架神恭介のレビュー一覧
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お気に入りの投資系YouTubeチャンネルが影響を受けたと紹介していたので興味を持った。人生をゲームに見立てて攻略法を紹介している。
人生の目的は幸福点を稼ぐこと。その幸福点がどうすれば得られるかは各キャラのタイプによって決まる。経験は実績解除のトロフィー。生きるには限られた寿命=時間を効率的にお金に変換しなくてはならない。人生の終わり間際の感情はとても大事。
2017年に書かれた本だが今後インフレすると書いてある。
ビッグイベントとして日本国の財政破綻、世界金融危機・大恐慌が発生確率100%となっているのが怖い。「人生が80〜90年だと仮定すれば、むしろその期間に自分の所属する国や地域の財政が一度も破綻しないなどということのほうが稀だ」
南海トラフ地震の発生確率は70〜91%。戦争に関しては「日米同盟が、今後20年先、30年先の時点において、現状と同じ形で機能していると思い込むのははなはだ間違った姿勢だ」
人生というゲームのバグをついて過去最高得点を獲得したチートプレイヤーが釈迦なのが面白い。 -
Posted by ブクログ
娯楽にちょうどいい。
実践するかはともかく、読んでいると宗教が魅力的に思えてくる。何か上手くいかなかった時など、これは神のお導きであり意味のあることで、単なる失敗ではないのだ、という考え方は心が軽くなる。
無宗教だがこうゆう考え方をする知人が何人かいるので、日本人の宗教観とはなんだろうなと改めて疑問に思った。
今となってはキリスト教、仏教、イスラム教など膨大な信者のいる宗教がたくさんあるが、それぞれの始まりは新興宗教として主にアウトローな活動から始まっている。
神学に関してあまり知識はなく、それだけ信者がいるなら大層な代物なのだろなという漠然としたイメージがあったのだが、本書のように説明されると、たかが人間が作り出した思想など大したものじゃないんだなと軽く感じられるようになった。
それでも、信者を増やすには弱っている時にそれを肯定するような話をすれば弱者は食いついてくれるような話もされており、そこから実質金をむしり取るわけで心が痛むが、実際、日本人で特定の宗教を信仰している人はそのような体験から入る形は結構多そう。
参考文献はなかなかの量があって笑った。
最後の、この本に救われました!!というコメントコーナーの登場人物がどれも男性だったのが少し引っかかった。が、実際にこの本を真面目に実行しようとする者は明らかに男性の方が多いだろうしな、と思うとこれが妥当か。
女性が教祖の宗教を調べてみたら天理教や統一教会、大本教などが出てきたが、海外ではキリスト教などの影響で女性教祖は少ないらしい。
新興宗教について調べてみると当然ながら知らない宗教が山ほど出てきて、それはそれで結構な信者を誇っているらしく、みんな頑張ってるな〜と感心(?)
宗教絡みは巻き込まれる家族のアンハッピー加減が本当にしんどいのは周知の事実なので、素直に応援はできない。
免罪符の話で、御守りや御朱印なども免罪符だというのが印象的だった。特に御朱印は、スタンプラリーのようで無宗教の日本人の間でも流行っているが、あれも厳密には宗教のものの1つだよなと、改めて言われてそれを強く認識した。 -
Posted by ブクログ
キリスト教2000年の歴史を任侠小説に仕立て上げた異色の作品。任侠系団体キリスト組!が登場する。
キリスト教史は、遥か遠い聖なる世界の話のように思われるが、実態は世俗の人間ドラマである。キリスト教も、所詮人が作りし宗教に過ぎないということを否応なく認識させてくれる。独特の宗教用語を、任侠用語に置き換えるだけで急に身近に感じられ、最後まで興味深く読み通すことが出来た。宗教を学ぶ際には、専門語を自身に近い概念に置き換えて考えると、より理解が捗ると思われる。
著者も後書きで触れているように、本書は学術的な正確さよりもエンタメ性を重視しており、鵜呑みに出来ない記述は多々あろう。それでも、キリスト教入門の第一歩として、本書は最良の一冊であると考える。 -
Posted by ブクログ
本書はヤクザ抗争史として描くキリスト教二千年の歴史であります。罰当たり必至のまさに神をも恐れぬ本書ですが、全編広島弁のヤクザ言葉で聖人達が繰り広げるやり取りに、剥き出しの「人間的」な物を感じます。
いやはや…。こんな罰当たり必至、まさに神をも恐れぬキリスト教史は前代未聞。空前絶後でありますが、ベラボーに面白いことは否定できません。
