古舘春一のレビュー一覧
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最高の一言に尽きます。
やっと影山くんと日向との新しい速攻が完成して、変人コンビがまた再稼働しだして、各メンバーがさらなる成長を遂げようとしていて。
ツッキーの今後の成長が気になります。木兎さんと黒尾さんと出会ったことでツッキーの変わるきっかけができたことと、私の中でずっともやもやしていたお兄さんの関係に一区切りついた事にすごくホッとしました。
「そう…そうか」のセリフ。あのセリフが全てだと思います。ああ、僕は頑張って良いんだ、僕は、バレーが好きでいいんだなって。そんな気持ちが聞こえてくるようでした。
いよいよ次巻から春高予選が始まりますね。各学校の3年生がどうやって引退していくのか、青城や伊 -
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夏休みの東京合宿も折り返し地点へと差し掛かってきました。序盤は依然成長途中の烏野。しかし、後半になるにつれメキメキと成長をあらわにしていきます。
前巻ではできなかったことが少しずつ出来るようになってきて、まとまらなかったところがまとまってきて。
人ってこんなに短期間で成長出来るのか。
と思わず感心してしまうほど。
常に新しく。常に先を。言葉にするのは簡単だけど、それを実際に行うのはとてもすごいことです。でも、烏野の皆はやっちゃうんだろうな。これからも。
しかし、この巻は烏野の成長もいいですが、他校の良さもちゃんと出せているところがまた良い。音駒はもちろん、梟谷の木兎への対応がとてもツボでした。 -
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インターハイ予選に敗退し、音駒の誘いを受けて東京遠征にやってきた烏野高校。その遠征で「今までのではダメ」だと感じる日向。そんな日向の言葉に部員みんながそれぞれ新しいことを始めていきます。
烏養元監督の指導だったり、及川の影山への言葉だったり、それぞれが誰かしらに導かれて新しい力を手に入れようともがいていて、それでもやっぱり最初は全然まとまらない。でも、それが成長している過程なんだというのが読んでいてヒシヒシと伝わる。
なんかもう読んでいて胸が熱いです!
まとまらない。勝てない。でも止まってない。成長してる。変わってきている。
部員たちがそう感じるように読者の私も同じように感じて、「ああ、早く完 -
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常に醒めた態度で、周囲とは一線を引いている月島。彼がなぜ、情熱を傾けることに執着できないのか。その理由が語られます。
兄へ幼き憧憬を向け続けてきた幼少の月島。弟の眩しさ純粋さを、受け止めようともがき続ける兄。もがき続けた先に待っていたのは、残酷な実力の差。その事実を受け止めてはいても、幼き憧憬の前にさらけ出すことは出来ない。
事実がつきつけられたとき。それは兄にも弟にも、一番見て欲しくなかった、見たくなかった形で現れます。
兄がどんな気持ちで、自分に嘘をついたのか。それがわからないわけではない今の月島。理解はしても納得はしできないという心境。そうやって頭の中で考え続けて、考え続けて、答えを出