野口卓のレビュー一覧

  • あっけらかん よろず相談屋繁盛記

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    よろず相談屋繁盛記 シリーズ 5 完結編

    今回は、新吾が良い伴侶を得た話。

    「破鍋に綴蓋」を表したいのだろうけど、
    新吾と波乃のお見合いの席での、二人の会話は、白けるばかり。

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    2024年05月07日
  • やってみなきゃ よろず相談屋繁盛記

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    よろず相談屋繁盛記 シリーズ4

    老舗料理屋「宮戸屋」の跡取り息子・信吾が、弟に店を譲って「よろず相談屋」を始めた。

    相談屋だけでは、当分はやっていけないだろうと、それを支える為に、将棋会所も、併設した。

    ようやく一年を迎え、記念の将棋大会を開くことになった。

    今回も、狸の母子を助けた信吾。
    もう、割り切ってしまうことにした。

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    2024年05月06日
  • そりゃないよ よろず相談屋繁盛記

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    よろず相談屋繁盛記 シリーズ3

    浅草東仲町の老舗料理屋「宮戸屋」の跡取り息子の信吾が、家を出て、黒船町で、将棋会所「駒形」と「よろず相談屋」を開いてから一年。

    小僧の常吉も、奉公を始めたころとは、別人のように愛想良く気配りもできるようになり、
    「よろず相談屋」のお客も、ボチボチと増えてきた。

    そんな折に、実家の「宮戸屋」が食中毒事件を起こした。

    七月の別名
    文月・卯月・初秋・新秋・上秋・首秋・肇秋・孟秋・七夕月、相月、蘭月・凉月・冷月
    とも呼ばれるらしい。
    文月・卯月は、知っているが、それ以外は、始めて目にした。
    卯月は、4月の和風月名と覚えていたが・・。

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    2024年05月05日
  • まさかまさか よろず相談屋繁盛記

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    よろず相談屋繁盛記 シリーズ2

    将棋好きの豊島屋のご隠居・甚兵衛に借りた、黒船町の家で、信吾は「よろず相談屋」と将棋会所「駒形」を営んでいる。

    本当は、困っている人の為になりたいが、相談屋に来る人がない。

    ある日、白い大きな犬が、相談屋にやってきて、
    「自分は、本当は、人間だ」と言い出した。
    ・・・
    あれ?この作品は、そう言う系なの?

    ソフトバンクのCMを思い出しつつ、まだ、あと3巻続くけど・・自信が無くなってきた。

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    2024年05月05日
  • なんてやつだ よろず相談屋繁盛記

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    よろず相談屋繁盛記 全五篇の内1

    老舗料理屋「宮戸屋」の跡取り息子の信吾は、幼少の頃に、大病を患った。
    三日三晩高熱にうなされたが、ようやく一命を取り留めた。
    が、その後遺症で、記憶をなくす事がある。
    その代わりか、定かでは無いが、動物の声が聞こえるようになった。

    そんな信吾が、店を弟に継がせて、「よろず相談屋」を開くことになった。

    野口卓氏の作品は初めて読むが、
    テンポよく、読みやすい。

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    2024年05月03日
  • 出世払い おやこ相談屋雑記帳

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    「めおと相談屋」から「おやこ相談屋」に看板を掛け替えた信吾。将棋会所も上手くいっている。
    そんな信吾のもとには今日も新たな相談が持ち込まれる。
    招き猫のあげている左右の手の違いは何?
    続々と開かれた相談屋のその後は?
    信吾の周りで起きる様々ない出来事を楽しく描いた作品。 
    これといって大きな事件は無いけれど、日常の暮らしが楽しい一冊。

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    2023年10月08日
  • 新しい光 めおと相談屋奮闘記

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    ネタバレ

    伝言箱に「知らぬがホトケ」「イワシの頭も信心から」などの謎の言葉が書かれた紙片が投げ込まれる。その間に夜鷹や船饅頭が殺害される。信吾は何やら紙片と殺人とにかかわりがあるような不安を持つ。そしてまた紙片が入れられる。いつもと違ってあまりほっこりしない巻でした。

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    2023年08月04日
  • 親と子 めおと相談屋奮闘記

