あらすじ
死期が近い人の姿が透けて見える女性。ヒモ暮らしからの脱却をはかる将棋会所の常連。人違いの刃傷沙汰で、実は刺されるはずだった男……。今日も信吾と波乃のもとに舞い込む驚くべき相談事。時に鮮やかに、たいていは話すうちにいつの間にか、事態は好転。物事を悪いほうへ考えがちなあなたも相談客よろしく、会話をしているだけで前向きな気持ちになれる、信吾と波乃夫婦の不思議な魅力にぜひ触れてみてください。読めば悩みも解決!! 痛快、爽快、青春時代小説。
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Posted by ブクログ
めおと相談屋奮闘記も回を重ねてますます生きのあった二人に。
今回は将棋会所に通ってくるお客さんからの相談が多い。
毎回、相談には真正面から、そして良くなるようにと明るく前を見るような話しぶりで、相手の悩みにそう信吾。
信吾自身の奇妙な体験に良く似ている女性の悩み。
髪結の女房から働かなくていいと紐のように暮らしていた男がその年上の女房に、初めて宿った赤子に、一念発起するお話。
願っていたような女性に出会うが、つい偽の名前で、付き合ってしまい、ボタンのかけ違いが、事件になってしまう男など。
毎回、胸に染みる深い言葉が為になる。
Posted by ブクログ
三歳の時に高熱にうなされ、あることが判ってしまうようになり結婚することに後ろ向きになった女性からの相談。
子供ができたことで30歳で初めて働き口を探す将棋指南所常連の髪結いの亭主からの相談の様なもの。
女の子ながら将棋の腕前は上級のハツ、名人宗家の嫡男との勝負が途中で終わったままになってたが、突然現れた宗家嫡男と勝負の続きを行う。
偽名で女性と付き合い、この女性しかいないと考えながらも思ったより早く女性が妊娠してしまい、喜ぶより戸惑ってしまい事件に関係してしまった将棋指南所の常連からの相談。
以上4話。
なんか長く続いてきたからか無理やり感が残った。特に4話目。理由はどうあれ人を傷つけた者への対応を何もしないのは考え物。