秦建日子のレビュー一覧

  • Change the World

    Posted by ブクログ

    結局はAIかい。世の中はたしかにおかしいし変えるべきだと思うけど、こんな未来の創り方じゃ夢も希望もありませーん。

    0
    2023年09月05日
  • Change the World

    Posted by ブクログ

    リアルさと荒唐無稽さの混じり具合が丁度いいエンタメで、一気に読んだ。
    続きがあるんだよね? 余韻と空白ある結末気取って、あとは読者の想像力におまかせ、はいくらなんでも丸投げすぎる。

    0
    2023年07月16日
  • 冤罪初心者 民間科学捜査員・桐野真衣

    Posted by ブクログ

    科学捜査が売りですが、犯罪の内容があまりに現実感がないのが残念。
    ダニの顔を見れば生息場所が分かるなんて特技はかなり面白いのになぁ。

    0
    2023年06月13日
  • サイレント・トーキョー And so this is Xmas

    Posted by ブクログ

    ジェットコースターのように息もつかせぬ一気読みさせる小説。
    結末がおざなりの感はあるものの、人物関係の深読みなど考えさせられ、楽しく読ませてもらった。
    しばらくこの作家を追いかけてみたいと思う。

    0
    2023年05月03日
  • Change the World

    Posted by ブクログ

     面白い❣ 
     面白いだけじゃない❣
     すぐにこんな世界がやってくる❣

     利己主義でエゴが強い、無知な人類が世界を滅ぼす❣

    0
    2023年04月30日
  • Change the World

    Posted by ブクログ

    損得なしに面白かった。
    映像化されるのを狙っているような場面展開。AIが人を支配するようになった世界観。新たな時代の幕開け?刑事コンビの軽妙さ。全てが緻密ニット考えられているなと思う。
    続編を期待したい。

    0
    2023年04月27日
  • ザーッと降って、からりと晴れて

    Posted by ブクログ

    脇役で登場していた人物が、主人公となって話が進む連続短編。キーワードは、「ニューカレドニア」
    読後、とても爽やかな気分になりました。

    0
    2023年04月06日
  • Change the World

    Posted by ブクログ

    ちょっと久しぶりだったかなー?の秦さん。
    夢中で読んだ!面白かった!

    ラストは賛否両論ありそうだけど、私はアリかなって感じでw

    ラストがめっちゃ好み、ってのはもちろん素敵なんだけど、最近は途中のドキドキやワクワク、ハラハラ…つまり、どれだけその世界に没頭させてくれるのか、も…いや、現実逃避かも知れませんが…www

    0
    2023年03月13日
  • 刑事 雪平夏見 アンフェアな国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    雪平夏見シリーズ第五弾。ひき逃げ事件の真実を求めて韓国にまで行っちゃうとは。はねられて危篤状態に陥った林堂、回復して欲しい。ようやく告白した安藤。雪平の返事は???

    0
    2022年12月23日
  • 刑事 雪平夏見 愛娘にさよならを

    Posted by ブクログ

    雪平夏見シリーズ第四弾。272ページと短め。でもシリーズ中では一番面白かった。無駄が無かった。やっぱりどんでん返し的展開ですが、伏線回収が徹底され、読後はなるほどなーでした。前作では撃たなかったのに、今回は撃った。被害者を出さないようにしてるんだな。娘さんとどうなるか、続編が気になります。

    0
    2022年12月18日
  • 冤罪初心者 民間科学捜査員・桐野真衣

    Posted by ブクログ

    「秦建日子」の民間科学捜査員を主人公としたシリーズ2作目『冤罪初心者 民間科学捜査員・桐野真衣』を読みました。

    『刑事 雪平夏見 愛娘にさよならを』、『ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!』、『ファイアマンの遺言』に続き「秦建日子」作品です。

    -----story-------------
    理系女子「桐野真衣」、科学を武器に謎に挑む!