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    帯を見て、ここで終わるの?と思ったら、よく見ると、今度からシリーズのタイトルが変わるだけみたいでした(笑)ミルクのない時代に捨てられた赤ちゃんを育てるの、大変ですよね。結果的にはそこで良い関係ができたんだけど。

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    2023年07月03日
  • からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)

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     読みえ終えるのに4週間かかった。面白くないわけではない。面白い。写楽正体の新しい説だ。あまり細かいところはわからないが、写楽は正体だけではなく作風の変化など色々な謎がある。そこをうまく説明できている。先に読んだ島田荘司の説(どこまで説にしたいのかは不明だが)の方がぶっ飛んでいて面白かった。そこまではぶっ飛んでいないにしても、飛んでいるが島田荘司説より有り得そうに思う。
     これは小説である。ノンフィクションではない。解釈に穴があってもこれはフィクションですから、と逃げられる。と同時に史実に疎いものとしては、どこからがフィクションなのか線引ができない。
     フィクションの形をとったノンフィクション

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    2023年06月03日
  • 新しい光 めおと相談屋奮闘記

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    毎回ほっこりしながらも、人生の機微が含まれ、考えさせれる内容のこのシリーズ。

    殺人事件などはほとんど出てこないシリーズであったが。
    今回は、友人となった武士が、自分の未来を奉行所のある男の策略で閉ざされ、復讐するために事件を起こし自裁。
    なんとも痛ましく重く暗い内容が含まれる。

    現代の生き方の問題も常にリンクするシリーズだけに、やるせないこんな場合を含ませたか?!

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    2023年02月19日
  • とんとん拍子 めおと相談屋奮闘記

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    ネタバレ

    三歳の時に高熱にうなされ、あることが判ってしまうようになり結婚することに後ろ向きになった女性からの相談。
    子供ができたことで30歳で初めて働き口を探す将棋指南所常連の髪結いの亭主からの相談の様なもの。
    女の子ながら将棋の腕前は上級のハツ、名人宗家の嫡男との勝負が途中で終わったままになってたが、突然現れた宗家嫡男と勝負の続きを行う。
    偽名で女性と付き合い、この女性しかいないと考えながらも思ったより早く女性が妊娠してしまい、喜ぶより戸惑ってしまい事件に関係してしまった将棋指南所の常連からの相談。

    以上4話。
    なんか長く続いてきたからか無理やり感が残った。特に4話目。理由はどうあれ人を傷つけた者へ

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    2023年02月16日
  • とんとん拍子 めおと相談屋奮闘記

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    202209/安定して楽しめるシリーズではあるけど、無理矢理に感じるところも増えてきた。人間違いで刺してしまった話とか、それでいいの?な展開で、もやもや。相談所の物語より、ハツ絡みの会所話のほうが自分は好み。

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    2022年12月14日
  • 風が吹く めおと相談屋奮闘記

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    相談屋の仕事2編と将棋会所のお話2編。
    腹違いの兄妹の話は、わざとらしくて後味もよくないが、猿回しの話は、久しぶりの動物からの依頼で面白かった。こういう信吾の異能が発揮される話はいい。
    将棋の話2編は、将棋の上達についてや勝負事の綾などが描かれていて興味深い。11歳の女棋士ハツは初々しくて気持ちがいい。信吾はあまりさかしらぶらないほうがいいな。今回はまだよかった。

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    2022年07月11日
  • 風が吹く めおと相談屋奮闘記

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    202201/シリーズ11作目。今回は第二回将棋大会の開催話が色々盛り込まれていて面白かった。そしてハツ・常吉の話や動物の話が多めなのもよかった。

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    2022年03月04日
  • からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)

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    特徴ある浮世絵デフォルメ満載の「役者絵」の作者「写楽」が何者か、謎に包まれていたのですね。その謎を逆手に取って、謎をますます深めたフィクションです。

    江戸時代中期、「出版社」の蔦屋重三郎がある人の絵の芸術性に惚れ込んで、役者絵を描かせて売り出そうと画策しました。その人とは身分高き元藩主。江戸時代、お殿様の趣味となれば、匿名希望はもちろん、プロ意識はどうだろうかとか、身分への遠慮など障害がたくさんあったでしょうけど、側近を巻き込んで「東洲斎写楽」という名で世に出そうとします。果たして成功するのか、という趣向です。

