高橋宣行のレビュー一覧
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ビジネス社会では、「考えること」以外を仕事とはいいません。それは作業といいます。そして「仕事を創り出す人」を仕事人と言い、作業人と仕分けられます。
今ビジネスパーソンに求められているのは、
①「考える姿勢」を身につけること
②「独創性」を発揮すること
③変化を創り出すこと
気になったのは以下です。
・人が生活をして行く上で、大きなものさしを2つもっている。1つが「損得」、もう1つが「好き嫌い」
・モノ余りの時代が加速され、ますます「好き嫌い」の尺度が強まっていく
・新商品の開発には、成功確率の低下・小粒化・短命化の三重苦がまっている。
・いま、モノが売れないのは、本当に欲しいものがないか -
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考える姿勢、考え方、考える意味を身に付けることは一生目減りしないクリエイティブ資産を蓄えること、「クリエイティブ資産づくり」のための本です。
仕事とは考えること、問題解決をすること、創造的に考えること。
気になるキーワード へそ、根っこ、軸足、汗
■創造とは
・考えるとは、創造的に考えること、相手への悩み解決の提案性が求められています。
・創造には、答えがない。有能な人ほど、試行錯誤します。頭の中の情報をばらす、ちらす、とばす、そして集約する。それを繰り返しては、違う組み合わせを考えています。唯一ではないが、最善の答えを求めます。
・創造とは破壊だ。時代は常に動き、いっときもおなじ状況 -
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発想職人=知恵でイノベーションを起こせる人
人真似ではなく、どんなに稚拙であっても、自ら考え、自らの身体をとおした中からアイディアを生み出すことをリーダはのぞんでいる。
発想職人:長年の経験から掴んだ職人的知恵をもって、問題解決にあたることが不可欠であると語っています。
高橋氏がこれまでの業務で学び実践した55のノウハウを各見開き1頁に記したものが本書になります。
気になったものは、以下です。
・どんなに稚拙であっても、自分で考え、自分の身体を通したなかからアイデアを創りだす
・ほんとうに相手がよろこぶのか、ほんとうにしてほしいことなのか、これがどうしてもやりたいこといいたいことなのか -
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良書 ことばのプロ、博報堂の高橋宜行氏からの、「変化の時代の」発想法です。
知識を得るだけの本だけでなく「感じる本」を目指しましたとあります。
コンセプトをどうアウトプットすればいいかを考察した、方法論と理解しています。
気になった点は、以下です。
・いまのIT化社会は、「変化すること」を宿命のように求められる時代
ドラッカー 「生きることは、変わることだ」
御手洗会長 「21世紀、企業に求められる力は、変化対応力だ」
・コンセプトってこんなカタチ
企業のフィールド 現状認識する
時代のフィールド 洞察する
閃き 発見する
コンセプト 言葉化する
・新しくなければコンセプト -
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良書 ことばのプロ、博報堂の高橋宜行氏の、企業との信頼関係の形成を、恋愛型企画という形で表現しています。
いかに人の心に残ることば、キーメッセージを作れるかがテーマと理解しました。
気になった言葉は、次のとおりです。
初めての依頼主と信頼関係を築くまでには時間がかかります。「あの人の期待を超えてやれ」という意識は、「この人となら一緒にやっていけそうだ」「あの人がいないと困る」という信頼関係に深まっていきます
<深まる恋愛型経済>
・相手あってのビジネス社会
・コミュニケーションとは相手を想い合うことから始まります
・一番やっかいなのは、複雑で方向が見えないことです。あり余る情報があっ -
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良書 ことばのプロ、博報堂の高橋宜行氏の、「想い」を言葉化する。
いかに人の心に残ることば、キーメッセージを作れるかがテーマと理解しました。
彼の言は、力強く、かつ分かりやすい。他の書にも目を通したくなりました。
気になったものは、以下です。
・情報はあり余っているのに肝心の言葉がない
・情報が飛び交うのに、言葉が残らない。
<言葉がない時代>
・創造は情報と情報の組み合わせ、創造は情報にしばられる
・いま企業に元気がないとするならば、企業自体が魅力的でなくなったからでしょう。人が人に何かを伝えようとするならば、伝えたいことに何か魅力があったはずです。
・多少あいまいでもいいじゃないで -
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ちょうど コンセプトを つくっていたので
タイムリーな本だった。
事例が豊富で なるほど、という 言葉の凝縮があった。
図が おもしろいね。
コンセプトを いつもつくっているので、
図をつくるのもなれている。
手書きなのが 好感が持てる。
ちょっと、女性的な字だね。
違うことを 違うようにいって 納得されることは
難しい作業だが 『へそ』がしっかりしておれば、
ちゃんと 骨太になるということか。
『どう言うか』よりも『なにを言うか』がポイント。
変化する時代だからこそ 視点を切り替えることが
何よりも大切となる。
発見のために(価値観を変える)
1 視点を変える
2 切り口を変える
3 -
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わかりやすく、コンパクトにまとめられているものの、中身は非常に濃く感じました。
コンセプトメイクは、様々な要素を組み合わせていく作業を含むとはいえ、実質0から1を生み出す作業なので、プロセスが非常にハードでコンセプトメイクに優れた人でもプロセスをわかりやすく説明することは非常に難しいと思います。
その上で、私がどこまで理解出来ているのかという不安があるものの、本書はプロセスのエッセンスをコンパクトにまとめられていて、本当に優れた人だからこそ書ける一冊という印象を持ちました。
自身がこのテーマへの課題認識をしている状況なので、とても参考になりましたが、読み手によっては全く響かない可能性もあ -
Posted by ブクログ
考える基本姿勢の発信本
◇創造の原理原則
◇発想のセオリー
◇独自性を出すコツ
をベースに書かれている
※これからの企業は、商品・人の動きについて
→長目に見ること、不変の部分に取り組む事
→ビジネスの創造的作業は片方に課題、片方に時代性を持ってスタート
→昨日、今日、明日と繋いで世の中をどう切り取るか?どう考えるか?
※全体を読む・先を読む力が求められている
■ジャーナリストの基本姿勢/ロンドンタイムズ
Y・T・Tとは
→Yesterday.Tomorrow.Today
→過去を見、明日を読み、今を語る
■小林一三/阪急創始者
→10年先を見て、5年の設計をし、1年先を歩く -
Posted by ブクログ
1を10にする人、1を100にする人、いやいや1000にしちゃうすごいヒト。その倍数で仕事の価値とか給料って決まっちゃうのかなと思うけど、単に係数管理しているだけで、社会に何の意味があるのか考えずに、『作業』して一生終えると思うとゾッとします。ゼロからイチを作り上げる力とか、その仕事が社会を良いものにしてるのかとか、本来はとっても時間をかけて考えなくてはいけないことのヒントがこの本には溢れています。広告代理店のイケスケナイ感じのカタカナが並ぶのかと思いきや、素敵でアツイ仕事論ですっかり骨抜きになってしまいました。
一番好きだったのが、『ほんとうに、これで相手が喜ぶの?』。ほんとうにそうですよ