    これは冤罪だ―民間科捜研に所属する理系女子「桐野真衣」は、被害者の傷の写真をみて確信した。
    なのになぜ容疑者のアジアからの出稼ぎ青年は罪を認めてしまうのか?
    変人揃いの同僚とともに捜査を続ける真衣は、極秘裏に捜査されていた「赤鼻のトナカイ連続殺人」に出くわす。
    すべてをつなぐ線とは。
    『アンフェア』原作者の新シリーズ第二弾。
    -----------------------

    本シリーズは、第1作目の『殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣』以来なので約3年振りですね、、、

    クリスマス・イブに南箱根にあるヤクザの別荘の庭園での銃撃戦の中、主人公の「桐野真衣」と「緋村数記」が、犯罪の証拠物を持ち出そうとして悪戦苦闘しているシーンから始まるという展開… プロローグから物語に引き込まれましたね。

    頸を折られ、鼻を鋭利な刃物で削ぎ落とされるという連続殺人、

    中学生「山木逸美」と謎の冷凍キャンディ、

    セレブ私立中学校での苛め、

    通り魔事件の容疑者として冤罪で逮捕されたアジアの小国ラープン出身の青年「フォン・ハロラ・ピレミン」、

    「緋村」と「朝倉」が開発した麻薬犬アプリ、

    麻薬密売に関するヤクザの抗争、

    「真衣」のリストラと婚活… 等々、

    関係なさそうな出来事が絡み合い、最後には関連する事件としてつながっていく展開が愉しめる作品でした、、、

    麻薬事件と連続殺人事件… この二つが、微妙に絡み合っていることと、娘の復讐のために父親が連続殺人犯の犯行と見せかけた殺害が、真相を判りにくくしていて、面白い展開になっていました。

    テンポが良く、飽きることなく興味が続く展開が「秦建日子」作品らしいですね… ちょっと哀しい結末が印象的でした、、、

    仏像が研ぐ石の役割を兼ねていたことや、貧しい国での内戦、同一人物の犯行に見せかけるための殺害方法… このあたりが、真相究明のヒントになっていましたね。

    エピローグでは、「真衣」の友人で、長期休暇中だった警視庁科学捜査官の若きエース「松島ゆかり」が帰国して、神田法科学捜査研究所への就職を希望するシーンで終わります、、、

    これって、きっと続篇があるってことですよね… 愉しみにしたいと思います。


    以下、主な登場人物です。

    「桐野真衣」
     神田法科学捜査研究所 科学捜査員

    「緋村数記」
     神田法科学捜査研究所 科学捜査員、チーフ

    「梅原幸太郎」
     神田法科学捜査研究所 所長

    「朝倉健太」
     神田法科学捜査研究所 科学捜査員

    「藤城誠一」
     警視庁捜査一課係長

    「盛敏明」
     警視庁鑑識課長

    「釜谷美沙」
     真衣のOL時代の友人 葬儀社勤務

    「松島ゆかり」
     警視庁科学捜査官 真衣の友人 長期休暇中

    0
    2022年11月07日
  • 刑事 雪平夏見 愛娘にさよならを

    Posted by ブクログ

    「秦建日子」の『刑事 雪平夏見 愛娘にさよならを』を読みました。

    「秦建日子」作品は、3年前に読んだ『殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣』以来ですね。

    -----story-------------
    「ひとごろし、がんばってください」―幼い字の手紙を読み終えると、男は温厚な夫婦を惨殺し、水に沈めた。
    残された「ひとごろし、がんばりました」というメッセージ。
    二ヶ月前の事件で負傷し、捜査二課を離れ、娘「美央」からも引き離された「雪平」は、娘への思いに揺れながら、再び捜査へ…。
    -----------------------

    「刑事・雪平夏見」シリーズの4作目… 本シリーズは、3年前に読んだシリーズ3作目の『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』以来なので久しぶりですね、、、

    本作品は、前作から約3か月後の物語… でも、読むのは3年振りなので、ちょっとずつ思い出しながら読みました。

    犯人から3発の銃弾を受けた「雪平夏見」は、体に後遺症が残り、刑事として復帰することは難しいと宣告され、捜査一課を離れる… 新しく上司になった「島津管理官」に自宅に誘われ、警察官人生で初めて同僚たちとの楽しい団らんの時を過ごすが、その帰り道、マンションの玄関で男とすれ違った「雪平」が、しばらく経ってから“刑事の勘”で島津家に戻ると、先刻すれ違った男に惨殺された「島津夫妻」の姿があった、、、

    「雪平」は犯人と格闘したものの、体にハンデを抱えていたため取り逃がしてしまう… 「山路捜査一課長」の理解もあり、元相棒の「安藤」の協力で独自に犯人を追うが、「島津夫妻」と同じような状態で殺され、同じメッセージが残された別の事件が2件発生する。