    これは浮世絵の話ですが「読み物」とて同じでしょう。趣味が高じだ人の作品を売りに

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    2022年01月02日
  • 寝乱れ姿 めおと相談屋奮闘記

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    表題の短編は、将棋をうちに来る客たちの身の上話で、ちょっとエロチック。単純な相談事でなく、いろいろなタイプの短編集だ。それはそれで面白いのだが、信吾が立ち廻りをしたり、動物と話したりする場面がばったりとなくなってしまったのが寂しいかな。嫁の波乃がこれからいろいろと活躍していくのは予想できる。それは楽しみかな。

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    2021年12月25日
  • 梟の来る庭 めおと相談屋奮闘記

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    よろず相談屋シリーズで10巻目、途中でめおと相談屋になって5巻目。マンネリ感は否めないが、それなりに題材を工夫して物語を繰り広げている。友人の恋、庭に来る梟との交流(信吾は動物と喋れるから)、警護を引き受けた話、波乃付の女中モトの話の4つ。ストレートな相談事じゃない話ばかりかな。信吾と波乃のいい人過ぎて、道徳ぽいところが鼻につくが、まあ面白い。モトの壮絶な過去も、伝聞だけで済まして穏やかに仕上げている。深刻にはしないんだよね。

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    2021年11月30日
  • なんて嫁だ めおと相談屋奮闘記

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    202110/よろず相談屋繁盛記シリーズ・めおと相談屋奮闘記シリーズ既刊全10作まとめて。毎回平積で新刊を見かけ気になっていたので読み始めることに。最初は、設定てんこ盛り(幼少時に大病、生き物の声が聞こえ会話できる、老舗料理店の長男、鎖双棍の使い手、相談屋と将棋会所を経営)だな~と思ったけど、主人公は勿論、登場人物達が生き生きと描写されているのでこの世界に入り込んで楽しめた。最初は使い物にならずぼんやりしてた小僧の成長ぶりやちゃっかりぶりも微笑ましい。相談事の内容や解決手法等、物語としてパッとしないものや偶然の産物だったりも多いし、自分の好みではない話(将棋会所で皆が艶話や与太話をただただ話す

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    2021年11月24日
  • 梟の来る庭 めおと相談屋奮闘記

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    202110/よろず相談屋繁盛記シリーズ・めおと相談屋奮闘記シリーズ既刊全10作まとめて。毎回平積で新刊を見かけ気になっていたので読み始めることに。最初は、設定てんこ盛り(幼少時に大病、生き物の声が聞こえ会話できる、老舗料理店の長男、鎖双棍の使い手、相談屋と将棋会所を経営)だな~と思ったけど、主人公は勿論、登場人物達が生き生きと描写されているのでこの世界に入り込んで楽しめた。最初は使い物にならずぼんやりしてた小僧の成長ぶりやちゃっかりぶりも微笑ましい。相談事の内容や解決手法等、物語としてパッとしないものや偶然の産物だったりも多いし、自分の好みではない話(将棋会所で皆が艶話や与太話をただただ話す

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    2021年11月24日
  • 寝乱れ姿 めおと相談屋奮闘記

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    202110/よろず相談屋繁盛記シリーズ・めおと相談屋奮闘記シリーズ既刊全10作まとめて。毎回平積で新刊を見かけ気になっていたので読み始めることに。最初は、設定てんこ盛り(幼少時に大病、生き物の声が聞こえ会話できる、老舗料理店の長男、鎖双棍の使い手、相談屋と将棋会所を経営)だな~と思ったけど、主人公は勿論、登場人物達が生き生きと描写されているのでこの世界に入り込んで楽しめた。最初は使い物にならずぼんやりしてた小僧の成長ぶりやちゃっかりぶりも微笑ましい。相談事の内容や解決手法等、物語としてパッとしないものや偶然の産物だったりも多いし、自分の好みではない話(将棋会所で皆が艶話や与太話をただただ話す

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    2021年11月24日