本書は「やくざ抗争史」として描かれるキリスト教2000年の歴史を「小説」という形で綴ったものであり、僕は一種の背徳感を旨に感じつつ、時に大笑いしながら一気に読み終えてしまいました。
例えばイエス・キリストが磔刑に処された有名な場面。イエスが息を引き取る際、天を仰いで言ったとされる
「エリ。エリ。レマ。サバクタニ。(我が神。我が神。何故に私をお見捨てになられたのですか。)」
も本書における広島弁のヤクザ言葉に翻訳すると
「おやっさん……おやっさん……なんでワシを見捨てたんじゃあ!」
という仕儀に相成ってしまいます。
要を言ってしまえば、徹頭徹尾に渡ってキリスト教における聖人達が広島弁(筆者によると「部分的に福山弁が混じっている可能性は否めない。」とのこと)のヤクザ言葉で語り合い、罵り合う。その様子はまさに「仁義なき戦い」の世界が展開されているのであります。
ただ、浅学ながらキリスト教の歴史を俯瞰しますと、相当血腥い要素を含んでいるという部分は否めないものでありまして、「神」の名の下に凄惨かつ血みどろの戦いを繰り広げているので、本書に記されている広島弁のヤクザ言葉によってその『人間的な』部分が強調されており、より「剥き出し」になっているという感想を持ちました。
イエスの生涯とその死。初期の伝道師達、特にパウロがキリスト教というものを広め、やがてローマ帝国による苛烈な弾圧を経て国教としてキリスト教が認められるようになり、時を経て王と教皇が「叙任権」を巡って闘争劇を繰り広げる様子。世に言う『カノッサの屈辱』のあらましを僕はここで理解することができました。
さらに、ふとしたボタンのかけ違いが重なって同じキリスト教徒がいる街を攻め落とした第四回十字軍。
「あいつら、言うてみりゃ人の罪でメシ食うとるんで」
と不敵にのたまうルター(本書では『極道ルター』となっている)による宗教改革により、プロテスタントが生まれ、カトリックとの宗教戦争へと突入する…。巻末には「インタビュー・ウィズ・やくざ」と題し、バチカンのローマ教皇へのインタビューという形式で現在の
「ローマ・カトリックを中心とするキリスト教世界」
が綴られているのです。ここでも当然、広島弁のヤクザ言葉全開であります。
ここまでのことを通常のキリスト教に関するテキストで勉強すると、まず退屈のあまりに眠くなってしまいそうですが、(かなりのエンターテイメント性を盛り込みつつも)「やくざ」というキーワードの下に力づくで纏め上げて行くとかくも面白いのかと。それを成し遂げた筆者の努力と力量にも、目を向けるべきでありましょう。
ただし、いつ本書が『発禁』の憂き目に遭うかも知れませんので、もし興味をお持ちになって読もうとされる場合には、どうぞお早めにと、最後に付け加えさせていただきます。
※本書は2016年12月7日、筑摩書房より『仁義なきキリスト教史 (ちくま文庫 か 54-4)』として文庫化されました。 -
Posted by ブクログ
この本は一言で言うと、人の上に立つ者の実践的な心構えを教えてくれる本です。私はこれまで『君主論』を読んだことがなかったため、この解説本が理解を助けるのではないかと思い、手に取りました。結果として、この本は期待以上の内容でした。
まず、物語の設定が非常に独特で、まるで銀河英雄伝説のような謀略や計略が展開されるのがとても印象的でした。特に、「こんな小学生いるわけないだろ」と突っ込みたくなるような、ぶっ飛んだ設定のもとで進行するストーリーが好印象でした。
登場人物が多いため、「この子は誰だっけ?」と混乱することもありましたが、冒頭に人物の説明や関係図があり、それを参考にすることで物語をスムーズに楽しむことができました。
各章の間に挟まれる解説も非常に興味深く、例えば「愚鈍な民衆は変化を嫌う」といった直球の表現には思わず笑ってしまいました。これらの解説は、単に物語を楽しむだけでなく、『君主論』の理解を深める手助けとなりました。
総じて、この解説本は『君主論』を読む上で非常に役立つ一冊であり、私の予想を超える充実した読書体験を提供してくれました。 -
Posted by ブクログ
「哲学とか難しいことはわからないけど教祖みたいなカリスマ溢れる人間になりたい!」という人にはどストライクで刺さる本だと思う。哲学や心理学、芸術を組み合わせて拘った世界観の宗教を作りたい人でもこの本をベースに組んでいけば出来るから汎用性の高い本でありとても面白かった。また、読んでいて思ったのは巷でカリスマ性のある人気な人にはこの本のチェックリストがいくつか当てはまるなというところ。特にバンドマンや絵描きといった独自の世界観を持ったアーティスト方面の人はチェックリストのほとんどが埋まることもあり、やはりサブカルと宗教は相性が良いのだなと思った。