    また、犯行前に情報バラエティ番組『オオクラ昼ず!!』のコメンテーターで経済学者の「門田祐司」に事件を予告する手紙が届いており、その後、「門田」が何かに怯えていることから、3件の事件で殺された5人は、「門田」と何らかの関係のあると思われた… そして、3件の事件の犯人は目撃者等の証言から、それぞれ「野球のユニフォームを着た太った中年男」、「片足を引きずっている日雇い労働者の老人」、「ロック好きのモヒカン男」と思われ、その3人も「門田」と何らかの関係があると思われた、、、

    そして、事件の動機は、6年前に「門田」が妻「香苗」の連れ子を川の事故で亡くしてたことに遡っていく… 相変わらず仕掛けが巧妙で、どんでん返しが隠されていて、中だるみせず、一気に読ませる魅力がありましたね。

    殺害シーンの凄惨さを除けば、テンポが良く、愉しく読める作品でした… 「秦建日子」作品で、良く使われている演出ですが、物語の間に少女の独白が挿入されていて、これが真相解明のヒントになっているのですよねぇ、、、

    巧い具合に読者が微妙にミスリードする表現になっていて、最終章を読むまでは、少女が犯罪を促したようにも取れてしまうんですよね… 実際は、俳優として頑張っている父親への応援メッセージだったんですけどね。今回も騙されちゃいましたね。

    そして、またまた気になるのは「雪平」と愛娘「美央」の運命… 今回も、また「雪平」は銃を使って、被害者の身を護るのですが、、、

    これにより、きっと、二人の関係は距離が開いてしまうんですよね。

    そして大地震の勃発、、、

    気になります… 続篇を読むしかないですね。



    以下、主な登場人物です。

    ≪警視庁警務部≫

    「雪平 夏見(ゆきひら なつみ)」
     警視庁警務部監査官室、警部補。
     以前は捜査一課で検挙率一位を誇る刑事だったが、事件で受けた銃弾による内臓損傷で左腕に麻痺が残り、異動した。

    「島津 幸則(しまづ ゆきのり)」
     警視庁警務部監査官室管理官、警視。雪平の上司。
     妻・晴子と2人暮らしのマンションに雪平ら部下を招いた日に、何者かに殺害される。

    「島津 晴子(しまづ はるこ)」
     島津幸則の妻

    「藤川 紀子(ふじかわ のりこ)」
     警視庁警務部監査官室、警部補。


    ≪警視庁刑事部≫

    「安藤 一之(あんどう かずゆき)」
     警視庁刑事部捜査一課強行犯係。雪平の捜査一課時代の相棒。

    「林堂 航(りんどう わたる)」
     警視庁刑事部捜査一課強行犯係、警部補。

    「平岡 朋子(ひらおか ともこ)」
     警視庁刑事部捜査一課強行犯係。

    「山路 徹夫(やまじ てつお)」
     警視庁刑事部捜査一課、課長。

    「羽田 智夫(はだ ともお)」
     警視庁刑事部、部長。


    ≪事件関係者≫

    「門田 祐司(かどた ゆうじ)」
     経済学者。戸山大学准教授。『オオクラ昼ず!!』のコメンテーター。
     妻・香苗は妊娠中。過去に、香苗の連れ子を川の事故で亡くしている。

    「門田 香苗(かどた かなえ)」
     門田祐司の妻。

    「佐久間 健一(さくま けんいち)」
     大学病院勤務の小児科医。
     婚約者の川上美保とは6年前に結婚を延期し、一時は別れ話も出たが、再度の婚約に至った。

    「川上 美保(かわかみ みほ)」
     佐久間健一の婚約者

    「緒方 美津雄(おがた みつお)」
     小学校教諭。

    「鈴木 太郎(すずき たろう)」
     島津夫妻を殺害した、野球のユニフォームを着た小太りの中年男。

    「清水 年男(しみず としお)」
     片足を引きずっている日雇い労働者の老人。
     佐久間のマンションの向いのウィークリーマンションの住人。

    「袴田 稔(はかまだ みのる)」
     ロック好きの解体工。


    ≪その他≫

    「大倉 友秋(おおくら ともあき)」
     東日本テレビで平日の午後に放送されている情報バラエティ番組『オオクラ昼ず!!』のキャスター。

    「上居 雅和(かみい まさかず)」
     東日本テレビ『オオクラ昼ず!!』のプロデューサー。

    「谷中 絵里(たになか えり)」
     両国法律事務所の弁護士。美央の親権を巡って悩む雪平に島津が紹介した。

    「佐藤 美央(さとう みお)」
     雪平の娘。父・和夫が亡くなり、現在は祖父母と暮らしている。

    「佐藤 和明(さとう かずあき)・靖子(やすこ)」
     美央の父方の祖父母。
     疫病神である雪平を頑なに拒み、美央を佐藤家の養女にすることを持ちかけている。

