野口卓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
目次
・人は見掛けに
・渡らぬ狸の
・あれも人の子
・船は波間に
・騙し騙され
タイトルの「なんてやつだ」を見て、武者小路実篤の詩『うんどうぐつ』を思い出した。
3歳の孫と散歩に行こうと靴を履かせようとするのだが、靴が硬くてなかなか履かせられない。
「なんてくつだ!」と怒ると孫が「うんどうぐつ」という。
私は負けたと思った、という内容の詩。
今となってはネットでも探しきれないけれど、確かに中学校の頃国語で習った。
閑話休題。
主人公の信吾は、老舗料理屋の跡取り息子なのだが、3歳の時高熱が3日続いた後奇跡的に回復したのだが、そのために人には言えないが動物と話ができるようになった。
頭がよく、武術も堪能だが、時々記憶が欠ける時があるらしい。
そのため、店を継ぐのではなく、生きながらえた恩返しも兼ねてよろず相談屋として、人々の助けになりたいと思っている。
第一巻なので、両親を説得して独立したが、よろず相談屋に来るのは金にならない相談ばかり。
ようやく何とか、生活費稼ぎのための将棋会所で起こった問題を解決したことが、初めての相談料に繋がる、というところまで。
『よろず相談屋繁盛記』なんて、看板に偽りありやんか!
私自身、小学1年生の時に40度以上の高熱が一週間続いたことがあったので、信吾に親近感を抱いたけれど、動物と話はできないなあ。ちぇ。 -
Posted by ブクログ
めおと相談屋奮闘記シリーズも、早7巻目。
夫婦としての二人も、息がますますあってきた。
初めは箸にも棒にもかからなかったただの子供の、常吉も、今では奉公人としても、将棋が強くなりたいという気持ちも、自分から工夫を重ね、精進ができ、それに伴うように商人としての心構えができてきた。
今回は、常吉が初めての藪入りで、実家に帰る話。
不思議な風鈴が鳴る話。
立派な志を持ちながら真面目さゆえに頑なになっている医者の話。
そして最後は、将棋の上達本を依頼される話。
それぞれの逸話の中にも、考えさせられる言葉があって、毎回必ず心に響く言葉になるシリーズ。 -
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鏡の不思議
今回のお話は、鏡が持っている不思議さ、みたいな物が、多かったな。しかし、梟助さんは、物知りだなぁ。という事は、作者が、物知りという事なんだけれど(笑)
あっという間に、読んでしまった。続きは、でないのかな?まだまだ、読んでみたい。 -
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ふふふっ
じーんと心を打つ話、ふふっと笑える話、色々有ったけれど、最後の出来心が、一番良かったかな。落語を通しての愚翁と梟助の掛け合い が面白い。笑いの余韻が、いつまでも、お腹の中に残って、ふふふっと、出てくる。
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とうとう….….
楽しい話、悲しい話、恐ろしい話、色々有ったけれど、一番の衝撃的な話は、梟助の出自が、明らかになった話だろう。それも、思いもよらない所で。
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昔語りと….….
梟助は、鏡を磨ぎながら、自ら、話をしたり、相手の話を聞いてあげたりする。今回は、聞き手の話が、多かったかな。
何かの拍子に、鮮明に思い出される過去と、話し手の昔語りの中に潜む、様々な思い。各々が短編なので、余計に、余韻となって、心に響く。 -
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こんな話も、嫌いじゃない。
鏡磨ぎの梟助爺さんの話なのに、どうして、タイトルが、ご隠居さん?って、思っていたが、最後に、その理由が明かされる。
落語の小話の、寄せ集めのような、お話集。軍鶏侍も良かったけれど、ちょっと重く感じて来た所(合本版の半分くらい迄、読んだ)だったので、こういう、軽い小話で、一休み。