟りとリアルパンクの精神には共通点があるんだとか。最澄が萌えキャラだったり,法然や日蓮がラッパーだったりするのもふざけてるようでいてなかなか深い。
    とっつきにくい仏教だって,ファッションパンクみたいに楽しんじゃえばいいのでは?という気分で書いたとのこと。蝉丸P住職による解説も良い。

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    2014年05月20日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス

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    能力バトルものかと思ったらバトル・ロワイアルものかと思ったらメタTRPGものだった!
    ネームドキャラの生命が次々と一瞬で失われるのは昨今の流行りで自分も好きな展開だが、本作においては主人公勢力が活躍するわけではなく、敵味方双方消耗戦になるあたり、能力バトルものではなくバトル・ロワイアルもの。どいつもこいつもバカではなく、論理的思考力が高いのも好みではあるのだが、損得勘定が上手すぎて人間味がなく、かえってキャラクターの魅力を損なってしまってる気がする。
    などなど小説とみると粗は見つかるのだが、本作の本質は『場の提供』。僕がRPGで一番楽しいのは、スキルポイントを振り分けてどんなコンボを作るのか

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    2018年10月20日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(5)

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    一気にそう来るとは思わなかったが、それをふまえても赤蝮さんが全部持っていきすぎでしょうw
    あったかいなり! とか、あの辺の台詞で爆笑しっぱなしだった。

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    2014年03月09日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(5)

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    ジャンプ感想とかで能力バトルに一家言ある原作者ですが、実際に本人が作る作品も凄い。くだらない能力にも徹底したルールとディテールが貫かれている。まさに現代の忍法帖。

    敗北者に止めを刺す瞬間や、強姦魔がヒロインに襲いかかる瞬間に、永遠の時間が流れたりもしない。殺されるべき所では殺されるし、ナニされるべき所ではナニされる。話の流れに徹底して真摯。
    そして、最低の絵面を最高にカッコ良く見事ビジュアル化している横田卓馬先生も凄い。これが『競技ダンス部へようこそ』『こがねいろ』の横田先生かね、ってくらい。あ、でも『オナニーマスター黒沢』がありましたな。絵的に下品なものじゃなかったけど。

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    2014年03月06日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(5)

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    邪賢王ちゃーん!(落ち着け、原形はあれだと思え!) ハルマゲドンの幕切れと問答展開で、これまでよりテンポはゆったりめ。しかしあからさまに伏線がいくつも用意されていて、今後の爆発に期待させられる。

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    2014年02月11日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(4)

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    普通にバトルしてるとあれって思ってしまうほどにアレなマンガ。
    今回は前巻や前々巻のような酷さはなくて、普通に次々と死んでいく話だった。
    あの人はやっぱり裏切ったね。はてさてここからどうなっていくのか。できればこれまでのような頭の狂ったノリは失わないで欲しいのです。血みどろのバトルと下ネタのありえないレベルでの融合こそがこの作品の一番好きなところなので。

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    2013年09月08日