    「佐藤 和夫(さとう かずお)」
     雪平夏見の元夫。故人。

    0
    2022年11月06日
  • ザーッと降って、からりと晴れて

    Posted by ブクログ

    あのアンフェアの作者が人間模様を描いた連作短編。一生懸命生きているけど、ちょっと不器用な人たちに起こる、小さな奇跡が連鎖して‥‥面白かった。でもすべての伏線が回収されたわけではないのが少し不満。もう少しスッキリ感が欲しい。

    0
    2022年08月06日
  • 殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣

    Posted by ブクログ

    民間の科学捜査研究所に勤務することになった桐野 真衣。婚約破棄、リストラなど、どん底からのスタート。
    奇人変人ばかりの職場で、果たして、やって行けるのか?

    着任早々、連続殺人事件に遭遇することに。
    科学的根拠をもとに、真実に迫るが、そこには意外な結末が待っていた。

    プロローグで、殺人者と2人でお茶を飲むという、あり得ないシーンの幕開けにハラハラしますが、エピローグで、プロローグと繋がり、殺人者が明らかとなりますが、何と何と...
    これには、驚きですね(O_O)

    0
    2022年07月10日
  • 殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣

    Posted by ブクログ

    「秦建日子」の民間科学捜査員を主人公とした新シリーズ『殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣』を読みました。

    『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』に続き「秦建日子」作品です。

    -----story-------------
    『アンフェア』著者による、待望の書き下ろし!

    婚約破棄された上に、ダニ研究の仕事までリストラされた「桐野真衣(32歳)」。
    どん底から飛び込んだ民間科学捜査研究所では、勤務早々から、顔に碁盤目の傷を残す連続殺人に遭遇する。
    変人の同僚に囲まれながら科学捜査で事件に迫るが、そこには意外な結末が―。
    -----------------------

    顔に碁盤目の傷を残す連続殺人… 殺害された人物の凄惨な姿を想像すると、イヤ~な気持ちになる物語でしたが、、、

    テンポが良く、意外と爽やかなエンディングだったので、死体を想像する場面を除けば、愉しく読めましたね。


    『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』でも使われていた演出ですが、、、

    第2章~第5章の始まりと最終章の最後に、某学校科学部の部活日誌が挿入されていて、真相解明のヒントになっているのですが、巧い具合に読者が微妙にミスリードする表現になっていて、最終章を読むまでは「狭山由海」が勤めるフリースクール科学部の部活日誌だと思い込んじゃいました。

    騙されちゃいましたね。


    第1章は、主人公の「桐野真衣」が殺人犯とお茶をするシーンから始まるのですが、これが叙述トリックで、殺人犯の性別が曖昧にしてあります。

    ここも、あえてミスリードするような表現が用いられていて、そこで固定観念を作ってしまうと、真犯人に辿りつけない展開になっています… まぁ、ミスリードした方が意外性があってイイかもしれませんけどね。

    この場面を最終章では、犯人の側から描いているのも面白い… このシーンで初めて、あーっ、こいつが犯人だったんだと気付かされました。

    いやぁ、意外な人物でしたね。

    巧みな叙述トリックが使われているので、映像化するのは難しそうです。


    本作品、神田法科学捜査研究所の特徴的なキャラクターがイイ感じ… シリーズ化してほしいですね。



    以下、主な登場人物です。

    桐野真衣
     神田法科学捜査研究所 科学捜査員

    緋村数記
     神田法科学捜査研究所 科学捜査員、チーフ

    梅原幸太郎
     神田法科学捜査研究所 所長

    朝倉健太
     神田法科学捜査研究所 科学捜査員

    松島ゆかり
     警視庁科学捜査研究所 科学捜査員

    藤城誠一
     警視庁捜査一課係長

    盛敏明
     警視庁鑑識課長

    飯塚憲一
     飯塚紡績社長

    狭山隆
     飯塚紡績営業部長

    狭山由海
     狭山隆の妻、フリースクール講師

    0
    2022年06月26日
  • 刑事 雪平夏見 殺してもいい命

    Posted by ブクログ

    「秦建日子」の『刑事・雪平夏見シリーズ』三作目『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』を読みました。

