あらすじ
※本作品は、2020年11月6日~2022年7月19日まで配信していた『次から次へと めおと相談屋奮闘記』の再配信となります。重複購入にご注意ください。
江戸は下町、黒船町に相談屋と将棋会所を構える信吾。世の人の役に立ちたいと、19歳で料理屋の相続を放棄し独立。相手を取り込む生来の魅力と危機を切り抜ける機転で何とか続けられている。妻、波乃を迎え「めおと相談屋」とし、順風満帆、と思いきや……。若き夫婦が岡っ引の権六に世間の厳しさを教わる話、将棋会所の子供達が信吾にある交渉を持ちかける話など、今回も目が離せない痛快青春時代小説。
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シリーズを重ねる毎に益々面白くなるシリーズ!【女房喰い顛末】卑劣な武家相手に、どうする、信吾?と思いきや…権六親分の覚悟の落とし前!【将棋指し】席料値下げ交渉する子供達と対峙する信吾。「将棋は誰もが同じ立場で」どちらにもプラスになる解決。【付き纏う数】名前にまつわる数字に囚われた男!信吾まで囚われそうに…面白かった!【運も力だ】ワケありカップルの結婚に力添えする信吾と波乃。解決したのは…
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よろず相談屋繁盛記が5巻あって、めおと相談屋繫盛記と名前を変えて2巻目、計7巻目。信吾と波乃のめおとぶりも最初から息があっていて微笑ましいけど、調子よすぎる感はないでもない。どこかで一波乱ありそうで、これがないんだよね。まあ、話の面白さを愉しめばいい。嫁食いの話やら、新しい祝言の形やら、将棋会所に来る子どもたちとのやりとりだとか、いろいろ工夫して短編集を構成している。数字の話はいまいちだったが。さて、次巻はどう愉しませてくれるかな。
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202110/よろず相談屋繁盛記シリーズ・めおと相談屋奮闘記シリーズ既刊全10作まとめて。毎回平積で新刊を見かけ気になっていたので読み始めることに。最初は、設定てんこ盛り(幼少時に大病、生き物の声が聞こえ会話できる、老舗料理店の長男、鎖双棍の使い手、相談屋と将棋会所を経営)だな~と思ったけど、主人公は勿論、登場人物達が生き生きと描写されているのでこの世界に入り込んで楽しめた。最初は使い物にならずぼんやりしてた小僧の成長ぶりやちゃっかりぶりも微笑ましい。相談事の内容や解決手法等、物語としてパッとしないものや偶然の産物だったりも多いし、自分の好みではない話(将棋会所で皆が艶話や与太話をただただ話すだけとか)もあるし、時代物とはいえ書いている今の時代にそぐわない描写や設定も感じるけど、総じて面白かった。「主人公と話してたら何故か解決してしまう」のと同様、とらえどころのないなんかわからない面白さもあった。
よろず相談屋繁盛記シリーズ(なんてやつだ/まさかまさか/そりゃないよ/やってみなきゃ/あっけらかん)
めおと相談屋奮闘記シリーズ(なんて嫁だ/次から次へと/友の友は友だ/寝乱れ姿/梟の来る庭)
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一見怖い面差しだが、話せば意外に情けもろい岡っ引き。
権六親分が、旗本の「女房喰い」事件にからんで、入水自殺。事件のあまりの非道さにゴンロクは、その事件の当事者である口入れ屋を。。。と、何やら今までと違うお話。
子供たちが、弟にも習わせたく、必死で作戦を練って、席料値下げを目論むお話。
これも一風変わったテイスト、数、言葉の不思議な力を信じる常連客の、話を聞くことになった。。
『めおと相談屋』の看板に変えてからの初相談。
結果的には偶然からめでたしになるのだが、相談に対して一生懸命話を聞いたものの、何かを手出ししたわけでもなく、、、というお話。
今回の一冊は、今までのお話とは一風変わっているような。作者に何か心境の変化ありか。