野口卓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みえ終えるのに4週間かかった。面白くないわけではない。面白い。写楽正体の新しい説だ。あまり細かいところはわからないが、写楽は正体だけではなく作風の変化など色々な謎がある。そこをうまく説明できている。先に読んだ島田荘司の説(どこまで説にしたいのかは不明だが)の方がぶっ飛んでいて面白かった。そこまではぶっ飛んでいないにしても、飛んでいるが島田荘司説より有り得そうに思う。
これは小説である。ノンフィクションではない。解釈に穴があってもこれはフィクションですから、と逃げられる。と同時に史実に疎いものとしては、どこからがフィクションなのか線引ができない。
フィクションの形をとったノンフィクションとして書かれたものか、ノンフィクションをイメージさせるフィクションなのか判別がつかない。という状態なので、考えながら読んだし、ノンフィクションの要素が入ってくるので理屈っぽい解説が多く、人間関係も複雑で、読み解くのに苦労して、小説として楽しめなかった。色恋沙汰がないのも、周辺が描かれていなので登場人物に人間味がない、立場だけの人物にしか見えないのもワクワクしなかった要因だろう。
面白い。ノンフィクションとして読んでしまい、でもワクワクしなかった。そんな小説だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ三歳の時に高熱にうなされ、あることが判ってしまうようになり結婚することに後ろ向きになった女性からの相談。
子供ができたことで30歳で初めて働き口を探す将棋指南所常連の髪結いの亭主からの相談の様なもの。
女の子ながら将棋の腕前は上級のハツ、名人宗家の嫡男との勝負が途中で終わったままになってたが、突然現れた宗家嫡男と勝負の続きを行う。
偽名で女性と付き合い、この女性しかいないと考えながらも思ったより早く女性が妊娠してしまい、喜ぶより戸惑ってしまい事件に関係してしまった将棋指南所の常連からの相談。
以上4話。
なんか長く続いてきたからか無理やり感が残った。特に4話目。理由はどうあれ人を傷つけた者への対応を何もしないのは考え物。