    アンフェアシリーズ第二弾映画化作品『アンフェア the answer』を観て、久しぶりに『刑事・雪平夏見シリーズ』を読みたくなりました。
    「秦建日子」作品は、昨年9月に読んだ『サマーレスキュー ~天空の診療所~ 』以来ですね。

    -----story-------------
    2004年12月、数々のヒットドラマを手がけてきた脚本家「秦建日子」氏によって、バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」という型破りな女性刑事「雪平夏見」を主人公とするミステリ『推理小説』が誕生しました。
    『アンフェア』というタイトルでドラマ化(関西テレビ・フジテレビ系/2006年1月~3月)されたこの作品は、06年に刊行されたシリーズ第2作『刑事 雪平夏見 アンフェアな月』と共に累計88万部を越えるベストセラーとなりました。
    映像で篠原涼子さんが演じた雪平夏見のクールな魅力は、今もご覧になった皆さんの脳裏に深く焼き付いているのではないでしょうか。
    そして2009年10月、ついにシリーズ第3作『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』が誕生します。

    シリーズ中、最も困難にして、最も哀しい事件の行く末とは?
    タイトル『殺してもいい命』に込められた思いとは?
    前作から実に3年、ずっと待っていて下さった読者の期待を裏切らない、そして単なるミステリの枠にとどまらない、心に沁みる作品です。

    多摩川の河川敷で男性の遺体が発見される。心臓の真上にはアイスピックが突き立てられ、口には細く丸め赤いリボンをかけた紙が突っ込まれていた。
    紙には、“フクロウ”を名乗る人物からの「殺人ビジネス始めます」 「20人殺したら引退」など連続殺人の宣戦布告とも取れる内容が書かれ、ご丁寧にも領収書まで一緒に入れてあった。
    「私こと佐藤和夫は、確かに、フクロウに殺されました」と……。
    殺されたのは、「雪平夏見」の離婚した元夫だった。
    手がかりを残さない“フクロウ”に、捜査はほとんど進展せず、「雪平」は相棒の「安藤」、「林堂」、「平岡」と共に捜査本部に知られればクビも免れない、許されざる方法で“フクロウ”を見つけようとする。
    -----------------------

    『刑事・雪平夏見シリーズ』は、5年前に読んだ『アンフェアな月―刑事 雪平夏見』以来… このシリーズは面白いので、期待して読みました。

    映画『アンフェア the answer』でも、「雪平夏見」の元夫「佐藤和夫」が殺人事件の被害者となるのですが、背景も動機も全く違い、映画と小説では全く別な展開になっているようですね。


    第1章から第3章までは、本編との関わりがありそうだけど、具体的な接点が不明確な挿話から始まります、、、

    読み進めていると、その3話が同一人物の幼少・少年・青年時代の逸話で、その人物こそが“フクロウ”ではないか… と思えてくる展開となっているのですが、それが読者への巧みな罠になっていて、読者は微妙にミスリードさせられてしまいます。
    (私はまんまと騙されてしまいました… )

    真犯人には近づくけれども… 微妙にズレた推理をさせられるので、終盤が近づいたところでどんでん返しがあって面白かったです。

    まさかのまさかの人物が真犯人、、、

    それを常にサポートし続けていた、ある人物… いやぁ、ホント意外だったな。


    カメラマン「永井隆」のストーカーとしての執拗な態度は、本当に嫌気がさしてきますが、、、

    ストーカーとして、更に一枚上手なのは、「雪平」の元夫「佐藤和夫」の再婚相手「由布子」でしたね… 怖っ!



