高橋宣行のレビュー一覧
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総評
博報堂の在り方を深く理解することができた。どこまでも、人間に力点を置いているところに感銘を受けた。クリエイティブとは、部分部分の破天荒さではない。どこまでも、地道に足を使い考えていく姿勢がユニークな新しい価値をを生み出すことなのだと感じた。
序章「これから、この精神でいく」
博報堂は生活者と企業の真ん中に立ち両者を豊かにする会社である。
第1章 広告会社は。
人との違いを出していく、必要のある21世紀。広告は企業の長期的なブランディングのkeyである。そのためには、深い人間観察が必要になるのだ。また、広告人は謙虚である必要がある。
第2章 博報堂は。
想いを表現していくのが、 -
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最後のパート4の「自分の発想読本のすすめ」
がとても良かったので、そのやり方を記す。
①キーワードを記す。
「自分の好きな言葉」
「好きな唄」「好きな人」「好きなスポーツ」「好きな料理」「好きな時代」「好きな場所」
②言葉の持つ意味をじっくり考えながら、言葉と言葉をリンクづけにする。
③選び、まとめるを繰り返す。
そうして、
自分自身を深堀りすることで、
①やりたいことが分かる。
②説明上手になる。
③ハートが伝わる。
④ピンチのとき仕事、プライベートの「よりどころ」になる。
⑤いかに生きたか、生きてきたかを問うことになる。
⑥知識を知恵にし、暗黙知が増える。
作中名言
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- クリエイティブとは考えること
- 考えるとは感じること
- 考えるためには、日常生活のすべての場面に興味を持ち「なぜ?」と問いかけること
- 考えることを続けると、それが蓄積され、資産になるということ
- 「モノ」ではなく「コト」で訴求するということ
- 機能ではなく、価値やストーリーを伝えること
- 机上では考えることはできない、現場に行って、体感することで初めて考えることができる
- 電車に乗っているとき、歩いているとき、どこかに行った時。考える体験ができる場面はたくさん
「考えるとは何を意味するのか」の根本を知りたい人向け。考える習慣を作るヒントが多くあり、日常生活 -
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ネタバレ知ることには熱心なのに感じることが消えかかっている
『国家の品格』→「論理的思考能力はばっちり。しかし情緒に欠けている。これが最悪だ」
情報知識(本来持つ普遍性)×人間観察・洞察=知恵(独自性。独創性)
生活者優先社会
①相手の立場に立つこと
②自分らしさをもつこと 独自性・独創性
この二つに共通するのが五感
五感
「知る」から「感じる」へ 観 感 勘のトレーニング
人間観察がマーケティングのテーマ
定量調査から定性調査(人を動かすものは何か。一人一人の真実を発見)
「人間は合理性20%、非合理性80%で生きる動物だ」
できるクリエイティブな人
1問題意識の強い人 2改革意識 -
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ネタバレいかに「考える」かは、いかに生きるか、いかに生きているかと、無縁じゃない。p30
広告は、「幸せを売る作業」だと思う。p34
広告はコミュニケーション業。
一方通行を双方向にする「知恵」と「技術」があるから、広告人。p36
広告は、人間を観察する人間学だ。
人間通になること。人間観察の深さが広告人の根っこになる。p38
最高の広告人とは、もっとも謙虚な人だ。
謙虚に「もっと、もっと」と考えられる人は、永遠に発展途上人だ。p46
「21世紀は人と優劣を競う世紀ではなく、人との違いを生み出す世紀」p47
博報堂には、商品も工場もない。あるのは情報と知恵と技術。p59
あなたのためにと