架神恭介のレビュー一覧

  • ダンゲロス1969(5)

    ネタバレ 購入済み

    第一部完!

    いよいよ機動隊が動き出し東大籠城戦開始、というところでいきなり第一部終了。
    中盤の触手刑事を抹殺するために電車テロをやる話がきつかった。数百名のJK巻き添えとか流石にエグい。もっとギャグ路線でいいと思うけど。
    真の決戦前に終わっちゃったし、この続きは原作小説読むしかない。ユキミはマゆゆと幸せになれるのか!?

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    2022年09月29日
  • リアル人生ゲーム完全攻略本

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    架神恭介の雑な語り口がよい。説明書パートと攻略本パートのあわせで無理矢理感があるとかレビューされていたが、自分にはそれほど感じなかった。短いのでサクッと読める。

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    2020年12月15日
  • よいこの君主論

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    "マキャベリの「君主論」を小学校のクラスを舞台に物語を通して学んでいく。ここに登場するような小学生ばかりだと、少々恐ろしい気もするが、わかりやすく君主論に記されている理論を伝えてくれる。
    原書を読みたくなること間違いなし。
    原書もエッセイ風に記載されていて、読みやすい古典だ。是非一読を。"

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    2018年10月28日
  • リアル人生ゲーム完全攻略本

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    神様からの視点で、いまの人類をみると、こうみえるのかぁ~。
    架神さんの本は、切り口がサイコーです。文句なしにおもしろい。

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    2018年02月21日
  • 仁義なきキリスト教史

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    「ヤハウェ大親分、ワシを助けてつかぁさいやァ、アーメン!!」
    キリスト宗教の複雑な人間模様と歴史を、「極道のお家抗争」劇にそっくり置きかえて描いたキリスト宗教史。親分ヤハウェ、子分、シノギ、シマ…およそ宗教を語るとは思えないフレーズの数々。しかも言葉遣いは全編広島弁。この斬新で無遠慮な設定が許される日本は素敵だなぁと思います。

    キリスト教の長い長い歴史と諍いは、大局的に捉えてしまうと「組と組によるシマを巡る抗争」。そんなシンプルな設定を前提にして読み進めていくと、人物相関図が自然と頭に作られていき、聖書や史実に沿ったエピソードに触れることができます。しばらくは頭では理解しながらも気持ちがつい

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    2018年01月27日
  • リアル人生ゲーム完全攻略本

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    モテる方法、君主になる方法、教祖になる方法、などにつづいて、ついに神様になる方法か!と思ったら後半はまた違った趣の本だった。高校生ぐらいの人々に読んでもらいたい。

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    2021年01月05日
  • 仁義なきキリスト教史

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    完全教祖マニュアルがおもしろかったので、読み始める。全編仁義なき戦いに影響された広島弁でおもしろおかしくキリスト教の歴史をなんとなくわかる構成になっている。ただ、異民族もすべて広島弁なので、あれ、何人と何人の争いだっけ?と一部混乱するところがある。

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    2017年08月25日
  • よいこの君主論

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    マキアヴェッリの『君主論』を下敷きに、小学生がクラスの支配者として君臨するまでの物語。非常に読みやすかった。君主とはどのようにふるまうべきかがわかりやすく書かれている。

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    2017年07月21日
  • 仁義なきキリスト教史

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    面白おかしく、わかりやすい。
    映画仁義なき戦いをみていれば、なお楽しく読める。
    菅原文太松方弘樹に脳内変換されます。
    組織史としては、良書。昔の歴史の先生の教え方のような、
    読んでいて、ふふっ となります。

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    2017年07月07日
  • よいこの君主論

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    君主論に触れるきっかけとしてよい一冊。文章全体に渡ってユーモアに富んでいて、ストーリーとしても面白い。

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    2017年06月29日
  • 仁義なきキリスト教史

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    「ユダ!おどれが密告(チンコロ)しおったんか!」
     途端にペトロがドスを引き抜くと、ユダに向かって躍りかかり凶刃を振るった。ユダはヒィと叫んで身を避けたが、すると後にいたヤクザ者の右耳が削ぎ落とされて、大地に鮮血が散り、闇夜に悲鳴が轟いた。なおもユダを狙わんとドスを振りかざしたペトロであったが、これをイエスが背後から抱きとめた。
    「やめぇ、ペトロ!」
    「じゃ、じゃ言うて、兄貴!」
    「これも、おやっさんの考えのうちじゃけぇ……」
    と、イエスは自らを説き伏せるようにそう言うのだ。

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    2017年06月20日
  • 放課後ウィザード倶楽部 4

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    輝け少年たちよエンド。

    本当惜しい作品だった。原作者の当初意図していた展開(作者note参考)も魅力的だけど、正直3巻以降のノリもそれはそれで楽しかった。夢世界を自由な発想でハックしたりサンチョの財力(明らかに他のプレイヤーにまねできない要素)でどうにかしたりしてあの三人がどんどん成長する話で面白かったと思う(少なくとも途中くらいまでは。