    気になるのは「雪平」の愛娘「美央」の運命、、、

    自宅で眠っている「美央」に対し、犯人が「枕元にしゃがみこみ、あることをした。」となっており、

    銃撃戦の末、倒れた「雪平」が「美央」を心配した際、同僚が「詳しいことは言わなかった。」とある、

    えーっ、どうなっちゃったの!?と気になるままエンディング… 続篇を読めって、ことですかね。

    ホントに気になるなぁ。




    以下、主な登場人物です。

    ≪警視庁≫

    雪平 夏見(ゆきひら なつみ)
     捜査一課検挙率NO.1の“無駄に美人”な刑事。
     40歳。

    安藤 一之(あんどう かずゆき)
     捜査一課刑事。
     雪平の相棒。

    林堂 航(りんどう わたる)
     捜査一課強行班三係。
     2年前の幼女誘拐事件後に異動となった。

    平岡 朋子(ひらおか ともこ)
     捜査一課強行班三係。
     イブも正月も仕事を入れる。

    山路 徹夫(やまじ てつお)
     捜査一課長。

    沢井(さわい)
     捜査一課の刑事。

    島田(しまだ)
     捜査一課の刑事。

    鯰江 規雄(なまずえ のりお)
     玉川南署刑事。
     雪平とは同期で、彼女の結婚式にも出席した。
     実家は鍵屋。

    相田 紅彦(あいだ べにひこ)
     捜査二課警部補。ネット班のチーフ。
     40代半ば。
     緑と青のツートンカラーの派手な眼鏡をかけている。
     上司にも平気で突っかかる、雪平と似た部分がある。

    浜名(はまな)
     北品川署の警部補。

    小森(こもり)
     検死官。

    阿部(あべ)
     碑文谷署の巡査部長。

    ≪事件関係者≫

    小田 愛美(おだ まなみ)
     永井をストーカーで訴える。
     伯父は刑事部長の羽田。
     デザイン事務所に勤めている。

    永井 隆(ながい たかし)
     カメラマン。
     愛美の働くデザイン事務所で仕事をして以後、付きまとうようになる。

    迫田 勝(さこた まさる)
     迫田探偵事務所の所長。
     依頼されるのは8割方浮気調査。

    羽沼 弘毅(はぬま ひろき)
     30歳前後。
     表向きは小さな金融会社の社長。

    佐藤 和夫(さとう かずお)
     雪平の元夫。
     別の女性と再婚して間もなく、“フクロウ”に殺される。

    岩根 貴洋(いわね たかひろ)
     中堅家電メーカーの人事担当役員。
     リストラの実務を担当している。
     “フクロウ”に殺される。

    川手 桃子(かわで ももこ)
     猫の愛護ボランティア活動に勤しむグループのリーダー的存在。
     40歳、主婦。

    玉田 元(たまだ はじめ)
     平岡の元彼氏。
     金融マン。
     平岡が刑事だと知って別れたいと言った。

    佐藤 由布子(さとう ゆうこ)
     和夫の再婚相手。
     30歳。
     1年半ほどの交際を経て結婚した。
     雪平に美央と3人で暮らさないかと提案する。

    赤木 友江(あかぎ ともえ)
     4年前に雪平が射殺した少年の母親。
     修善寺温泉で住み込みの仲居として働いている。

    0
    2022年06月26日
  • ダーティ・ママ!

    Posted by ブクログ

    「秦建日子」のコメディータッチの警察小説『ダーティ・ママ!』を読みました。

    「秦建日子」作品は約4年前に読んだ『アンフェアな月―刑事 雪平夏見』以来ですね。

    -----story-------------
    シングルマザーで、子連れで、刑事ですが、何か?

    ――育児のグチをぶちまけながら、「高子」と「葵」の凸凹刑事コンビ+「橋蔵(1歳)」が事件解決へとひた走る! 
    爽快感120%の新シリーズ!
    -----------------------

    2012年1月~3月に日本テレビが「永作博美」主演でドラマ化した作品で、当時、何回か観たことがある作品… 本作はドラマ化される前の2010年に発行された作品です。

    以下の連作3篇で構成されており、ドラマの前半部分にあたる作品が収録されています。

     ■episode1 はじめてのダーティ・ママ
     ■episode2 ダーティ・ママは三度吐く
     ■episode3 父親参観日のダーティ・ママ

    小太りで中年女のシングルマザー「丸岡高子(マルコー)」(「永作博美」のイメージとは全く違いますが…)と、かつてソフトボールでオリンピック代表選手を目指していた長身の「長島葵」… そんな二人の凸凹コンビがスカッと事件を解決して行く警察小説なんですが、、、

