あらすじ
※本作品は、2021年7月1日~2022年7月19日まで配信していた『寝乱れ姿 めおと相談屋奮闘記』の再配信となります。重複購入にご注意ください。
相談屋を訪れたのは「逆虎」と偽名を名乗る謎の男。信吾は彼に、巷で噂の非道な犯罪「女房喰い」の新たな手口について語った。後日、似たやり方で詐欺を企て捕まった男の年恰好は正に逆虎と一致。信吾は自身が語った内容が実際の犯罪を生んだのでは、と思い悩む(「さかとら」)。涙を誘う人情話あり、大人の艶話あり、そして妻波乃、初のひとり仕事も。毎度毎度の多彩な面白さで贈る、痛快青春時代小説!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表題の短編は、将棋をうちに来る客たちの身の上話で、ちょっとエロチック。単純な相談事でなく、いろいろなタイプの短編集だ。それはそれで面白いのだが、信吾が立ち廻りをしたり、動物と話したりする場面がばったりとなくなってしまったのが寂しいかな。嫁の波乃がこれからいろいろと活躍していくのは予想できる。それは楽しみかな。
Posted by ブクログ
202110/よろず相談屋繁盛記シリーズ・めおと相談屋奮闘記シリーズ既刊全10作まとめて。毎回平積で新刊を見かけ気になっていたので読み始めることに。最初は、設定てんこ盛り(幼少時に大病、生き物の声が聞こえ会話できる、老舗料理店の長男、鎖双棍の使い手、相談屋と将棋会所を経営)だな~と思ったけど、主人公は勿論、登場人物達が生き生きと描写されているのでこの世界に入り込んで楽しめた。最初は使い物にならずぼんやりしてた小僧の成長ぶりやちゃっかりぶりも微笑ましい。相談事の内容や解決手法等、物語としてパッとしないものや偶然の産物だったりも多いし、自分の好みではない話(将棋会所で皆が艶話や与太話をただただ話すだけとか)もあるし、時代物とはいえ書いている今の時代にそぐわない描写や設定も感じるけど、総じて面白かった。「主人公と話してたら何故か解決してしまう」のと同様、とらえどころのないなんかわからない面白さもあった。
よろず相談屋繁盛記シリーズ(なんてやつだ/まさかまさか/そりゃないよ/やってみなきゃ/あっけらかん)
めおと相談屋奮闘記シリーズ(なんて嫁だ/次から次へと/友の友は友だ/寝乱れ姿/梟の来る庭)