    ラストもラストではっちゃけてるけど、「みんなで頑張ったらどうにかなった」は、「よくある敵組織」的な思想への反証みたいで面白かったり。

    機会があればまたこの三人…あるいはこんな感じの主人公達の…冒険を観てみたい。

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    2017年03月26日
  • 仁義なきキリスト教史

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    キリスト教については、まあ興味はあって、ざっくりしたあらすじとかは把握してるんだけど、どうにも理不尽じゃね?とかつっかかるとこがあって。ピンと来ないな~(-.-)
    と思ってた私のような人間には良書。すんなり腑に落ちたというか。ヤクザ語に慣れてないので、最初そこがとっつきにくかったけど。
    参考文献にも上がってた田川さんの本はおもしろくて何冊か読んだのよねん。またちょっとこのジャンルの本も読もーっと。

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    2017年03月08日
  • 仁義なきキリスト教史

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    宗教はとっかかりにくい。が、この本は抱腹絶倒。ヤクザと広島弁を使ってキリスト教を娯楽小説に置き換える。例えば最後の晩餐でキリストが使途の一人が裏切ることを予告するが、そのシーンは「お前らに言うとくけどの、今一緒にメシ食っとるお前らの中にの、わしのことチンコロするやつがおるけえのう」こんな感じである。著者も書いているがこれはエンタテイメントである。が敬遠しがちな宗教がグッと身近に感じられるようになる。

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    2017年01月29日
  • 仁義なきキリスト教史

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    ゴルゴダの丘に、イエスの絶叫が響く。
    「おやっさん(ユダヤ教の神ヤハヴェのこと)、おやっさん! なんでワシを見捨てたんじゃあ!」

    その受難の前夜、イエスは子分たちに言う
    「お前らの中に、ワシをチンコロ(密告)するやつがおるけんのう」

    忠誠を誓うペドロに言う
    「こんなは今夜、鶏が二度鳴く前に三度わしを否むじゃろう」
    ※こんな=広島弁で「お前」「YOU」という意味。

    #

    抱腹絶倒、興味津々の386頁。

    キリスト教の歴史を、大まか、九つの情景を選んで、九つの短編小説にした本だと思ってください。
    (通史、というほど巨大な負担はなく、飛ばし飛ばしして、面白い歴史の場面情景を描いています)

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    2016年12月31日
  • こころ オブ・ザ・デッド ~スーパー漱石大戦~ 1

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    出オチと思いきや、話が進めば進むほどどんどんヒドくなる。

    架神先生のロックなアイデアと勢いのある台詞回し、そして意外と上品な筆致でそれらを生かし、時にネームにも描かれていない酷いネタをブチ込んでくる目黒先生の漫画力、それらが単なる色物で終わらないクオリティを生み出す。
    あと地味に夏目先生の原作…クレジットで同列に並んでいるのでそう扱っても良いはず…『こころ』という作品は、『ロミオとジュリエット』並みに、創作の原案としてもっと活用されても良いものなのかもしれない、と本作を読んで思ったり。
    夏目作品が一方的にレイプされているように思えて、実は夏目作品が本作に一本筋を通すというか、深みを与えている

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    2016年12月18日
  • 放課後ウィザード倶楽部 2

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    現在まだまだ非力ながらも、メイン三人組がちゃんと"主人公"として個性発揮しているのが良い。

    アホなエピソードやりながらも、地道にルール開示をしてて、こちらが思っているより物語は結構進んでいるのかもしれない。

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    2016年09月19日
  • もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら

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    著者の「仁義なきキリスト教史」を楽しく読めたので、仏教も書いていたことを知り、こちらも読んでみた。

    釈尊の目指したところが、「何もかもどうでもいい」という境地だというのは、今の一般的日本人のの考える仏教観からすると意外に思える。

    いわゆるブッダが涅槃に入ってからは、当時の他の宗教や中国でのいろいろな考え方にもまれ、日本に伝わってからもさらにいろいろと変化してきたという仏教史が、おもしろくしかも簡潔にまとめられているので、読んでいて飽きてこない。

    末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)などの説明は非常にわかりやすい。女子高生をみて感じる感覚が阿頼耶識に溜まっていくのか、なるほど。

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    2016年07月25日
  • 飛行迷宮学園ダンゲロス 『蠍座の名探偵』

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    クローズドサークルミステリを謳っておきながらいきなり学校を舞台にした超人によるジェノサイドが始まってなんじゃこりゃと思ってたら、本当に殺人犯を見つけるミステリだったというw ダンゲロスワールド的に重要なイベントであった部分もあるようですが、そういうのは抜きにして面白かった。

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    2016年06月12日
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス

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    漫画版既読。そういうわけでネタ的な面白さの評価はそちらに譲りますが、やはり原作のほうが「わかりやすい」。ロジック的な所はやはり文章のほうが筆を尽くせるし、エピソードの構造なんかもこちらのほうがわかりやすかった。あと何故作者と同じ名前のキャラが出てくるか?そこらへんも漫画版ではオミットした描写ですな。

    並行世界的な世界観を持っているためか、謎の「未来の学園祭」の描写が入ってくるわけですが、これをもっと効果的な位置づけにしたアレンジは漫画版の良かった所でしょうか。

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    2016年06月05日