    「高子」は、1歳の息子「橋蔵」を特製ベビーカーで連れながら刑事としての仕事をこなし、麻布南署刑事課で検挙率ナンバーワンの女性刑事、「葵」は、刑事としての手腕よりも「橋蔵」のベビーシッターとして期待されて刑事課に異動となった新米女性刑事… という全く現実味のない設定なのですが、そんな二人が気持ち良く事件を解決して行くので、テンポ良く愉しみながら読めましたね。


    『はじめてのダーティ・ママ』は、パート先企業の不正経理を知った主婦「冨田幸代」が事件に巻き込まれる物語、、、

    夫はリーマンショックで職を失い、息子は家計を手伝おうとして無理なバイトをして交通事故を起こしてしまい、経済的に苦しい状況に追い込まれた「幸代」は、一家離散を防ぐために上司に口止め料を求めるが、それにより命を狙われることに… 事件の背後に潜む、黒幕織を追い詰めることはできませんでしたが、凸凹コンビの活躍で「幸代」には平和な生活が戻ります。


    『ダーティ・ママは三度吐く』は、公園のトイレで頚動脈を切り裂かれた若い女性の死体が発見され、複数の容疑者の中から真犯人を突き止める物語、、、

    同棲中の男性と、その男性の妻が、容疑者として浮上するが、被害者の男性関係を洗い出すうちに別な容疑者が浮かび… 凸凹コンビが強引な捜査で真相を明らかにします。


    『父親参観日のダーティ・ママ』は、同日に発生した強盗事件と爆破予告事件が、強盗事件の犯人が爆破予告された幼稚園に逃げ込んだことから、両方の事件を並行して解決することになる物語、、、

    ドジな強盗犯人と大人びた幼稚園児の濃いキャラが面白かった… 爆破予告事件の真相が意外で面白かったですね。


    いずれの物語も「高子」の息子「橋蔵」の親権問題や、「葵」の「佐々木卓也」との恋物語を絡めながら語られているので、ドラマ化を意識したつくりになっている感じがしましたねぇ… でも、面白かったです。

    0
    2022年06月11日
  • 刑事 雪平夏見 アンフェアな月

    Posted by ブクログ

    「秦建日子」の『アンフェアな月―刑事 雪平夏見』を読みました。

    「篠原涼子」主演でテレビドラマ化された『アンフェア』の原作で、先日読んだ『推理小説』の続編です。

    -----story-------------
    生後三ヵ月の赤ん坊が誘拐された。
    錯乱状態の母親、具体的な要求をしない奇妙な誘拐犯、翻弄される捜査本部。
    そんな中、遺留品が発見された山中から掘り出されたものとは…バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」。
    ベストセラー『推理小説』に続く、刑事「雪平夏見」シリーズ第2弾。
    -----------------------

    前作同様にとても読みやすく、一気に読めましたね。

    でも、仕掛けは巧妙で、、、
    "最終章"でのどんでん返し、そして"エピローグ"で判明する真相… 誘拐については、もしかしたら狂言? という疑いを持ちながら読み進んでいたのですが、まさか、こんな結末とは。

    ふたつの事件が絡み合うことで物語が複雑化しているのですが、それが、すんなりと理解できるのは、作者の力量なんだろうなぁ。
    面白かった。

    あの場面に登場していたあの人物って、実はアイツだったんだ! というのが後からわかるような仕掛けになっているので、ちょっと騙された感じはありますけどね。
    それだけに映像化は難しいんだろうと思います。

    『雪平夏見』のキャラが、更に良くなっていますね。

    続編に期待です。

    0
    2022年04月04日
  • 殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣

    Posted by ブクログ

    この話、好きかもしれない。
    科学捜査には初心者の桐野真衣は、婚約を破棄され、仕事はリストラされ…それで、友人から紹介してもらった民間の科学捜査研究所に就職した。
    しかし、意外とこの仕事が向いていて、どんどんと成果をあげていく…が、警察の機関ではないので、独自の調査なので、なかなか聞いてはもらえない。
    それでも真実を明らかにしようという真衣のまっすぐな感じが気に入ってしまった!

    2022.3.9

    0
    2022年03月09日
  • 刑事 雪平夏見 アンフェアな国

    Posted by ブクログ

    テレビドラマのようです。シリーズもののようで、最初から読みたくなりました。それぞれにキャラクターが想像できそうで親近感がわきました。

    0
    2021年09月16日